お金に不安を感じている人は何割? お金を使う罪悪感から脱却する方法
LIMO / 2020年2月20日 16時0分
![お金に不安を感じている人は何割? お金を使う罪悪感から脱却する方法](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_16022_0-small.jpg)
お金に不安を感じている人は何割? お金を使う罪悪感から脱却する方法
将来に備えて貯金をしているという人は多いと思います。
自分が想定していたようなペースで貯金ができていないと不安になるものですが、順調に貯金を進めていても別の問題が生じてきてしまうこともあります。
それは、貯金が手段ではなく目的となってしまい、せっかく貯めたお金を使えない状態に陥ってしまうことです。何か目的があってお金を貯めていたはずなのに、そのお金を使えないようになってしまっては本末転倒ですよね。
そこで今回は、お金が使えない状態から脱却し、罪悪感を持たずに適切なお金の使い方ができるようになるための方法を説明していきたいと思います。
9割弱の人はお金に対する不安を感じている
貯めたお金を使えない(使わない)理由は、「お金が貯まっていくこと自体に快感を覚えるから」という場合もありますが、「せっかく貯めたお金が減ってしまうのが怖い」という理由も多く見られます。
BIGLOBEが2019年に行った「お金に関する意識調査」によると、「お金に関して不安を感じることがあるか」という質問に対し、「ある」と回答した人は50.5%、「たまにある」と回答した人は36.1%で、9割弱の人は大なり小なりお金に対する不安を感じていることが分かります。
お金に対する不安を解消するためには、「お金を持っておく」というのが分かりやすい対処法の1つですよね。つまり、貯金額はある意味では精神安定剤として働いているのかもしれません。
しかし、本来お金は消費してこそ意味があるものなので、不安な気持ちからお金を使えない状況に陥ってしまっているのは、決して好ましい状況とは言えないでしょう。
貯金が減ることは必ずしも悪いことではない
お金が使えない人の中には、せっかく貯めたお金が減ってしまうことは悪いことであり、避けるべきことであると考えている人もいます。特に、100万円とか1,000万円といったキリのいい数字を割り込んでしまうことに、大きなストレスを感じる傾向にあるようです。
しかし、繰り返しになりますが、お金は生活の中で利用してこそ意味を持ちます。
どれだけお金を貯めていたとしても、そのお金を貯めたまま死んでしまっては遺されたお金は何の意味も持ちませんし、せっかく稼いだお金を使わないままにしておくことのほうが、よっぽどもったいないことですよね。
これまで持ち続けてきた考え方を変えるのは、決して簡単なことではありませんが、少しずつお金を使うことへの罪悪感を解消していきましょう。
今後の人生プランをあらためて考えてみる
貯金が目的化してしまう前は、何らかの目的のための手段としてお金を貯めていたはずです。そこで、今後の人生のプランや目標・したいことなどを、あらためて考えなおしてみましょう。
早期退職して海外に移住したい、個人でピアノの教室を運営したい、オーロラを見に行きたいなど、人によってさまざまなプラン・目標があるはずです。
そういった自分自身にとって大切なことを思い出せば、「とにかくより多くのお金を貯めること」と「お金を貯めて目的のために利用すること」のどちらの優先度が高いかは、おのずと分かってくるでしょう。
貯金の話に限ったことではありませんが、ゴールまでの道のりが長く手段と目的があいまいになってきたときは、一度原点に立ち返って目的を見直してみることで、自分にとって本当に大切なことが明確になるはずですよ。
目的別に貯金を分けてみることも大事
それでもやはり、お金が減ってしまうことにストレスを感じる人は、目的別に貯金を分けて管理してみてもいいでしょう。「老後に向けて継続する貯金」「海外旅行に行くための100万円の貯金」「緊急時に使えるように用意しておく予備の貯金」など、目的に応じて貯金を分類するのです。
こうすることで、普段の生活の中で貯金をおろさなければならない場合でも、「老後に向けて継続する貯金」には手を付けずに済みます。
また、海外旅行に行くために貯めているお金に関しては、目的達成と同時になくなることが最初からはっきりしているため、お金が減ることに対する罪悪感も薄くなるでしょう。
すぐに意識を変えるのは難しくても、仕組みを工夫することで多少なりともその手助けになるということも、貯金をする際には覚えておきたいですね。
まとめ
貯金を継続していき貯金額がどんどん増えていくと、精神的に余裕ができてくることは間違いありません。しかし、貯金をすることの目的は精神的な余裕を得ることだけではなく、自分の目標やプランに備えることでもあり、そのあたりの意識付けを間違えてしまうと、お金に踊らされる人生になってしまうかもしれません。
今一度、なぜ貯金をしているのか?と考えなおしてみることで、お金に対する過度な不安から脱却することができるはずですよ。
【参考】「お金に関する意識調査(https://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2019/09/190918-1)」(ビッグローブ株式会社)
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