新型ウイルス肺炎の懸念拡大!日経平均株価の23,000円割れは3カ月ぶり
LIMO / 2020年1月31日 7時20分
新型ウイルス肺炎の懸念拡大!日経平均株価の23,000円割れは3カ月ぶり
【東京株式市場】 2020年1月30日
株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅反落、終値は約3カ月ぶりに23,000円割れ
2020年1月30日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 22,977円(▲401円、▲1.7%) 大幅反落
TOPIX 1,674.7(▲25.1、▲1.5%) 大幅反落
東証マザーズ株価指数 811.7(▲26.0、▲3.1%) 大幅7日続落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:296、値下がり銘柄数:1,819、変わらず:40
値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
昨年来高値更新銘柄数:32、昨年来安値更新銘柄数:70
東証1部の出来高は13億6,771万株、売買代金は2兆5,135億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。前日に一旦和らいだ新型ウイルス肺炎の懸念が復活し、リスクオフモードが加速しました。
引き続き様子見スタンスの投資家も多かったようですが、大引け間際にTOPIXの浮動株比率見直しに伴う売買があり、結果的に出来高と売買代金を押し上げました。売買代金は2兆5,000億円超えの水準となっています。
そのような中、日経平均株価は再び大幅下落となりました。新型ウイルス肺炎懸念に加え、一部の決算発表銘柄も売り込まれた結果、後場の半ばには一時▲486円安まで下落する場面がありました。その後やや戻したものの、結局23,000円を割り込む大幅反落で引けています。
ちなみに、取引時間中に23,000円を割り込んだのは1月8日以来、終値で割り込むのは昨年11月1日以来です。
なお、TOPIXも同じような値動きで大幅反落となりました。
東証マザーズ株価指数は大幅7日続落、売買代金は9日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は9,183万株、売買代金978億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は1,000億円近くまで増加しましたが(9日連続の1,000億円割れ)、これらの大半が見切り売りや一部投げ売りに伴うものと考えられます。
また、株価指数は▲3%超安の急落となり、これで7日続落となりました。900ポイント回復どころか、800ポイント割れが近付きつつあるようです。
業績見通し下方修正のスクリーンHDがストップ安の大暴落、上方修正のアドバンテストも急落
個別銘柄では、主力大型株が総じて売られる中、とりわけ、ハイテク株の下落が際立ちました。前日の決算発表で通期業績予想を大幅下方修正したSCREENホールディングス(7735)は、終日売りが殺到して▲19%超安のストップ安で引けました。
また、通期業績予想を上方修正したアドバンテスト(6857)も、材料出尽くし感から売られて一時▲7%超安の急落となっています。
さらに、キヤノン(7751)、ローム(6963)、ルネサスエレクトロニクス(6723)がいずれも▲6%安に迫る急落となり、TDK(6762)、富士通(6702)、日立製作所(6501)、NEC(6701)なども軒並み大幅下落で引けました。
その他では、資生堂(4911)、コーセー(4922)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)などインバウンド関連銘柄も再び大幅安となったのが目を引きました。
一方、前日の決算発表で通期業績予想を上方修正したファナック(6954)が大きく値を上げ、堅調に推移したアステラス製薬(4503)とともに主力大型株では数少ない逆行高となりました。
また、スズキ(7269)やSUBARU(7270)など自動車株の一角も逆行高となりましたが、限定的な値動きに止まったようです。
新興市場(東証マザーズ)では、サンバイオ(4592)が大幅続落で連日の昨年来安値更新となり、そーせいグループ(4565)やミクシィ(2121)など時価総額の大きい銘柄が急落しました。
一方、メルカリ(4385)は小幅上昇ながら逆行高となり、ブライトパス・バイオ(4594)は一時ストップ高まで買われています。
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