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職場と寮の往復…「社畜」と化した30代独身女子の行く末

LIMO / 2020年2月15日 21時15分

職場と寮の往復…「社畜」と化した30代独身女子の行く末

職場と寮の往復…「社畜」と化した30代独身女子の行く末

「社畜」…。「働き方改革」が推進されているとはいえ、まだまだこの言葉を目にします。

個人の個性や魅力によって活躍の場を広げられる時代が到来しているにも関わらず、会社の指示のみを遂行し、何でもハイハイと頭を下げている社畜人間がいるのは周知の事実。

そこで今回は、社畜と化してしまった筆者の高校時代の同級生について考えてみたいと思います。

会社に飼いならされた30代独身女子は、何を目指しているのでしょうか?

そもそも「社畜」とは?

goo国語辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%A4%BE%E7%95%9C/)によると、社畜とは「会社の言いなりになって、つらい仕事でも文句も言わず働いている会社員を、皮肉を込めてからかう語。小説家の安土敏の造語という。」と記されています。

正社員だけではなく、契約社員やアルバイトでも1日8時間以上働く労働者や、残業手当の支給がない労働者も「社畜」と同等だと考えられているようです。

社畜と聞くと、ヤギや牛などの「家畜」を連想される方も少なくありませんが、人間特有の「考える力」を失った労働者とも書き換えることができるのではないでしょうか…。

そしてこの社畜、何となくおわかりの方もいらっしゃると思いますが、外部から「馬鹿にされる」意味合いを持っているんです。

高校の同級生が「社畜女子」に?

筆者の高校の同級生であるA子は、高校卒業後すぐに地元の某有名ホテルに就職しました。

内定後は「あんな有名ホテルに就職できるなんて、将来安泰だね〜!」なんて話していましたが、どうもそんなことはなかったらしいのです。

高校の同窓会で10年以上ぶりに再会したA子は終始疲れ切っている印象で、お世辞にも「魅力的」とはいい難い雰囲気をまとっていました。

何でも、勤続年数10年を超えたホテルでの勤務は激務で、勤務体制が不規則なだけではなく、人間関係も超複雑。

サービス残業をする日も珍しくなく、仕事が終わった後は職場から徒歩数分のおんぼろ寮に帰るだけで、楽しみといえばオンラインゲームとネットショッピングなのだそう。

3人の子どもを育てつつフリーで働いている筆者に対し、A子はこう語り出しました。

『なんか人生楽しそうだね〜。私なんか、朝5時出勤にも関わらず、前日の就業終了時間は23時だよ。不規則すぎて体力的にきついしさ〜、会社への文句はあるけれど、言ったところでどうにもならないし。出会いといえば同僚がほとんどで、みんな社内結婚していくけれど、私は完全に取り残されちゃった(笑)』

そんなA子の発言に対して「今は終身雇用の時代じゃないよ?転職も視野に入れてみたら?」「何かやってみたいことはないの?」「好きなことは何?」などと質問する筆者に対し、A子はこう続けます。

『あゆ美ちゃんって昔から行動派だったもんね〜。でも、私はそこまで行動派じゃないから…。会社に不満はあるけれど、慣れた会社を辞めて新しい環境に飛び込む勇気もないし…』

社畜から抜け出すためには?

会社への不満を募らせながらも、会社という檻の中である程度の餌(給料)をもらい、過度な要求に従い続けてしまっているA子。

『今の会社に不満はあるけれど言えないし、転職する勇気もない。結婚もしたいけれど出会いがないし、自分から出会いを求めるのも何だか面倒…』

毛玉が目立つセーターをいじりながらそうボヤくA子の元へ、白馬の王子さまが現れる可能性は低いと感じてしまうのは筆者だけ?

決してA子を「社畜」と馬鹿にしている訳ではありませんが、もう少し自分の欲求を満たす行動をしてみてもいいのでは?と感じてしまいます。

今の日本は、一人一人の個性がより重視される時代に突入しています。会社の指示をただ待つだけではなく、「自分にはどのような特技があって、それをどう社会で活かすことができるのか?」と考えるだけで、社畜から抜け出せるきっかけになるのではないでしょうか。

まずは「自分の欲求」を知ろう!

「結婚をしたいのか、したくないのか」「本当はどんな仕事がしたいのか」「自分は何が好きなのか」「何が苦手なのか」など、まずは自分の心の中にある素直な気持ちを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

A子のように、社畜といわれる方の中には『自分なんて…』『でも…』という否定的な言葉を頻繁に使用するケースが見られます。

コンプレックスは誰にでもあるものですが、自分の特性と真正面から向き合うことができたとき「短所は長所でもあること」「長所は短所になり得ること」に気付くでしょう。

今ある自分の良いところもダメなところも、一旦「それも自分自身だ」と認めることができたとき、否定的な言葉はスッと消えていくもの。

自分を深く知ることで「本当の欲求」に気付くことができれば、今まで躊躇していた一歩も踏み出しやすくなるのではないでしょうか。

「社畜から抜け出したい!でもどうすればいいのかわからない…」という場合は、ぜひ「自分の欲求」を知るところから始めてみてくださいね。

【参考】
goo国語辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/jn/)

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