「名もなき家事」に悩む妻「名もなき業務」に悩む夫。貯まるストレス…乗り越えるカギ
LIMO / 2020年2月16日 20時20分
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「名もなき家事」に悩む妻「名もなき業務」に悩む夫。貯まるストレス…乗り越えるカギ
「名もなき家事」という言葉を知っているでしょうか。料理や洗濯と違い、言葉で言い表すことのできない家事のことです。同様に、育児にも名前のないものが…。これらは軽く見られがちですが、実は相当な負担になることも。しかし、夫はなかなか理解してくれないという声も多く聞かれます。
嘆いていてもストレスが溜まるだけ…ではどうしたらよいのでしょうか。大切なのは、夫婦の歩み寄り。その前にまずは、名もなき家事・育児とはどういうものなのかを見ていきましょう。
料理・洗濯・掃除だけじゃない!名もなき家事の数々
家事の代表的なものといえば、料理・洗濯・掃除ですよね。しかし実際は、これ以外にも妻たちがしていることは山ほどあります。思いついたものを書き出してみました。
・トイレットペーパーを補充する
・裏返しになった靴下を直す
・家族が出しっぱなしにした調味料を片付ける
・つけっぱなしの部屋の電気を消す
・カーテンを開ける・閉める
・朝早く起きて暖房・冷房をつける
・郵便物を確認する
・町内会の会合に参加する
・回覧板をまわす
・消耗品のストックを確認、買い出しをする
名前がつかないこれらの家事は「やって当たり前のもの」として考えられ、大変さがわかりづらいもの。確かにひとつひとつの時間や労力は少ないですが、積み重なれば大きな負担となります。
もし「そんなことくらい文句言うな」という夫がいるのであれば、自分の行動を振り返ってみましょう。靴下を裏返したまま脱ぎ捨てていませんか?調味料を出しっぱなしにしていませんか?あなたの行動が、妻たちの負担を増やしているのかもしれませんよ。
名もなき育児は24時間フル稼働
家事以上に大変さがわかりづらい育児。オムツ替えや食事の世話、遊び相手など、子どもに触れあっている時間だけが育児かというと、そうではありません。
育児というのは、1人の命を守り育てることです。つまり、命の危険がないように常に気にかける必要があります。特に小さい頃は、眠っていても気を抜けません。
2児の母であるAさんにお話を聞くと、1歳になるまでは特に大変だったそう。「ちゃんと息をしているか」「熱はないか」と、夜中に何度も起きてはお腹やおでこを触って確認していたといいます。夜間の授乳が終わっても、寝不足の日々は終わらなかったそうです。
何もしていないような時間でも、常に子どもの安全を考えている母親。24時間ずっと誰かの命を背負っているというのは、相当な負担でしょう。
また、子どもが大きくなっても育児は終わりません。幼稚園や学校の準備、PTAへの参加、習い事の送り迎えなど、直接子どもに関わらないことでもやることはたくさん。そしてその間も、子どもの体調や精神面への心配は絶えません。
たとえ手がかからなくなっても、名もなき育児はずっと続いていくのです。
夫も苦しんでいる?お金にならない「名もなき業務」
名もなき家事に名もなき育児。もっと夫が協力してくれれば…と思うことも多いでしょう。
しかし、実は夫も疲労しきっている可能性が。それは、「名もなき業務」と戦っているからかもしれません。さて、名もなき業務とは何なのでしょうか。
例えば、始業前に出勤して会議の準備をしたり、就業後に後輩の話を聞いたり、職場の飲み会のセッティングをしたり…。必要ないと思われることかもしれませんが、このおかげで仕事が円滑に進むこともあります。むしろ、おこなわないと仕事に支障が出る場合も。それでも業務とはみなされず、サービス残業のような扱いになってしまうもの、それが名もなき業務です。
伝わりづらい、評価されづらい…名もなき家事・育児と似ていますね。妻たちが気づかないところで、夫たちも苦労しているのです。
まとめ
最近は「家事・育児の負担を平等に」という流れがありますが、全ての夫婦がそれでうまくいくわけではありません。それは妻が「名もなき家事・育児」に疲労しているのと同様に、夫も「名もなき業務」に振り回されているからなのかもしれませんね。
お互いが「自分の方が大変なのに」と思っていては、歩み寄るのは困難です。ですからまずは、相手の状況を理解し、認め合いましょう。自分は何が大変で、相手は何が大変なのか。そして、自分は何ができるのか、何をしてほしいのか。そうすることで、お互いの負担を上手に減らす方法が見つかるでしょう。
せっかく夫婦になった二人です。責め合って敵になるのではなく、協力し合えるパートナーとして、まずは歩み寄ることから始めてみませんか?
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