サラリーマンのランチ代はどれくらい? 貧乏体質に陥る人の3つの危ない金銭感覚
LIMO / 2020年2月14日 11時20分
サラリーマンのランチ代はどれくらい? 貧乏体質に陥る人の3つの危ない金銭感覚
「金銭感覚」という言葉はよく用いられますし、金銭感覚がおかしいと苦労するであろうことは、多くの人がなんとなく理解しています。
しかし、金銭感覚という言葉は非常にあいまいなものであり、具体的にどのような出費にどれぐらいのお金を使うと「金銭感覚がおかしい」と言われてしまうのかが、ハッキリしていないということもあるでしょう。
自分としては真っ当なお金の使い方だと思っていても、周りから見たらありえないお金の使い方をしているということも、あるかもしれません。
そこで今回は、注意すべき「金銭感覚」をいくつか例に挙げながら、貧乏体質にならないための注意喚起を行っていきたいと思います。
ビジネスパーソンの平均ランチ代は490円
金銭感覚のことを考える際は、日常生活の中で支出の機会が多い食費について触れないわけにはいきません。
2018年にタニタが行ったインターネットリサーチ「働く男女のお昼ごはんに関する調査 2018」の結果によると、ビジネスパーソンが仕事のある日のランチ代にかける金額の平均は、「490円」だそうです。
「200円未満」から「1,000円以上」まで、100円単位に区切られた選択肢の中から1つを選ぶ形のアンケートですが、「500円」を選んだ人が23.5%でもっとも多く、次が「200円未満」で16.8%、「300円」の11.2%と続いています。
このことから、「仕事がある日のランチは500円以下で済ませたい」と考えるのが、ある意味で平均的な「金銭感覚」と言えるのではないでしょうか。月曜~金曜が仕事の場合は、昼食代として5日間で2,500円程度の出費が平均的な出費と考えられます。
週の頭で会議がある月曜日は、気合いを入れるために少し値の張るランチを食べる代わりに、他の曜日は少し控えめにしようというような形で、1週間の中でメリハリを付けるような工夫をしている人もいるかもしれません。
貧乏体質にならないための3つの注意点
金銭感覚の一例としてビジネスパーソンのランチ代を見てきましたが、実は食費や住居費・通信費など、生活していくうえで必ず発生する出費については、多くの人がこれまでの生活の中でなんとなく「適正金額」を把握できているものです。
問題は、生活していくうえで必ずしも必要ではない出費。そこで、自分が気づかないうちに無駄遣いをして”貧乏体質まっしぐら”になっているかもしれない、注意すべき金銭感覚を3つ確認していきましょう。
自分への過度なご褒美
最近は「自分へのご褒美」として、リッチな食事をしたり高価な服を買ったりすることが、ある程度当たり前になってきていますよね。
もちろん、自分にご褒美をあげること自体は、仕事のモチベーションを維持したり仕事のクオリティをアップしたりするために有効ではありますが、その金額や頻度が過多になるのは好ましくありません。
ストレスが溜まってきた、仕事に一区切りが付いた、仕事で優秀な結果を残せたなど、自分にご褒美をあげるきっかけは人それぞれですが、そのたびに自分にご褒美をあげていたのでは、お金を使いすぎてしまう可能性があります。
たとえば、自分へのご褒美は月に1回ないし2回まで、金額も1回につき5,000円までというように、自分なりのルールを設けてご褒美を楽しみましょう。
見栄っ張り、奢りたがり
一般的な出費に対する金銭感覚はまともなのに、人が絡むとお金の使い方が変わってしまうという人もいます。特に会社の同僚や異性に対して、見栄を張ったり奢ったりしてしまうという人は多いのではないでしょうか。
確かに、自分のほうがお金を多く出さなければならないシチュエーションというのはありますし、それによってコミュニケーションが円滑に進むこともあるでしょう。ただ、それも度を超すと自分の首を絞めることになってしまいます。
相手が年下・後輩・異性の場合は、無条件で奢ってしまっているという人は、特に金銭感覚に気を付けるべきかもしれません。
周囲のお金の使い方に流される
収入や生活費は人によって違いますから、相手にとって適切なお金の使い方が自分にとっても適切かというと、必ずしもそういうわけではありません。
しかし、人は知らず知らずのうちに周りに影響されるものですから、周囲のお金の使い方に引きずられてしまうことがあります。
特に、上述したような見栄を張りたいタイプりの人は、一緒に行動したり遊んだりする友人の収入が自分の収入より多い場合でも、友人に舐められないように出費の水準を合わせてしまいがち。もちろんその状態は、本来の自分に適した状態ではないので、いつか立ちいかなくなってしまうでしょう。
お金は、人の見栄やプライドに大きく関わるものです。ただ、見栄やプライドばかりに意識がいってしまうと、本来持っているべき金銭感覚が狂ってしまうこともあるので、注意が必要です。
まとめ
適切な金銭感覚を持つことは、お金に困ることなく生活するために非常に重要なことです。
ただ、自分が正しいと思っていた感覚が、いつの間にかズレていた…ということもあるので、定期的に自分の金銭感覚を見直すことも大切ですね。今回お伝えした内容を参考に日々金銭感覚を磨いて、貧乏体質にならないように十分注意していきましょう。
【参考】「働く男女のお昼ごはんに関する調査2018(http://www.tanita.co.jp/cms/press/pdf/2018_lunch_research.pdf)」(株式会社タニタ)
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