「貯金が1円もありません…」みんなのお金の悩みとは？

お金に関する悩みを抱えている人は、決して少なくありません。とはいえ「お金に困っている」なんて大っぴらには言いにくいですよね。そのため「もしかすると、こんなにお金に悩んでいるのは自分くらいかも…」と感じてしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、お金の悩みを抱えている方に、こっそり状況を聴いてみました！みなさん、どのような事情があるのでしょうか。

ついついお金を使ってしまい貯金が1円もありません

まずは正社員として働く、30代女性のAさんのケースです。「独身の正社員」と聞くと貯金があるイメージですが、実際はそうとも限らないようです。

「新卒で入社してから10年が経ちますが、未だに貯金がありません。よく周りが『全然貯金していない』と言っているのを耳にしますが、よく聞けば『ちょっとしかしていない』『目標額には程遠い』といった内容ばかり。でも私の場合は、本当に1円も貯金がないのです。

その原因は、自分の流されやすさにあると感じています。ランチに誘われたら断れないし、会社の飲み会には決まって出席。もうすぐ終電というタイミングでも、『次は二次会だ、タクシーがあるし大丈夫だよ』と言われたら従ってしまうんですよね。

他にも流行っている服をシーズンごとに買い揃えたり、話題のスポットには必ず足を運んだり…。こういった出費が積み重なって、給料日前には財布が空っぽになっているのが現状です」

借金返済に追われてて貯金が全くできません

続いては借金に追われて貯金どころではない、20代男性のBさんのケースです。どのような理由で借金を抱えてしまったのでしょうか。

「手取りの月収は25万円ほどですが、そのほとんどが借金の返済に消えています。大学の奨学金、自動車免許の教習代の分割払い、車のローン、通信講座の分割払いなど…。友達の結婚式が連続し、やむを得ずカードローンを利用したこともありました。

繰り上げ返済をしようにも、そんなお金はありません。転職も視野に入れていますが、残業が多すぎて転職活動をする気力さえ出ない毎日です。

実家に住んでいるので何とか生活できていますが、結婚なんて夢のまた夢…。いつになったらこの状況から脱却できるのか、不安でたまりません」

浪費癖があり収入以上の買い物をしてしまいます

借金の返済に追われる原因は、奨学金やローンだけではありません。なかには普段の買い物で、借金に苦しんでいる人もいるようです。自分自身の浪費癖に悩んでいる、20代男性のCさんのケースをみてみましょう。

「クレジットカードでつい買い過ぎてしまい、毎月の請求額が収入を上回っています。一括では返済できないので、数年前からリボ払いを利用することに。なんとか赤字にはなっていないものの、残高は減るどころか増える一方です。

このままではマズイと思ってはいますが、新作のゲームや好きなアーティストのグッズを見かけたら、つい買ってしまうんですよね。リボ払いで毎月の支払いが一定なので、使い過ぎている実感もありません。

動画や電子書籍などの有料サービスもクレジット払いで登録していますが、見直しもしないので何にいくら支払っているのか把握できていない状態です。リボ払いの返済が終わるのは、一体いつになることやら…」

まとめ

お金の悩みを抱えている人には、ついつい使ってしまったり、使いすぎている感覚がなくなってしまうなど、金銭管理がうまくできていない傾向が見られます。支出の状況を分析すれば、何にお金を使い過ぎているのかが掴めるはず。まずは買った内容をメモする、クレジットカードの明細をチェックするなど、お金に困ってしまう原因を明確にしましょう。

原因が分かっても浪費してしまう人は、先取り貯金をする、クレジットカードの利用を控えるなどの手段を検討してみるのもいいですよね。お金の使い方を変えると、お金の見方やお金に対する感覚が変わって、お金の流れにも変化が表れるかもしれませんよ。