「睡眠」「甘え癖」「健康」育児中の尽きない悩み…我が子に振り回されているうちが幸せ？

育児に追われていると、「いつまでこの日々が続くんだろう…」とうんざりすることもあるでしょう。しかし、子どもは日々少しずつ成長していくもの。わが子に振り回されている現在が、いつかは懐かしいと感じる日が来るはずです。育児の中で感じるさまざまなシーンも、違った方向から捉えれば「今だけ味わえる貴重な瞬間」かもしれませんよ。

睡眠の悩み：幼いころは「早く1人で寝てほしい！」と思っていたけれど…

現在6か月の女の子のママ・Aさん

・「毎日の夜泣きに悩まされています。寝かしつけに、1時間近くかかることも珍しくありません。おかげで、私は常に睡眠不足でフラフラの状態…。早くぐっすり眠れるようになりたいものです」

小学3年生の男の子のママ・Bさん

・「ある日突然、息子が『今日から1人で寝る』と言い出しました。理由を聞くと、『友達はみんな1人で寝ているらしい。それを聞いて、親と寝ることが恥ずかしくなった』とのこと。昨日まで、ずっと家族3人で寝ていたのに…。いつかは別々で寝る日がやってくると思っていましたが、いざとなると寂しいものですね」

赤ちゃんの頃は、夜泣きや頻回授乳によって睡眠不足に悩まされやすい時期です。しかし、小学生にもなれば「1人で寝たい」なんて言われてしまうでしょう。「ゆっくり寝たい」「早く1人で寝てほしい」と思う期間も、意外とあっという間なのかもしれません。

甘え癖の悩み：甘えてくれるのも今のうち

1歳の女の子のママ・Cさん

「うちの娘は、1日に何度も『抱っこ！抱っこ！』と要求します。娘はもう10キロを超えているので、腰が痛くてたまりません。くっついてくれるのは可愛いのですが、甘えん坊すぎて参っています。正直なところ、早く自立心が芽生えてくれたらいいのに…と思っている自分もいます」

小学2年生の男の子のママ・Bさん

「以前まで手を繋ぎながら買い物をしていた息子が、最近になって1歩離れた場所を歩くようになりました。成長するにつれ、母親とベタベタすることに抵抗を感じるようになったのかもしれません。もう抱っこをさせてくれることもないでしょう。『昔は私にべったりだったのにな…』なんて、しんみりしちゃいました」

小さい子どもとはいえ、長時間の抱っこは足腰に負担がかかります。ママたちが「もう抱っこは勘弁して」と思うのも無理はありません。「こうやって抱っこできるのも今のうち」と自分を励ましながら、わが子のぬくもりを味わっておきましょう。

健康面の悩み：深刻に悩まなくても大丈夫！

1歳の女の子のママ・Eさん

・「毎日育児をするうえで、常に悩みごとが絶えません。『予防接種をしたのにインフルエンザになるなんて』『また風邪を引いちゃった…』と、健康面が気になってばかり。夫には『小さいうちはそんなものだ』と言われますが、不安でいっぱいです」

6歳の男の子のママ・Fさん

・「赤ちゃんの頃は風邪をひいてばかりだった息子も、来年からは小学生に。頻繁に体調を壊すので『他の子より体が弱いのかしら』と心配していた時期もありますが、今は元気に走り回っています。むしろ、ちょっとやんちゃ過ぎるくらいですよ。もし過去の自分に会えるなら、『もっと気楽に育児をしていいんだよ』と声をかけてあげたいです」

子育てには悩みがつきもの。とくに小さい頃は体調を壊しやすいので、後になって「あの頃が嘘のように元気いっぱい」というケースも珍しくありません。精神的に追い込まれないためにも、あまり深刻に捉え過ぎないように意識しておきたいですね。

まとめ

乳幼児の時期は長く感じるようで、あっという間に過ぎ去ってしまいます。子どもに振り回される毎日も、数年後にはいい思い出になっているはず。「一緒に寝たくない」「親と手を繋ぐなんて恥ずかしい」なんて言われる前に、思いっきり子どもとのコミュニケーションを楽しんでおきましょう。