「部下が仕事できない」と思ったら…上司が取るべき3つの行動とは
LIMO / 2020年2月10日 18時45分
「部下が仕事できない」と思ったら…上司が取るべき3つの行動とは
仕事ができない人が職場にいると、一緒に働いているだけでイライラしてしまいますよね。本人は真面目にやっているつもりでも、周囲から見れば「違う、そうじゃない!」と感じることも少なくありません。
このような「仕事ができない人」は、どこの職場にもいるものなのでしょうか。
身の回りにいる「仕事ができない人」たち
まずは部下や同僚に悩まされている人たちに、その状況を詳しく聞いてみましょう。
・「新入社員の指導係を任されました。最初の頃は慣れないことが多くて大変だろうと思い、『分からないことがあったら何でも聞いて』と言っておいたのですが…。それを真に受けたのか、同じことを何度も質問してきます。
しかもこっちが説明しているのに、『あ、そういえばここも分からなくって…』と遮ってくる場面も。1回の説明で覚えようとしない、最後まで聞かない部下を相手にしていると、いつも以上に疲れを感じます」
・「よく『人一倍仕事をして認めてもらいたい』と言っている同僚がいます。確かに彼は毎日夜遅くまで残業をしているのですが…。彼の作業スピードは、他の人よりかなり遅いんですよね。つまり他の人が定時までに終わらせている量を、ただ時間をかけて取り組んでいるだけの状態です。
それにもかかわらず、なぜか彼はミスをしてばかり。そのフォローをするため、他の人の時間まで奪っています。こんな状況なのに本人は『今月は頑張りすぎちゃったなぁ』と満足気。自分の仕事の遅さやミスの多さに気づいていない様子に、見ているこっちがイライラしてしまいます」
・「ペアで働いている部下は決して謝らず、言い訳ばかりするタイプ。『今日までの報告書は?』と聞いても、『先方の返事が遅かったので、僕の作業時間が足りなくなって…』と聞いてもいない事情を説明しだします。
思わず『つまり間に合わないってことだよね?』と聞き返すと、『でも別の報告書は完成しています』と答えになっていない返事ばかり。もう『いや、そうじゃなくて…』と言う気力さえありません」
何度も同じことを質問してきたり、仕事のスピードが遅いけれどそれに気づいていない同僚、そして言い訳ばかりする部下など、仕事をするといろいろな人がいるものです。関わるだけで疲れてしまったりイライラすることも多いようですね。
上司としてどう接するべきか
このような言動を繰り返す部下には、どう接するべきなのでしょうか。接し方や配慮するべき点などポイントを3つ紹介します。
ポイント1 部下の意見を聞き入れる
「まずは部下の意見を最後まで聞き、受け入れるようにしています。そのあと、『君の考えは分かった。ここは理解できるけどここはこうすべきだ』と返すのです。話を聞く態度を示すことで、部下がいいアイデアを出してくれることもありますよ」
ポイント2 叱りたくなったら時間をおく
「部下を叱りたくなった時は、あえて少し時間を置いてから指導します。そうでないと、感情的な口調になってしまいますからね。常に冷静に接するうちに、部下にイライラする回数も減っていきました」
ポイント3 理論的に説明する
「こちらの意見に部下が納得していない様子なら、より理論的な説明をするよう意識しています。『これが会社のルールだ』『上司の言うことが聞けないのか』といった言い方だと、部下の信頼を失ってしまいますし、パワハラにもなりかねません。なぜ部下の提案を採用できないのか、どういった経緯でルールが作られたのかなど根本的なことを伝え、理解してもらえるように努めていますよ」
仕事ができる・できないに関わらず、相手の意見に耳を傾けてそれを認めることが大切でしょう。また叱るときには、少し時間を置いて自分自身をクールダウンさせることで、冷静になれるのかもしれません。
まとめ
人の話を聞かない、作業スピードが遅い、言い訳ばかり並べるなど、仕事ができない人は多くの職場に存在しているようです。ときにはミスをしてしまい、そのフォローのために職場全体に迷惑をかけるケースも少なくありません。反省の色が見えない本人の様子を見ていると、ストレスを溜めてしまうのも無理はないでしょう。
とはいえ高圧的な態度で対応していると、お互いの間に溝が深まってしまうばかりです。一方的に否定する、怒りに任せて叱るといった行動は避け、冷静かつ理論的に指導するように心がけましょう。部下が納得するような言動をして適切なコミュニケーションをとることが、部下からの信頼にも繋がりますよ。
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