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3人育児で変われた自分。ママ歴9年で得た「落ち込んだ気分の戻し方」

LIMO / 2020年2月19日 10時45分

3人育児で変われた自分。ママ歴9年で得た「落ち込んだ気分の戻し方」

3人育児で変われた自分。ママ歴9年で得た「落ち込んだ気分の戻し方」

独身時代はウジウジ悩んだり、一つの問題を何日も引きずることが度々あった筆者。出産して9年経ち、気付けば30分もしないうちに気持ちの切り替えができるようになっていました。

改めて立ち直るまでの思考や行動を振り返ると、それは育児のおかげで手に入れた力であることがわかったのです。

あえて考えない、感じないで動く

失敗したり、自分の至らなさに落ち込んだり、嫌なことがあったり、理不尽な思いをしたり…そうしたとき、独身時代は長く深く落ち込みました。感情にのみこまれる一方で、気持ちの立て直し方も分からず、理性はストップ状態に。

結婚から10年経ち、現在育児を始めて丸9年、3児を育てています。

気付けば「自分の感情」を一歩引いた立場から観察したり、理性を働かせたり、わりと早く気持ちを切り替えるクセが身に付いていました。その変化をもたらしたのは、日々の育児で起こるささいな事柄です。

たとえば、食事時。リビングとキッチンを何往復もし、「遊んで~」とせがまれながらやっと作った料理を、一瞬で子どもにこぼされることは特に1~2歳のうちは日常茶飯事です。

子どもに食事介助が必要なため、自分はろくに食べておらず、お腹はペコペコ。最初の頃は疲れていて空腹な状態でさらに増える家事育児に、肩を落としたもの。うまく切り替えができず、不機嫌になることもありました。

しかしこれを何度も繰り返していると、「落ち込まないでサッと片付けるのが一番いい」ことを学びます。

落ち込むとさらに労力を使いますし、落ち込んだ親を見る子どもも暗くなるし、時間ももったいない。それならサッと片付けて、また食事に戻った方がかかる労力も少なく、全員が気持ちよいのです。

こうして「ご飯をこぼされる」だけでも、気持ちの切り替え方を学びました。

色々な視点を取り入れて考える癖がついた

さらに気持ちの切り替えに一役買ったのは、育児中にかけられる世間の言葉です。「母乳? ミルク?」「産むなら女の子がいいわよ」「アレルギーあるなんて可哀想」など、育児中は人それぞれの価値観を押し付けられることが増えます。

そんな時、初めの頃は罪悪感を感じたり、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めることもありました。他人に言われたようにしてみるものの、自分にはしっくり来ないこともあります。そんなことを続けているうちに、どれが自分に合い、合わないか、「意見を選り分ける力」がつくように。

また保育士さんやママ友と話すことで、誰でも悩みや問題を抱えていることを知るようになりました。「木を見て森を見ず」ではありませんが、今まで自分の悩みを重く考え過ぎたり、1つの視点からばかり物事を見ていたことにも気付かされました。

大切なのは「誰だっていろいろあるけれど、自分はどう考え、どうするか」。さらに1つだけではなく、色々な視点から物事を考えると理性も発動します。落ち込んでも様々な方面から考え、理性を働かせることで、ウジウジ悩むことが減りました。

自分の感情を変えるための工夫

子どものために、自分の感情を意図的にコントロールすることもあります。

子どもの看病中に親がオロオロすれば、子どもは不安になるでしょう。心身の余裕がなくて親がイライラすれば、子どもは恐怖を感じ安心できないでしょう。できるだけ子どもの前では短時間で不安や怒りを抑え、普段の自分に戻りたいものです。

いつもの自分に戻るために、たとえば子どもの病気で不安になれば調べたり、プロに相談したり、受診して子どもの様子を細かく伝えるなど、自分ができるベストを尽くします。また、イライラの元になる心身の疲れを減らすために、家事を減らしたり、自分のキャパを把握して休みをとることもあります。

自分の感情をコントロールするために、日々の暮らしに工夫を取り入れたり、自分のキャパを把握しながら過ごすようになりました。

日常的に自分の気分を戻すアイテムも手に入れた

落ち込んだ気持ちを持ち直すには、考え方だけでなく、アイテムも重要です。

子どもが乳幼児期は特に、親に自由はありません。外出も、飲み会にも自分の買い物にも行けないし、授乳中は禁酒。となると「毎日家の中ですぐにリフレッシュできるアイテム」をできるだけ多く手元に置くことが大切になります。

好きなコーヒーやチーズを常備したり、音楽を聴いたり、キャンドルを用意したり、香りの良いシャンプーを手に入れたり。「ちょっとした幸せ」を身の回りに置き、落ち込んだ気分をすぐに戻す自分なりの方法を見つけていったのです。

こうやってみると、育児で気分を切り替えたり、モノの見方が変わるなど、得るものが多くありました。最近は現代の育児の大変さが少しずつ世間に知られるようになってきましたが、育児から得るものについても多くの人に広まるといいと思います。

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