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婚活貧乏になった人が思う、「お金をかけても実らない婚活」とは

LIMO / 2020年2月9日 19時15分

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婚活貧乏になった人が思う、「お金をかけても実らない婚活」とは

考えておきたい、おひとりさまの老後資金

本格的な婚活には、何かと出費が伴うもの。婚活を始めてから、「こんなにお金がかかるなんて…」と気が付くケースも珍しくありません。「これで結婚ができるかも」と思うと、つい財布の紐が緩んでしまうこともあるでしょう。

たしかに、積極的な活動は結婚のチャンスを増やせるかもしれません。しかし、なかには「お金を費やしすぎて、婚活貧乏になってしまった人」もいるようです。

一体どのような経緯で、そのような状況に陥ってしまったのでしょうか。事情を詳しく聞いたところ、婚活難民になりやすい人の特徴も浮き彫りになりました。

出会いの数にこだわり過ぎる

「結婚相談所に入会し、何十人もの人とお見合いをしました。しかし、『性格はいいけど収入面が不安』『爽やかだけど、もっと背の高い人がいい』など、みんなどこか惜しい人ばかり。徐々に『今度こそ素敵な人と出会えるかも』という思いが強くなり、毎週のようにセッティングしてもらっていました。

もちろん、セッティングをすればするほど料金もかさんでいきます。そのせいで『こんなにお金をかけているんだから、妥協はしたくない』と意地になってしまい、時間だけが過ぎていきました。

結局、40代になった今でも結婚は決まらないまま。婚活に費やしたお金は、トータルで100万円を超えています。今思えば、出会いの数にこだわりすぎて、男性側が自分をどう捉えているのかを考えていませんでした。もっと若いうちに自分に見合った人を見極めていれば、婚活貧乏にならずに済んだかもしれません」

たくさんの人に出会うほど、いい人に巡り合う可能性が高まるとは限りません。婚活がうまく行かない時は、さらにお金をかける前に一度立ち止まってみては。自分を客観的に見てみると、「理想が高すぎた」「1人1人に向かい合っていなかった」と気が付けるかもしれませんよ。

恋愛運に頼ってしまう

私が結婚できないのは、恋愛運が低いからだと思い込んでいました。そのため、縁結びスポットの情報を聞くたびに足を運ぶ毎日。週末には遠出をして、ホテルに泊まることもありました。その宿泊費や交通費は、これまでコツコツと貯めた貯金から捻出していました。

そんな婚活を続けていた結果、今ではほとんど貯金が残っていません。そして、残っているのは大量の恋愛運アップのアイテムばかり…。最近では独身を貫く人生も視野に入れていますが、老後資金が不足しそうで不安です」

婚活中は、「恋愛運」という言葉に魅力を感じてしまうもの。恋愛運が上がると聞けば、ついお金を費やしてしまう人もいることでしょう。

しかし、縁結びスポットに行けば必ず良縁があるとも言い切れませんし、行く回数を増やせば自分に合った良い人と出会える可能性が上がるのかというと、それもまた分からないことです。貯金を婚活に充てる際は、今後の生活に支障がない範囲に抑えておきましょう。

デートの楽しさにハマってしまう

「いろんな男性と食事に行き、その度に数千円の飲食代を支払っていました。2回目に繋がったときは、遊園地や映画館に遊びに行くことも。デート自体は楽しかったのですが、どんどん支出が膨らんでいきました。

私が利用していたのは、女性が無料で利用できる婚活アプリ。そのため、婚活にお金を費やしている意識がなく、デート代をあまり深く考えていなかったのです。その後も結婚まで発展する人は訪れず、今もなおデート代が飛んでいく一方…。貯金をする余裕も、結婚できる気配もありません」

デートに夢中になりすぎて、ついハマってしまうケースも珍しくありません。1回あたりの出費は数千円でも、回数が重なれば数万円以上の出費になります。また、デート用の服や化粧品の購入費、美容院代などもかさんでいきます。デートをして相手との相性を見極めることは大切ですが、「結婚に近づけているのか」という点も考えておきたいところですね。

考えておきたい、おひとりさまの老後資金

現在は婚活中でも、「いい出会いがなかった」「やっぱり結婚はしなくても良いと思った」など、様々な理由でおひとりさまを選択する場合もあると思います。
おひとりさまを決意した時に不安になるのが「老後資金」。いったいいくらくらい必要なのでしょうか。

総務省統計局の『家計調査報告(家計収支編)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/gaikyo/pdf/gk02.pdf)』によると、高齢単身無職世帯(60歳以上の単身無職世帯)の可処分所得は月11万933円、消費支出は月14万9,603円となっています。

毎月3万8,000円が赤字となりますので、年間約46万円の貯蓄があると安心です。65歳で定年退職した場合は、90歳までなら約1,160万円、100歳までを想定すると約1,600万円の貯蓄が必要だと考えておいた方が良いでしょう。

まとめ

婚活貧乏に陥らないためには、自分の言動を客観的に見ることが大切です。度重なるデートや縁結びスポットにお金を費やしている方は、「本当に意味のあるお金の使い方なのか」と振り返ってみましょう。自分に見合った相手や貯金しておくべき金額を改めて考えたうえで、後悔のない婚活をしてくださいね。

【参考】
『家計調査報告(家計収支編)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/gaikyo/pdf/gk02.pdf)』総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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