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「脱出して正解だった」転職した今、パワハラを受けていた私が思うこと

LIMO / 2020年2月19日 18時45分

「脱出して正解だった」転職した今、パワハラを受けていた私が思うこと

「脱出して正解だった」転職した今、パワハラを受けていた私が思うこと

「あれは、本当に命の危険を感じましたね」と話すのは、‟ブラック“な建設会社で働いていたAさん。今は転職し、同じ建築系ではあるものの、大幅に仕事の環境が改善された会社で働かれています。

今回は、Aさんが過去に経験した「パワハラの実態」についてお話をお聞きしました。

「32連勤」の先に待っていた、上司からの耳を疑うような言葉

「勤めていた建設会社には、夜勤シフトがありました。ただ、日勤と夜勤がつながり、休みなしの32連勤となるシフトを組まれることもあったんです」

夜勤のシフトがあることは納得のうえ入社。でもある日、Aさんは体に違和感を覚えるようになります。

「体力仕事が続いていたからか、日中に意識が途切れるようになって。はじめて命に危険を感じるようになったのは、車の運転中です。急に意識が遠のくようになって、『これはヤバイ』と思い上司に休みを申請しました」

ワラにもすがる思いで上司に相談したAさん。しかし、上司から放たれた言葉に耳を疑います。

「『この忙しい時期に休むのか、周りのことを考えろ!』と怒鳴られましたね。さらに『別にやめてもいい、お前の代わりはいくらでもいる』とも言われました。ショックを通り越して、唖然としてしまいましたね」

好きな仕事はしつつ、環境を変えることもできた

「正直、まさか自分がブラック企業に入るとは思っていませんでした。働いていても、なんかだか忙しいなあ〜くらい軽く考えていて。いま思うと、感覚が少しマヒしていたのかもしれませんね」

振り返ると、極端な長時間労働やサービス残業、パワハラが横行……という「ブラック企業の特徴」を、Aさんが勤めていた会社はすべて満たしていました。そして、Aさんは転職を決意します。

「次こそは自分が安心して働ける会社を、という一心で転職活動をしました。結果として、好きな建築系の仕事はしつつ、環境の良い会社に出会うことができました」

転職の場合は、「即戦力」としての活躍が期待されます。その点、Aさんは前職の建築系のお仕事がアピール材料になったようでした。

「前職では仕事をバリバリやっていたので、気づくとスキルはついていたみたいです。面接でも、スキルが評価されましたね。ブラック企業で働いて唯一良かったといえるのは、経験が積めた点ですかね……」

激務のなか、転職エージェントからの求人紹介に助けられた

「いま振り返ると、あの時『転職』という決断をして本当に良かったと思います。あの時の自分を褒めてあげたいですね(笑)。あのまま同じ会社に勤めていたら……と思うとゾっとします」

ブラック企業を辞めるにあたり、Aさんは転職エージェントを利用したと言います。

「はじめは、転職サイトで求人を何となく見ていました。ただ仕事が激務だったこともあって、なかなか自分で仕事を探せなくて。そこで、転職エージェントに求人を紹介してもらうことにしました。自分で求人を探す必要がなくなったので、仕事をしながらでも転職活動を進められましたね」

後悔しないために、行動する勇気を

ブラック企業で働いている方に向けて、Aさんから言葉をいただきました。

「ブラックで働いていることに、働いている本人はなかなか気づきません。ただ、体は悲鳴をあげているはずです。少しでもおかしいな、と感じたら勇気をもって休む。『あのとき転職しておけば良かった』と後悔しないためにも、まずは行動が大切だと思います」

精神的・肉体的に辛い労働環境であれば、ムリに我慢することはありません。Aさんのように、ひとつの勇気が、あとあと振り返ると自分を救うこともあります。周囲の信頼できる人や、転職サービスも使いつつ、はやめの‟脱出“を心がけたいですね。

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