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友チョコでマウンティング!? 意外と面倒な小学生女子のバレンタイン事情

LIMO / 2020年2月13日 10時15分

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友チョコでマウンティング!? 意外と面倒な小学生女子のバレンタイン事情

以前の小学校ではバレンタインが近づくと、そわそわする女の子や男の子がいましたが、今は友チョコの方が話題に上がり、女の子は親を巻き込んでのチョコレート作りに励んでいます。

しかし、友チョコなら恋愛トラブルが起きないから安心、とも言えないのです。今回はイマドキの小学生女子を取り巻くバレンタイン事情をお伝えします。

好きな子への告白は激減

かつては、おませな子を中心に、小学4年生くらいになると好きな男子にチョコレートを渡そうとクラスの片隅で作戦会議を行うような女子グループがいたものです。しかし、今の小学校ではそうした子は少なくなってきたと高学年女子のママ達は異口同音に言います。

自分も友達もキッズ携帯やスマホを持っていれば、クラスで恋話をする必要もありません。また、気になる男子と自然と仲良くなりたいなら、Switchなどのゲーム端末のボイスチャット機能を使ってコミュニケーションを取ることもできます。

今の状態を壊してまで告白をしたくないと、文明の利器を巧みに利用したり、友達も協力してもらうなどして好きな子との距離を縮めようとしているようです。

また、小学校にチョコレートを持ち込むことも禁止されており、放課後に呼び出しての告白もハードルが高くなってきています。こうした背景を考えると、昔のように「バレンタインデーは好きな子に告白をする日」という意識が薄れているのかもしれません。

友達同士のチョコのやり取りが主流に

ただ、小学生の女の子達はバレンタインデーに向けて何もしないというわけでもなく、一つのイベントとして楽しんでいるようです。筆者の子供達が通っている小学校でも、小学校3、4年生頃から放課後に公園に集まり、友達同士で手作りのお菓子を交換し合っています。

バレンタインの数日前になって「友達とチョコレート交換をするから材料を買ってほしい」と言ってきて困った、という経験を持つママ友が筆者の周囲だけで2、3人います。

中には、「私一人で作るから!」と強く言われて手出しをしなかったら台所がとんでもないことになった、というママさんもおり、親にとっては友チョコ作りは悩ましいイベントのようです。

しかし高学年になると、普段お菓子作りをしない子でも市販のキットを利用するなどして、クオリティの高い友チョコを作れるようになるので悩みも少しずつ解消されると、近所に住む先輩ママさんたちは口にしていました。

しかし、お菓子作りの心配が減った分、今度は他の子との差を出すことに意識が向き始め、それがまた別の面倒を生むこともあるそうです。

高学年になるとラッピングのセンスも重要に

小学校の近隣にある100均の包装を買うと、誰かとバッティングする可能性もあります。小学校3、4年生の頃はあまり気にしないものの、高学年になると「同じだと恥ずかしい」と、わざわざ遠くの100均や通販サイトでラッピングの材料を買う子が出てくるとママ友のKさんが教えてくれました。

Kさんの長女が小学6年生だった時のこと、同級生の女の子が親に頼み込んでプロが使うようなラッピング会社のサイトで包装紙やリボンを買い揃えたそうです。

友チョコ交換会から帰ってきたKさんの長女が「お店みたいな包装紙で捨てられないよ」と言いながら見せてくれた包みを見ると、他の子とは違って街のケーキ屋さんのよう。このお友達はもしかして将来の夢はパティシエで、味も小学生ながらセミプロ並なのでは、とKさんは期待したそうです。

緊張しながら紐を解くと、中には12歳の女の子が作った雰囲気が伝わるチョコブラウニーが入っていました。ラッピングがお洒落すぎると、もらう方も変に期待してしまうとKさんは苦笑いを浮かべて教えてくれました。

気をもむ親と空気を読む子供

外見と中身に落差があったり、チョコを溶かして固めただけの友チョコを送ると、友達の間で「お菓子の味はイマイチ」「手抜きな友チョコ」と言われてしまうそうです。

小学生とはいえ、女の子同士のトラブルはいじめやクラス内のヒエラルキーにつながりかねません。高学年女子を持つお母さん達の中には、娘の友チョコの出来が気になったり、友チョコ交換をやめてほしいと思っている人もいるといいます。

また、筆者が属する町内会には、そんな空気を読んで「ズボラでおいしい友チョコが作れないからパスする」と参加を見送る高学年女子もいました。

出来、不出来を陰で言い合う女の子たちもいるらしく、マウンティングされると面倒なので女の子が好きそうなイベントには極力参加しないで程よい距離感を保っていると、その子が教えてくれた時は正直驚きました。どうやら純粋に友チョコを楽しめるのは小学3,4年生頃までのようです。

市民権を得た友チョコも注意が必要

正月が終わると100均でも特設コーナーが設けられるほど、バレンタインでの友チョコは市民権を得ています。包装だけでなく、手作りチョコのデコレーションに便利なスプレーチョコやアラザンも豊富にとり揃えられ、友チョコ作りに欠かせない材料を手軽に購入できます。

一方、意地の悪いリーダー格の子がマウンティングするために利用することもあるなど、あまりに普及したことによるトラブルも起きやすくなっているようです。

自分の子供が友チョコを作ろうとしている時は「誰と交換するのか」と親が事前にチェックすることも必要でしょう。普段から仲の良い友達同士ならまだしも、聞きなれない名前の子に誘われている場合は、さり気なくどんな子かを確認し、お菓子作りも一緒に行って味や見た目をチェックすることでトラブルを回避できるかもしれません。

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