月の平均お小遣い2.9万円、決めているのは妻だった…夫婦別の平均へそくり額「こんな差」
LIMO / 2020年2月19日 19時45分
月の平均お小遣い2.9万円、決めているのは妻だった…夫婦別の平均へそくり額「こんな差」
他人のマネー事情はなかなか立ち入りにくいですよね。とりわけ、明るみに出ないのが夫婦マネーではないでしょうか。
そこで、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が調査した「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019(https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ191113.pdf)」を見ていきましょう。特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成された調査データではないので、安心して読んでみてください。
約4割の人がへそくりをしている
あなたには誰にも秘密のへそくりはありますか。今回の調査で約4割の男女がへそくりをしていることが分かりました。男性41.4%・女性41.8%なので、ほとんど同数です。
男性では30代男性が最も多く45.0%で、30代以降は年代が上がるにつれてへそくりしている割合が減少傾向にあります。一方、女性では50代まで年代が上がるにつれてへそくりする割合が高くなる傾向が見られます。
へそくり金額
・男性:149万円
・女性:238万円
へそくりしている割合はほぼ同数でしたが、一人あたりの金額は女性のほうが多くなっています。夫婦の貯金の管理は「妻が主導で行っている」の割合が54.7%と、「夫が主導で行っている」の24.8%より高く、へそくりしやすい条件が整っているからかもしれません。
それでは、なぜへそくりをしているのがその理由を見ていきましょう。
へそくりをしている理由【複数回答形式】
対象:へそくりをしている人 ※上位5位までを抜粋
【男性】
1位:自分へのご褒美消費のため(58.5%)
2位:老後の生活費のため(30.9%)
3位:旅行に行きたいため(24.6%)
4位:子どもの費用(教育費など)のため(17.9%)
5位:家計の収入が途絶えたときの備えのため(15.9%)
【女性】
1位:老後の生活費のため(43.1%)
2位:自分へのご褒美消費のため(40.7%)
3位:家計の収入が途絶えたときの備えのため(33.0%)
4位:家族が病気やケガになったときの備えのため(27.8%)
5位:旅行に行きたいため(22.0%)
男性は「自分へのご褒美消費のため」が多いのに対して、女性は「老後の生活費のため」や「万が一の備えのため」という回答が多くなっています。家計を管理する妻は、もしものことを考えてしっかりお金を貯めているというわけですね。
おこづかい額の決定権は妻にある?
さて、へそくりどころか毎月のおこづかいが少なすぎて困っているという人もいるのではないでしょうか。
毎月のおこづかい額の平均は2.9万円です。最高は50代男性で5.3万円、最低は30代女性で1.4万円という結果になっています。
ボーナス時や給料が上がったときは、おこづかい額アップの交渉をすることもあるようですが、おこづかい決定権は「妻のほうが強い」割合が35.8%に達しました。「どちらも同じくらい」が40.1%と最も多いのですが、「夫のほうが強い」が24.1%と少ないので、つらい思いをしている夫がいるのかもしれません。
実際、現在の自身のおこづかい額に満足している男性は、30代で36.0%・40代で35.0%・50代37.0%という結果になっています。
しかし、より決定権が強い女性でも30代で33.0%・40代で36.0%・50代で32.0%と低い満足度になっているので、「もっとおこづかいがあればなぁ…」と思っている人は多いことが分かります。
19.5%の人が配偶者に内緒で投資をしている
「もっとおこづかいがあればなぁ…」と思っている人がしていることの一つが、投資です。夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産を持つ割合は32.8%にも達しました。
夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産【複数回答形式】
対象:夫婦で一緒に考えて投資をしている人 ※上位3位までを抜粋
1位:日本株式(68.0%)
2位:投資信託(「REIT」以外)(43.3%)
3位:外貨(FXを含む)(19.5%)
ただ、配偶者に内緒で投資をしている人も少なくありません。その割合は、19.5%で、やはり日本株式が人気です。
夫婦で一緒に考えて投資をすると、会話が増えたり意見を聞けたりして仲良くなったという回答がありました。悩んだときに相談できるので、夫婦で一緒に投資するメリットがありそうですね。
まとめ
夫婦のマネー事情をついての調査を見ていきました。へそくりの金額は小さくなく、有意義に使いたくなります。なかには配偶者の給料を把握していない人もいるようなので、実は多くのへそくりがあるかもしれません。節約や投資などのバランスを良く、お金の管理をしたいですね。
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