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妻のお小遣いは過去最低額!?夫婦のお小遣い事情…「お小遣い廃止」の効果とは?

LIMO / 2020年2月18日 19時15分

妻のお小遣いは過去最低額!?夫婦のお小遣い事情…「お小遣い廃止」の効果とは?

妻のお小遣いは過去最低額!?夫婦のお小遣い事情…「お小遣い廃止」の効果とは?

「お小遣いが足りない!」「無駄遣いが多いからでしょ!」なんて夫婦喧嘩をした経験はありませんか?お金関係は、家庭内でも揉めやすいテーマの1つです。とくにお小遣いは家庭によってルールが異なるため、夫婦の意見が食い違うことも珍しくありません。

そこで今回は、夫婦のお小遣いの実態や、無駄遣いを改善する方法をご紹介します。

会社員の夫たちのお小遣い平均額は?

まずは新生銀行グループが2019年6月に実施した「2019年サラリーマンのお小遣い調査」(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf)から、お小遣いの相場をチェックしてみましょう。

この調査の結果、20代~50代の男性会社員のお小遣いは毎月平均「3万6,747円」であることが分かりました。これは前年に比べて3,089円減少し、1979年の調査開始から2番目に低い数字です(最低額は1982年の3万4,100円)。

一方、20代~50代の女性会社員の毎月のお小遣い額は「3万3,269円」(前年比1,585円減少)となっており、過去最も低い金額のようです。男女ともお小遣いは減少傾向のようですね。

こうみると、お小遣いの増額は難しい家庭が多いと考えられます。欲しいものを買いたい、飲み会を楽しみたい…。そういった欲とうまく付き合うには、「お小遣い」の額を増やすのではなく「自由に使えるお金」を増やす努力が必要となるでしょう

毎月自由に使えるお金を増やすコツ

では、どのようにして自由に使えるお金を工面すればいいのでしょうか。前述の「2019年サラリーマンのお小遣い調査」(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf)によると、お小遣いのやりくり実施率は、男性会社員が78.9%、女性会社員が89.4%と多くの人が何らかの節約に取り組んでいることが分かります

具体的なやりくり術は、「昼食費を安くするように努力している」「弁当を持参するようにしている」「水筒を持参するようにしている」など、オフィスでの飲食代を節約している人が多いようです。男性会社員は「外で飲む回数を減らしている」が2位となっていますが、女性会社員は「洋服・靴など、安いものを買うようにしている」など、被服費を節約している傾向があるようです。

以下では、具体的なやりくり術をご紹介します。

・「定期的に、夫婦で最近買ったものや今欲しいものを教え合うようにしています。『それってバーゲンで買った方が安かったんじゃない?』『あと1週間考えて、それでも欲しいなら買ったら?』と言われることも。自分では気付かない意見をもらえるので、無駄遣いにブレーキをかけられますよ」

・「毎月お小遣いが足りなくなってしまうので、お金を使った内容や金額をスマホに記録してみました。すると、コンビニで買うおつまみ代や、毎日のお茶代がかさんでいることが判明したのです。そこで、コンビニに立ち寄る癖を直し、会社に水筒を持参するように。その結果、へそくりを貯められるほど余裕が生まれましたよ」

・「飲み会を月に2回断るようにしたところ、『お小遣いが足りない』と感じなくなりました。それどころか、飲み会2回分の1万円を自由に使えています。そこまで楽しいと感じない飲み会に参加しないだけなので、我慢している感覚もありませんよ」

「お小遣い制の廃止」という選択肢も

普段の習慣や金銭感覚を見直せば、毎月のお小遣いに余裕を生み出すことも不可能ではないようです。とはいえ、すべての人がうまく節約に取り組めるとは限りません。なかには、「お金はあるだけ使ってしまう」というタイプの人もいるでしょう。

その場合は、あえてお小遣い制度を廃止するという手もあります。お小遣い制度をやめた妻たちに、その効果を聞いてみましょう。

・「夫は、お小遣いをきっちり使い果たす人でした。どうやら、『今月はあと2万円使えるな』と考えながらお金を使っているようです。そこで、『今度からお金が必要になったら渡すね』と伝えることに。以前の考え方ができなくなったせいか、夫に毎月渡すお金はお小遣いの半額近くになりました」

・「お小遣い制度をなくしたところ、夫の無駄遣いが減少しました。『散髪するから4,000円必要だ』『参加必須の飲み会に5,000円払う』と金額や理由を私に伝えることが、無駄遣いの抑止力になっているようです」

・「お小遣いの金額を固定しない代わりに、『余ったお金はマイホームのために貯金しよう』と夫婦で話し合いました。すると、夫婦ともに節約に励むように。明確な目標を定めたおかげで、貯金モードに切り替わりました」

まとめ

「足りなければお小遣いを増やす」というサイクルを繰り返していては、無駄遣いに歯止めをかけることができません。夫婦2人の金銭感覚やお小遣い制度を見直し、自由に使えるお金を増やしていきましょう。

貯金の目標を立てる、欲しいものを相談するなど、夫婦で協力していきましょう。「以前より無駄遣いが減ったね」と声をかければ、お金を大切にする意識がさらに高まるはずですよ。

【参考】
「2019年サラリーマンのお小遣い調査」(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf)新生銀行

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