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口座を持ってるだけでお金が減る!? そうならないための3つの対策

LIMO / 2020年2月25日 20時15分

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口座を持ってるだけでお金が減る!? そうならないための3つの対策

“口座を持っているだけでお金がとられる”このようなことが実際に起きたとしたら、ゾッとしませんか? 実は、このように口座を保有していることで発生する「口座維持手数料」の導入を検討している銀行が、今増えてきています。

お金を安全に貯めるために銀行に預けているのに、口座維持手数料によって預金が目減りしてしまったら、がっかりしてしまう方も多いかもしれませんね。

でも、大丈夫です。口座維持手数料の導入に備えて、今からできる3つの対策を本記事でご紹介していきます。

金利の高いネット銀行で口座を開設する

1つ目の対策は、ネット銀行で口座を開設することです。口座維持手数料がかかるとはいっても「預金金利で少しは賄えるのでは?」と思っている方、そう甘くはありません! 現在、日本国内の銀行が設定する普通預金金利の多くは年利0.001%ほどであり、これは過去最低水準の預金金利です。

これが一体どのくらいなのかというと、普通預金口座に10万円を1年間預けたとしても、たった1円しか利息を受け取ることができない計算になります(実際には、この預金利息から課税されますので、手元に残る金額は1円未満です)。雀の涙ほどの利息しか受け取れないということがわかりますね。

メガバンクやゆうちょ銀行など国内大手銀行は上記の普通預金金利を採用しており、口座維持手数料の導入が早いと考えられているのもこれらの銀行です。

したがって、このまま預金金利が低い銀行の口座にお金を預け続けていると、将来口座維持手数料が導入された際には負担が大きくなってしまいますよね。そこで、今のうちに金利の高いネット銀行での口座開設を検討することをおすすめします。

たとえば、あおぞら銀行(BANK支店)の普通預金金利0.2%や、GMOあおぞらネット銀行(証券コネクト口座)の0.11%、楽天銀行(楽天証券と連携口座)の0.1%など、ネット銀行ではメガバンクと比べて高い金利を設定している銀行もあるのです。※2020年1月末現在

仮に、あおぞら銀行(BANK支店)の普通預金口座に10万円を1年間預けたとすると、年率0.2%ですので税引き前の利息は200円になります。先ほどの200倍ということですので、これは非常に大きな差です。

預金金額によっては口座維持手数料と相殺できるほどの利息を得られるかもしれませんし、もしそうでなくても口座維持手数料の負担を軽減することができるでしょう。

また、預金金利以外の面でもネット銀行での口座開設にはメリットがあります。こちらの記事『節約の達人が伝授!「ネット銀行はメガバンクよりお得」な理由(https://limo.media/articles/-/15668)』で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

使っていない口座を解約する

2つ目の対策は、使っていない口座を解約することです。基本中の基本ですが、実はこれができていない方が非常に多いのです。

これまで国内においては、銀行口座を新規開設するのも継続保有するのもコストは無料という場合がほとんどでしたので、気付いたら必要以上の口座を開設していたというようなこともあるかと思います。

もし使っていない口座があるのなら、今のうちに解約しておきましょう。そうしないと、知らない間に口座維持手数料をとられる可能性もありますし、「休眠口座」として扱われる可能性もあります。

休眠口座とは、一般的に長期間入出金などの取引がおこなわれておらず、金融機関側からも預金者との連絡が取れなくなっている口座のことです。

2018年に施行された「休眠預金等活用法」によって、2009年1月1日以降の取引から、10年以上入出金の動きがない預金等(休眠預金等)は、預金保険機構に管理が移行されることになりました。管理が移行されると、口座に入っていたお金は民間の公益活動に使われます。

使っていない口座があることは、預金者個人にとってはデメリットとなる可能性があるので、今のうちに整理しておきましょう。

利用する銀行口座をしぼる

3つ目は、利用する銀行口座をしぼるということです。実は、口座維持手数料の導入方法については現在検討中の段階ですので、口座を持っているだけで無条件に手数料が発生するようになる可能性もあれば、残高が〇万円以下の場合に発生…というようになる可能性もあります。

もし後者のように、口座残高によって口座維持手数料の負担額が異なるといった処置がとられるとしたら、これはチャンスかもしれません。というのも、できるだけ利用する銀行を1~2ヵ所程度に集中させて口座残高を増加させることで、口座維持手数料の負担を避けることができるかもしれないからです。

また、自分で資産を管理していく観点からも、今自分が持っている銀行口座数やその残高をきちんと把握し、見直してみることは大切なポイントですね。

まとめ

本記事では、口座維持手数料に対してできる対策を3つご紹介してきました。知らない間に口座維持手数料を払っていた!なんてことがないように、今のうちに始められる対策があるのならばぜひ実践していきたいですね。

銀行の知名度だけにとらわれずに、高金利を設定している次世代のネット銀行の利用を検討してみたりして、現在保有している口座をもう1度見直してみませんか?

【参考】
・「BANK支店の優遇特典(https://www.aozorabank.co.jp/bank/products/lp/yugu/)」(あおぞら銀行)
・「金利(https://gmo-aozora.com/contents/interest.html)」(GMOあおぞらネット銀行)
・「預金金利(定期預金他):個人口座(https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/details.html#anchor-02)」(楽天銀行)
・「休眠預金等活用法(https://www.fsa.go.jp/policy/kyuminyokin/kyuminyokin.html)」(金融庁)

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