1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「イラっとして損した!」予想外の結末。日常のイライラ解消に役立つのは?

LIMO / 2020年2月17日 21時15分

写真

「イラっとして損した!」予想外の結末。日常のイライラ解消に役立つのは?

お店のスタッフや周囲の人の言動に思わずイラっとしてしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか? けれども、もし相手の言動が「不愛想」や「配慮のなさ」からくるものではなく、あなたが想像もしないような理由があったとしたら…。

今回は、筆者が見聞きしたり実際に体験した「イラっとした話の予想外の結末」と、筆者おすすめの「想像力を働かせてイライラを解消する方法」を紹介したいと思います。

ラブラブすぎる2人の予想外の結末

ラブラブな雰囲気も、度が過ぎると周囲をイラっとさせることがあるようです。しかし、そんなラブラブなシーンにも予想外の結末が待っていることがあります。

静岡県川根本町にある「塩郷の吊橋 (別名:恋金橋)」のたもと。ジャケットにパンツというきれいめファッションのスラっとした男性が、「大丈夫? 怖くない?」と、少し前を歩く細身で目がクリっとした可愛らしい女性にやさしく言葉をかけていました。

腰回りにも手をやり、しっかりとサポート。見ていて恥ずかしいぐらい密着していた男女に、筆者の近くにいた年配女性が「なに? あれ!」とイラついた声で言い放ちました。2人に聞こえるのでは…と内心ヒヤっとしましたが、2人は気づく様子もなく、

男性「ほんとに大丈夫?」
女性「大丈夫」
男性「無理しなくていいよ」
女性「うん」
男性「本当に、無理しなくていいよ」

といった会話を繰り返しながらゆっくりと吊り橋の上に乗り、密着度も最高潮となったそのときです。

ドン…と女性が軽く男性を突き飛ばし、「本当に大丈夫だってば! 私、高いところ全然平気! 怖いなら来なくていいよ」と、スタスタと吊り橋の上を歩いて行ったのです。

吊り橋の上に1人残された男性は、へっぴり腰で足はガクガクと震え、「ちょ…ちょっと待ってよ…」と、消え入りそうな声で懇願していました。どうやら吊り橋が怖かったのは男性のほうで、吊り橋を渡りたくて仕方ない女性のカラダにしがみついていただけだったようです。

筆者の近くにいた年配女性はしばらく固まっていましたが、「あはっ、あはっ…そういうこと? そういうこと?」と、ブツブツ言いながら去っていきました。

無表情な店舗スタッフの予想外の素顔

飲食店やショッピングセンター、スーパーなどなど、どこに行っても「無表情」なスタッフというのは存在するもので、度が過ぎるとお客をイラっとさせてしまうものです。しかし、そんな無表情なスタッフが予想外の素顔を見せることもあります。

これは筆者の友人、A子の体験談。あるファミレスで席への案内、オーダー、食事の提供、会計という一連の対応をしてくれたスタッフは、ずっと無表情だったそうです。

オーダーを言い間違えたときも、お子様セットのおまけのガチャガチャコインを忘れていたときも、事務的に淡々と対応され、A子は少し不快に感じていました。不快なまま会計が終わり外へ出ようとしたとき、子供がレジ横に置いてあるキャラクターのグッズをみつけて「欲しい」と言い出したそうです。

いつもはグッズなどをあまり買わないA子でしたが、その日はお子様セットのおまけガチャで当選するキャラクターの種類を勘違いして子供を凹ませていたこともあり、グッズを買うことにしました。

そして、子供が大好きな「すみっこぐらし」のグッズをスタッフに差し出し、レジが終わって「可愛いのが買えてよかったね」とA子が子供に話しかけた瞬間…。スタッフが、「あ、あのぉっ…!」と、絞り出すような声で言い、「可愛いですよね、すみっこぐらし!」と話しかけてきたのです。

そして、「そんなふうに喜んでもらえて嬉しいです! 実は、すみっこぐらし、私が推して発注したので!」と、イキイキとした表情で話してくれたそうで、二言三言、言葉を交わしたのだとか。ただ、その後、外から新規のお客が入ってくると急に表情がこわばり、元の無表情な状態に戻ってしまったそうです。

A子は、「そのスタッフは初めての人が苦手なタイプだったのかも?と感じたとき、頑張ってほしいと思ったし、イラっとしているのを態度に出さなくてよかったと思ったよ」と言っていました。

クラクションを連打する年配男性が発した予想外の言葉

車で走行中、身に覚えもないのにクラクションを連打されると、恐怖感とともに少しイラっとしてしまうという人も多いのではないでしょうか? 筆者が経験したのは、クラクションを連打するドライバーに暴言を吐かれると思いきや、予想外のことを言われたケースです。

それは仕事中、路肩に止めてあった車に乗り込んだ次の瞬間。信号待ちで止まっていた隣の車が、こちらを見ながらクラクションを連打してきました。周囲には自分とクラクションを鳴らしているその車だけ。しかも、相手の年配男性は不機嫌そうな表情でこちらを見つめています。

おそるおそる窓ガラスを開けて「…はい?」と言うと、年配男性は、「スカート、挟んでるよ!」と言い、信号が青になったタイミングで走り去っていきました。

その日は、履き慣れていないロングのふわっとしたスカートだったため、裾をドアに挟んでいたのです。冷静になってみると、年配男性が不機嫌そうな表情をしていたのは、逆光で眩しかったからだということにも気づきました。そう、クラクションを連打した年配男性は、筆者への思いやりでスカートのことを教えてくれたのでした。

ただし、最近ではあおり運転が問題視されています。安全のためにも二次被害を防ぐためにも、クラクションを鳴らされても安易に窓ガラスやドアロックを開けないよう注意が必要です。

事情がわかればイラッとしないことも…

ここまでで紹介したように、「結末は予想もしないものだった」というケースが現実には多数あります。

それならば、迎えてみるまでわからない結末や相手の心情などを勝手に想像して、イライラするのはもったいないと思いませんか? イライラする時間が無駄であることはもちろん、怒りが抑えきれずに無駄なトラブルに発展することも否定できません。

怒りにまかせて相手を怒鳴りつけたものの、わざと無愛想だったわけではなく、体調不良や不慣れからくる緊張で表情がこわばっていただけだというケースもあります。体調が悪くなることは誰にでもありますし、初心者や引き継ぎの期間のため、慣れない作業やお客様対応につい表情がこわばってしまうこともあります。

そういった事情がわかれば「イラっとしなかったのに」となる人も多いのではないでしょうか?

ただ、実際にどうなのかは、何かのアクションを起こして結末を迎えるまでわからないもの。逆に言えば、アクションを起こさずに自分でいろいろと事情を想像してみることで、イライラしないで済むこともあるのです。

最後に、そうした想像力の働かせ方について具体的にみていきましょう。

想像力を働かせてイライラを解消する方法

レジでモタついているスタッフを見て、「時間がないのに!」とイライラ。

ほかのレジも混んでいると今さら並び直すこともできず、怒りが込みあげてきます。でも、イライラしても待ち時間が変化することはありませんし、怒鳴ったり文句を言えば周囲に迷惑をかけたり大事(おおごと)になったりして、よけい時間がかかることになりかねません。

そんなときは、レジのスタッフについての「かもしれない」を、たくさん想像してみてください。

たとえば、「初心者マークなどはついていないけれど、もしかしたら新人さんで、今日初めてレジに立つのかもしれない。手は震えていて…」と想像するのもアリです。

そうすることで、自分が仕事で新人だった頃の記憶が蘇るなどして、あたたかい気持ちを待てるのではないでしょうか。

ほかにも「昨日は寝つきが悪くてボーっとしているのかも?」「恋人にフラれそうになっていて、どうやってつなぎ止めようか考えているのかも?」「宝くじで1億円が当たったという現実が受け入れられず、動作が鈍くなっているのかも?」と想像をたくましくするのもアリです。

たとえば、コメディ系やポジティブな内容のマンガ・小説・ドラマ・映画などの記憶から、よく似た状況を思い起こして結末につなげて気持ちを和らげるのもおすすめです。

おわりに

「事実は小説より奇なり」という言葉もあるように、迎えてもいない結末を見通すことは不可能です。それならば、今回の記事で紹介したような「予想外の結末」などを参考に、ほっこりするような結末や楽しい結末を想像してイライラを解消してみませんか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください