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お金持ち体質と貧乏体質の人の「娯楽」の差とは?

LIMO / 2020年2月10日 19時45分

お金持ち体質と貧乏体質の人の「娯楽」の差とは?

お金持ち体質と貧乏体質の人の「娯楽」の差とは?

お金持ち体質と貧乏体質の人にとっての「娯楽」はまったく異なります

ここで言うお金持ち体質とは、収入や資産ベースで「具体的にこの金額以上の資産を持っている人」というものではなく、「新たなキャッシュフローや資産のストックと結びつく要素を持っている人」を指しています。

職業柄、お金持ちの方々とビジネスをさせていただく機会を多くいただくので、個人的体験も踏まえてご紹介します。

投資する人とギャンブルする人

言い尽くされていることですが、お金持ち体質の人は投資をし、そうでない人はギャンブルをします。ギャンブルと言えば「宝くじ」や「競輪競馬」「パチンコ」などを連想しますが、最近ではそうではないケースも有るように感じます。

「年金問題」などが話題に上がり、人口減少や少子高齢化が懸念されていることで「投資をしましょう!」という呼び掛けがなされるようになりました。それまで資産運用に関心がなかった人も、「傍観者からプレーヤーへ」転身する姿が見られますが、資産運用という投資をするべきステージでも、うまくいかない人は「ギャンブル」をしているのです

多くの人に買われている人気銘柄を、すでに価格が高騰しているにも関わらず一度に大量に買い、「上がってくれ!頼む!」とお祈りをしているような状況です。

投資とは本来、期待値や大数の法則といった統計を考慮したゲームですから、そこを理解せずに割高の銘柄を買った後に「上がってくれ!」と祈るのは、宝くじを買ってお祈りをするのとあまり変わりません。投資のプレーヤーとして参加したのに、結果的にギャンブラーになっているわけです。

「運試しそのものを楽しんでいる」というなら問題はないのですが、「資産を増やしたい」という思いで挑戦するなら、ギャンブラーではなく投資家になるべきではないでしょうか。

うまくいかない人の運試し・他力本願の姿勢は、自己投資ができないなど、あらゆる場面で出てしまいます。

実務家と評論家

うまくいく人は実務家で、そうでない人は評論家です。

飲み屋へ行くと、よく「自分がうまくいかないのは会社が悪い。政府が悪い」と人のせいにする人の「愚痴」が聞こえてくることがあります。しかし、この姿勢は子供が親に駄々をこねているのと変わらない稚拙な態度だといつも感じてしまいます。

文句を言っている人は、社会のシステムに成人になるまで健康に育てられ、会社から給与をもらって生活ができています。そうした恩を忘れ、文句をつけやすいことばかりを言っているのです。

確かにこの国は問題を抱えている部分があるのは間違いありません。どの会社も課題を抱えているでしょう。しかし、世の中問題を抱えていない国や会社はありませんから、「不満のない世界」などユートピアであり、そうした人は不満を言いながら世の中に存在しない理想郷を夢見ながら時間を過ごすことになるでしょう。

うまくいく人は愚痴を言う暇があれば行動をします。国や会社の改善を待つより、自分が行動をするほうが圧倒的に早く、自分が行動するほうが一日も早くリターンを得ることができるからです。愚痴ばかりいうことがエンタメになっている批評家ではなく、行動をする実務家を目指す方が豊かになれるのです。

興味の対象が自分か、他人か

ネットを見ていると「炎上」と呼ばれる批判が起こっていることがあります。

「そんな収入で専業主婦を志望するなんておこがましい」
「おじさんのクセに若い子と結婚を希望するなんて図々しすぎる!」
「お金の使い方が下品」
「若いくせにケシカラン」

など、他人の事情に熱を上げる人を見ることが少なくないのです。

個人的な感覚では、うまくいく人は他人のことに興味を持っていないと感じます。なぜなら自己研鑽や、自分のビジネスに忙しいからです。

ここでいう「他人に興味がない」というのは他者への価値提供など考えない、という意味ではありません。ビジネスは他者の問題や悩みの解決ですから、その部分にのみコミットをするべきであって、他人の家事情などに首を突っ込むのとはまったく別の問題なのです。

さらにビジネスは自社の発展だけを考えても、結果的に売れるために商品やサービスが洗練されることになり、顧客はメリットを享受できますし、納税をすることで社会貢献にもなります。

他人に批判やお説教をして炎上の渦に加わる人は、「ゴシップ」をエンタメとして楽しんでいるように思えます。いい憂さ晴らしになっているのは良いのですが、その分自分を高めることにリソースを割くことができませんから、ドンドン前へ進む人とは差がついてしまう一方であると感じてしまうのです。

このように、うまくいく人とそうでない人の「娯楽・エンタメ」は対極の位置にあるように思えます。

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