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「一生独身」を選んだ3人の女性。どんな動機? お金の貯め方は?

LIMO / 2020年2月4日 20時20分

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「一生独身」を選んだ3人の女性。どんな動機? お金の貯め方は?

最近は結婚しない男女が増えているという話を耳にしますよね。結婚が絶対に必要というわけではありませんし、個人の楽しみや人生の喜びが多様化してきた現代らしい現象かもしれません。そこで今回は、「一生独身」を選択した3人の女性に、ライフプランと貯金の話を聞いてみました。

「アイドルとネコ」というブレない生き方

過去に筆者と同じ職場で派遣社員として働いていたAさんは、ライフプランに沿ったブレな人生を邁進している様子。職場での印象は、落ち着いて確実にミスなく仕事をこなす人でした。そんな彼女は、ある男性アイドルが大好きで、それだけが趣味だと言います。それでも、趣味を楽しむのにルールがありました。

「コンサートの遠征は年に2回までと決めている。ライブDVDも年1本まで。テレビを録画して繰り返し見ることで楽しむことが多く、それだけだったらお金を無駄に使うこともない」と言います。

彼女は定時で帰宅し、夕食を作って翌日のお弁当も作るという生活です。そのお弁当にはシンプルながらもバランスのよいおかずで彩られていました。

「休日は家にこもってテレビを見たり、ライブDVDを見返したりすることが多い。たまに同じアイドルが好きな仲間で集まって食事をするくらい。部屋を掃除したり、服を整理したりしているとあっという間に1日が終わるし、家にはネコがいるので退屈しない。ネコとアイドルだけで生きていける」とのこと。

彼女の話を聞いていると、毎日を丁寧に生きている感じがするのも特徴です。さらに「自分とネコが暮らしていけるだけのマンションを購入したから、そこで一生暮らす予定」といいます。

「正社員じゃないから、35歳までに1,000万円を貯めようと決めていた。その中から頭金を物件価格の半分くらい突っ込んで購入。あと数年で完済の予定。父は死んで母しかいないが、母も父が遺したお金で生活してくれる予定だし、一応死亡保険も入っているのでなんとかなりそう。結婚の予定も、したいという思いもない。親ももう結婚、結婚と言わなくなった」と笑顔で話してくれました。

彼女なりに出費にはいくつかのルールを設けていて、自炊とお弁当づくり、タンブラーで飲み物を持参するなど、窮屈にならない最低限の節約をしています。「自分には刺激的な生活よりも、毎日同じ出来事の繰り返し、のような人生のほうが合っている」と話す彼女は、住む場所を確保し、親の問題もクリアにして、着実に生涯独身の道を楽しんでいました。

「心の支え」のライフプランを実行し続ける

人材業界で働くBさんも、一生独身を決めた40代です。働き盛りで今は管理職を任されており、20人前後の部下がいます。彼女と話をしているだけで仕事がデキる人だというのが伝わってきますし、きちっとした性格なのもわかります。

そんな彼女は、自分の中の人生年表があると話します。「社会の教科書の巻末についている年表みたいに、自分のライフプランを年表化している。それは31歳のときに作ったもので、ちょうど結婚を考えていた相手と別れ、『もうわたし、結婚しないんだな』と思ったときに心の支えにしようと思って作った。今のところ、ほとんど計画通りに事が進んでいる」と微笑みます。

「40歳になるときには部長になろうと思っていた。わたしの男性上司が39で部長になったから、うちの会社の社風と自分の実績的に、遅くとも40では部長になれるだろうと踏んでいた。ほかにも、35歳までにマンションを買うとか、38歳までに2,000万円貯めるとか、45歳までにマンションのローンを完済するとか、いろんな計画を立てては年表に落とし込んでいる」と言います。

彼女の年表には、貯金、昇進、マンションの購入、ローンの返済、投資、親の介護のことなど、多岐にわたる項目がずらっと書かれていました。達成したものには緑のマーカーが引かれ、ほとんどの項目で計画通りに進んでいることがわかります。

「子どもがいないし、服とか化粧品にお金をかけるタイプでもない。こうしてみると自分って結構一人で生きていけるんだと感じるし、充実している。一生独身を決めてから、自分が強くなった気がする」と話してくれました。

投資を趣味にするという暮らし方

最後は、金融機関で働くCさん。彼女は「投資が趣味」と言うほど投資でお金をふやしています。「毎月手取りの25%は少なくとも貯金や投資に回していて、25%でマンションのローンを返している。30歳で家を買おうと心に決めていて、実際にマンションを買った。一人暮らしには広い部屋だけれど満足している」のだそう。

「ほかにも首都圏のJR駅から徒歩5分の好立地のところにマンションを持っていて、そこは人に貸して家賃収入を受け取っているところ。株も好きで、いまは30銘柄くらい保有している。ここ5年くらいはアメリカの株にも投資をしている」と話します。

「両親がすでに亡くなっているので、結婚をせかされることもないし、親の面倒を見る必要もない。だから大きな出費は今のところ予定になく、その点は安心して自分一人が暮らせるお金を貯蓄できる。今さら誰かと付き合うとか結婚することに興味もないし、子どもも自分にはいらないと思っている。人の子どもはかわいいけれど、自分にはちょっと荷が重いかな」と語るCさん。すでに3,000万円以上の資産を持っています。

「新卒からお金に興味があって、高収入な業界で働こうと思って金融機関を選んだ。今は管理職として厳しいけれども刺激をもらいながら働けている。このまま60歳まで働いて、そこからのんびり趣味を広げたり、旅行をしたりして楽しむ予定。最近は同い年で独身の友達男女4人で出かけたり、旅行したり、飲み会をやったりするのが楽しみ」と教えてくれました。

まとめ

彼女たちに話を聞いて、共通していると感じたのは自分で決めたルールは徹底して守るというところです。3人とも明確に「〇〇歳までに~しよう」という目標を持っていて、それを着実に達成していました。そういう姿勢こそ、彼女たちの一生独身計画にパワーを与えるものなのでしょう。また、3人ともお金に対してシビアに向き合っているのも印象的でした。もし独身を続けていくことを考えているのなら、参考にしてみてくださいね。

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