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「子供がいるんだから」と開き直る「子連れ様」周囲に対する配慮やマナー大丈夫?

LIMO / 2020年2月13日 10時45分

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「子供がいるんだから」と開き直る「子連れ様」周囲に対する配慮やマナー大丈夫?

社会人にとってビジネスマナーは大切な習慣ですよね。それと同様に小さな子供がいる人の、周囲に対する配慮やマナーも大切なものです。「子供に手がかかってそれどころではない」という人ももちろんいるかもしれません。そんなときこそ、ちょっとした心配りが大切です。中には「普段から配慮を心掛けていたから助けてもらえた」という人もいるようです。

慣れとは怖いもの

ママたちは目の前のお子さんのことに必死で「子供が小さい今は、人生で一番大変なとき。周りのことなんて考えていられない」なんて思うかもしれません。「マナー」なんていうと、きちっと列を作り静かに動かずいさせるようなものを想像してしまいます。しかし、周囲が望む配慮とは、もっと基本的なもののようです。

「我が家は上の子と下の子が7歳違い。上の子の学校に、まだ小さい赤ちゃんを連れていくことがしばしばありました。用事が長引いてくると、赤ちゃんも当然お腹がすきます。その日、私はエルゴで下の子を抱いていたので、教室の端で授乳をしてしまいました。目隠しもあるし、胸があらわになっているわけでもない。自分ではそう思っていたのですが、すぐさま仲の良いママ友から『ここはマズイって!!』と注意されました。

下の子の付き合いをしていると、お互いの授乳風景は自然な光景です。しかし、ほとんどが小学生の保護者の中で赤ちゃんのお世話をしていた私。『この抱っこひもの中でおっぱいをあげている』ということが非常識だったのです。全くそのことに気づかないで授乳してしまい、しまったと思いました」

外での授乳は、乳児を抱えている人たちの間では普通の光景でも、一般的に考えると全く違った印象を受けます。この場合、そのことを思い出すだけでも「配慮」になったのではないでしょうか。

公共の場での配慮

また、子供を連れているとどうしても「ちょっとくらいいいか」と思ってしまうこともあります。しかし、鉄道や飛行機といった公共の場所にはさまざまな事情を抱えた人々がいるものです。「子供を黙らせることはできない」かもしれませんが、少し気をつけるだけで、状況はグンと変わってくるようです。

・「テーマパークの近くに勤めていました。通勤電車でたまに見かけるのが、ぎゅうぎゅうの満員電車にベビーカーを畳まずに入ってくるお母さんです。楽しみなのはわかるのですが、キャラクターのカチューシャをしたりドレスを着た幼児をこの時間に乗せないであげればいいのに…と思ってしまいました。あと1時間入場を遅らせるだけで、ラッシュは避けられます。私たちもなるべくベビーカーを潰さないように配慮しますが、そのお子さんを守るために、こちらが必死で耐えていることも気づいて欲しいです」

・「うちの子供は黙っていられません。いくらおもちゃやお菓子で釣っても長時間は無理。年末年始など電車内で肩身が狭く、帰省が憂鬱でした。しかし、ある年に『パパを待たずに混雑時期になる前に帰ったらどうだろう』と思いつきました。空席状況を調べると、周囲にまだ空きのある車両を発見。夫に相談し、早々に帰省することにしました。息子は『長距離移動=混雑した車内』しか知らなかったのですが、空席の多い車両でリラックスしたのか、いつもより穏やかに乗車していました。私も例年より早めに家事から解放され、一石二鳥でした(笑)」

・「途中下車のできない飛行機移動は不安でいっぱいでした。しかし、事前に娘と一緒に飛行機の中でも過ごし方を絵本を使って勉強しました。当日、絵本の中で見たパイロットやキャビンアテンダントの方を見た娘は大喜び。『お姉さんのお話ちゃんと聞く!』とはりきり、上手に過ごすことができました」

お互い動くことのできない密室での過ごし方は緊張するものです。「静かにしなさい!」なんて怒鳴るより、少しの配慮で快適に過ごせる場合もあるようです。

少しのことで、頑張るママを周囲も助けられる

とはいえ、思うようにいかないのが子供という生き物です。周囲から見て明らかにオーバーワークなママを見かけることもあるのではないでしょうか。外出先で泣き叫ぶ我が子を見ると、絶望のあまり「もうだめだ…」なんて諦めの極致になることもありますよね。

それでも必死になだめようとするママに対し、周囲は何かしてあげたいと思っているかもしれません。少し前にインターネット上で話題になった「結界師」と呼ばれる人々。これは、電車で泣き叫ぶ赤ちゃんに対し「周囲は迷惑だなんて思っていないよ」という気持ちを伝えるため「元気でかわいいお子さんですね」といい続ける人を指すそうです。周囲に委縮するママの気持ちをやわらげ、ひいては赤ちゃんをリラックスさせる結界師。最近ではこういった動きも徐々に広がり、頑張るママをサポートしていこうという人たちも現れているようです。

「一生懸命あやしても、泣き止まなかったらどうせ周囲から白い目で見られている」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、頑張っているママたちを応援してくれる人たちがいてくれる。そう信じてみるだけで、気持ちが楽になるかのではないでしょうか。

まとめ

小さな子供を育てていると、目の前のことで精一杯になり周囲に対する心配りをする余裕がなくなるのも本当によくわかります。そして、周囲から冷たい視線を受けたとき、ママたちの心はかなりのダメージを負うものです。

その一方で、「子供が小さいんだからしょうがないじゃない」と開き直り、周囲を困惑させる「子連れ様」。本当にそれはしょうがないことなのでしょうか。

一生懸命やっている姿というのは、自然と周囲に伝わるものです。そして、ママたちの辛さを理解してくれている人もたくさんいることを忘れないで欲しいです。立場の違う者同士が気持ちよく過ごすため「気にしすぎない少しの配慮」を思い描くだけで、もしかしたら思いもよらないヘルプが現れるかもしれません。

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