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親による支配…「自分の感情を押し殺して従った」苦しい過去を持つ3人の過去

LIMO / 2020年2月10日 19時50分

親による支配…「自分の感情を押し殺して従った」苦しい過去を持つ3人の過去

親による支配…「自分の感情を押し殺して従った」苦しい過去を持つ3人の過去

理想的な親子関係といえば、仲が良くお互いに信用しているような姿が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、すべての親子がそのような関係というわけではありません。

なかには、親に支配され、幼い頃から苦しんできたという人も。では、一体どのような苦悩を抱えてきたのでしょうか。そんな親のもとで育った3人に、過去を振り返ってもらいました。

否定され続けてきたAさん

まずは、自分の意見をほとんど押し殺す人生を歩んできたAさん(20代男性)のケースです。その背景には、否定ばかりする親が存在していました。

「うちの親は、とにかく否定ばかりするタイプ。ピアノを習いたいといえば『男ならスポーツをしろ』と却下され、『サッカー部に入りたい』といえば『父さんと同じ野球部にしろ』と否定され、進学先は『そこはダメだ、あの大学にしろ』と指定されました。今思えば、自分の感情を押し殺して従っていましたね。

そんな僕も、ついに社会人に。もう限界を感じていたので、親の反対を押し切って一人暮らしを始めました。案の定、帰省する度に『親元を離れるなんて親不孝だ』『はやくこっちで働きなさい』と言ってきます。でも、ようやく自分の意志で動ける現状に満足していますよ」

出産時にまで振り回されたBさん

続いては、感情の起伏が激しい母親のもとで育ったBさん(30代女性)のケースをみてみましょう。その状態は幼少期だけでなく、大人になった後も続いているようです。

「昔から、突然ヒステリックに怒りだす母親に振り回されていました。些細なことでスイッチが入り、手に負えない状態になるのです。小学生の私に対して、『うちの子じゃない!出ていけ!』なんて罵声を浴びせる場面もありましたよ。そのため、社会人になってからは距離を置いていました。

そんな私も子どもを授かり、里帰りをすることに。『さすがに、もう母親も落ち着いただろう』と思っていたのです。しかし…もうすぐ出産予定日というタイミングで、突然母親の怒りが爆発!『よく考えれば、あなたの子育てを手伝う義務はないわ!』と実家を追い出されたのです。

『この人はまだ変わってなかったのか』と実感しつつ、出産までは急遽ホテルに滞在しました。出産を終えた後からは、ほとんど連絡をとっていません」

ヘリコプターペアレンツのもとで育ったCさん

最後は、ヘリコプターペアレンツに育てられたCさん(20代男性)のケースです。これは、子どもを悪影響なものに関わらせたくない、自分の管理下に置いておきたいという思いのあまり、子どもの頭上でホバリングをするかのように監視している親のこと。では、その具体例をのぞいてみましょう。

「テレビや習いごと、友人関係に至るまで、ほとんど親の言いなりになっていました。『木登りなんて危ない』『あの子は言葉遣いが悪いから話しちゃダメ』と、思うように遊べない日々。みんなが1人で通っている塾にも、ずっと親が送迎していました。

そのせいか、人間関係を築くことが苦手になってしまいました。親の意見にばかり従ってきたので、一歩踏み出す勇気が出ないのです。親としては『子どもを守ってあげたい』という気持ちなのだと思いますが、かえって自立の妨げになるのでは…と感じますね」

まとめ

こうみると、支配する親にもさまざまなパターンが存在するようです。子どもの意見をなんでも否定する、感情の起伏で子どもを振り回す、いつまでも親の監視下に置いておく…。このような親に関わり続けていると、ストレスがどんどん蓄積されていくでしょう。

つらい時には、親との距離をあけてみるのも1つの選択肢です。「帰省する回数を減らす」「メールでのやりとりだけにする」など、自分の負担にならない程度に関わってみては。罪悪感を背負わない、ほどよい距離感を掴んでくださいね。

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