ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2020年1月調べ)
LIMO / 2020年2月17日 21時10分
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ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2020年1月調べ)
米書店バーンズ&ノーブルのビジネス書売れ筋トップ10
この記事では、某商社ニューヨークオフィスに勤務するビジネス書大好き人間が、日々通う書店のビジネス書コーナーで感じたことをお話ししていきます。
2月といえばバレンタインですね。日本では女性から男性にチョコレートを渡すイベントだと思いますが、アメリカでは男性から彼女や奥さんなど、親密な関係の女性にプレゼントを贈ることが中心です。プレゼントもチョコレートだけでなくバラの花束など、日本人からすると少し照れくさいものを贈るのがアメリカのバレンタイン。男性読者の皆さんは、今年のバレンタインは、日頃の感謝を込めてプレゼントを贈りましたか?
ともあれ、今月もランキングを見ていきましょう。
バーンズ&ノーブル(BARNES & NOBLE)の1月のビジネス書売れ筋ランキング
※ 順位/タイトル/邦題(翻訳書がないものは編集部で独自に訳した仮題)/著者
1.StrengthsFinder 2.0/(邦題)さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(日本経済新聞出版社)/著:トム・ラス
2.Catch and Kill:Lies, Spies, and a Conspiracy to Protect Predators/(仮題)キャッチ・アンド・キル:嘘、スパイ、そして略奪者を守る陰謀/著:ローナン・ファロー
3.Atomic Habits: An Easy & Proven Way to Build Good Habits & Break Bad Ones/(邦題)ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(パンローリング)/著:ジェームズ・クリアー
4.Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money That the Poor and Middle Class Do Not!/(邦題)金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(筑摩書房)/著:ロバート・キヨサキ
5.The Age of Surveillance Capitalism:The Fight for a Human Future at the New Frontier of Power/(仮題)監視資本主義の時代:権力の新たなフロンティアにおける、人類の未来のための戦い/著:ショシャナ・ズボフ
6.Girl, Stop Apologizing: A Shame-Free Plan for Embracing and Achieving Your Goals (B&N Exclusive Edition)/(仮題)女子よ、謝ることをやめなさい:目標を達成するための不真面目な方法/著:レイチェル・ホリス
7.The 7 Habits of Highly Effective People: 25th Anniversary Edition/(邦題)完訳 7つの習慣 25周年記念版(キングベアー出版)/著:スティーブン・R・コヴィー
8.The 48 Laws of Power/(邦題)権力に翻弄されないための48の法則 上・下(パンローリング)/著:ロバート・グリーン
9.J.K. Lasser's Your Income Tax 2020:For Preparing Your 2019 Tax Return/(仮題)J・K・ラサーの所得税2020:2019年の確定申告の準備/著:J・K・ラサー
10.Swing Your Sword: Leading the Charge in Football and Life/(仮題)あなたの剣を振るえ:アメフト、そして人生で先頭を走る/著:マイク・リーチ
ピューリッツァー賞ジャーナリストによる1冊
まずは、2位にランクインした『Catch and Kill』です。著者は、ジャーナリストのローナン・ファロー氏。日本でも話題になった「#Me Too」運動の立役者でもあります。
ファロー氏は、ハリウッド大物プロデューサーの性的虐待を暴いた記事によってピューリッツァー賞を受賞しましたが、この本では、その経緯が鮮明に描かれています。まるでスパイ小説を読んでいるような雰囲気でも楽しめる1冊です。
「監視資本主義」と「型破りなコーチング法」についてのベストセラー
続いてご紹介するのは、5位の『The Age of Surveillance Capitalism』です。著者は、ハーバード・ビジネス・スクール教授のショシャナ・ズボフ氏。タイトルにもなっている「監視資本主義」は著者が独自に提唱した言葉で、デジタルの発展によって人間のありとあらゆる行動がテクノロジーに監視される未来への警鐘を鳴らしています。デジタルと人類のこれからについて知りたい方にオススメです。
最後に紹介するのは、10位の『Swing Your Sword』です。著者は、アメリカンフットボールのコーチとして率いていたチームを全米2位に導いたマイク・リーチ氏。ロースクール出身という異色の経歴を持つ著者だからこそできた、型破りなコーチングメソッドを学ぶことができます。ドナルド・トランプ大統領も絶賛の1冊で、コーチングに関心のある方はぜひ一読してみてください。
まとめにかえて
今月も注目の3冊をご紹介しました。『ストレングス・ファインダー2.0』や『7つの習慣』などベストセラーも多くランクインしていますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。
それでは、次回のランキングをお楽しみに!
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