1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

平成と令和の貯蓄差はマイナス100万円!?単身世帯が貯金を増やす4つのコツとは

LIMO / 2020年2月6日 19時15分

写真

平成と令和の貯蓄差はマイナス100万円!?単身世帯が貯金を増やす4つのコツとは

令和2年が始まってから、早くも1カ月が過ぎました。「今年こそ、〇〇円貯金する!」といった目標を立てた人もいるかもしれません。

でも、もうすでに挫折気味…な人もいるのでは?貯金を増やせる人には決まった傾向があります。今回は、貯金の目安金額や今すぐできる習慣をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

貯金の目安はいくら?

まずは、貯金の目安はいくらであるか考えてみましょう。2019年11月に金融広報中央委員会(知るぽると)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和元年(2019年)調査結果(https://www.shiruporuto.jp/public/check/style/yoron/tanshin/2019/)」によると、金融資産の保有額は以下の平均値と中央値(データを大きい[小さい]順に並べたとき真ん中にくる数値のこと)が示されています。(表「2018~19年の金融資産平均・中央値(単身世帯)」を参照)

(/mwimgs/0/5/-/img_05f767fa56e84788f675180df1a4ce439225.png)

拡大する(/mwimgs/0/5/-/img_05f767fa56e84788f675180df1a4ce439225.png)

2018~19年の金融資産平均・中央値(単身世帯)(金融広報中央委員会の資料を参考に編集部作成)

2019年の調査では、金融資産の保有額は平均645万円です。2018年では平均744万円だったことから、100万円近く減少していることが分かります。このうち「預貯金」は2018年が310万円、2019年が285万円となっています。

また、平均値は一部の富裕層が金額を引き上げているので、平均値以外にも中央値も確認しましょう。同じ調査で公表された中央値は45万円です

ここから、貯金の目安を年間45万円に設定し、貯められるよう目標を立ててみましょう。

※ここでいう「金融資産」とは、家計が保有する金融商品のうち、貴金属や現金、事業のために保有している金融商品、預貯金のうち日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分を除いた「運用のため、または将来に備えて保有している部分」となっています。

【参考】
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和元年調査結果(https://www.shiruporuto.jp/public/check/style/yoron/tanshin/2019/)」金融広報中央委員会

押さえておきたい!貯金を増やす4つのコツ

貯金を増やす基本的なコツを確認してみましょう。小さな習慣の変化が、貯金を増やすことにつながります。

1.日頃の支出を見直す

最初に自身の日頃の支出を見直してみましょう。生活に必要な費用以外に、無駄なお金をかけていないか点検するのです。外食や友人知人との交際費、スマートフォン(スマホ)の有料サービス代、使っていない自家用車の駐車場代…など、無駄を挙げればキリがありません。

外食の支出を減らしたいならば、仕事中の昼食を自宅からお弁当を持参して済ませるよう心掛ければ無駄を省けるます。スマホの有料サービス代も同様で、契約当初から自動で加入したまま放置している場合があります。無駄な契約をしていないか確認するだけで手元に残るお金が増えますよ。

2.レシートや請求書は目を通す

商品やサービスを利用した際に、レシートもしくは請求書に必ず目を通す癖を身につけましょう。必要な部分にお金を使えているかを知る指標となります。

例としてはスマホの有料サービスが挙げられます。使用契約を結んだ際に「あんしん保証」などと銘打たれた項目や、音楽や書籍の「〇〇し放題」サービスを使わずに契約したままになっていないか、請求書を確認してみましょう。

3.目標を決めて先に月々の貯金分を確保

あらかじめ、目標の貯金額を決めておくと貯金がしやすくなります。「年単位で合計いくらを目標に貯金する」といった目標を定めて、「月々いくらを先に給与から確保しておく」などのルールを決めて取り組むと簡単です。

先述した調査結果(中央値)より、貯金の目標額を年間45万円に設定したとすると、月3万8000円は貯金したいところ。「いや、1年で100万円は貯めたい!」と目標設定すると、月8万円以上貯金しなければならず、いきなりは難しいかもしれません。挫折せず、続けられるような目標額を設定するようにしてみましょう。

また、先に確保したお金は、通常使っている銀行口座以外に貯金専用の口座を用意して振り替えましょう。簡単に手を付けられないようにしておけば、無駄遣いをせず安定して貯金を増やせます。

4.銀行口座を目的別に用意する

貯金の目的別に銀行口座を用意すると、明確に貯金を積み上げられるでしょう。

例えば、マイホーム購入の資金や子どもの教育費、老後の生活費などです。最初から目的別に分けて貯金をするので、必要な金額に対しての不足分が一目で確認できます。目的を明確にせずおおまかに貯金をした場合、無駄な支出をして十分な貯金ができないデメリットがあるのです。

目標と目的を明確にして効率よく貯金を

漠然とした目標や目的では貯金を増やせません。先々を見据えた目標設定を心掛け、貯金に必要な行動を欠かさず継続してみましょう。日々の生活で「無駄になっているな…」と感じる行動パターンをやめ、目標をもって生活してみることをおすすめします。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください