ハズレ夫かも?「自称、気配り」「時代錯覚」「モラハラ」イライラしたときの対処法
LIMO / 2020年2月27日 19時45分
ハズレ夫かも?「自称、気配り」「時代錯覚」「モラハラ」イライラしたときの対処法
長い間一緒に過ごしていれば、例え好き合って結婚した夫婦といえども、不満のひとつやふたつつは出てくるもの。ですが、「どこの家庭でも、同じようなものよね」…そう思って、我慢を重ねていませんか?
今回は、妻をイライラさせてしまう夫の行動の具体的な例と対処法について考えてみましょう。
的外れな「自称・気配り」
「我が家は共働きです。その日も仕事から帰宅後、私はバタバタと夕食を作っていました。下ごしらえがすんだところで、のんびりテレビを見ていた夫が『焼肉かぁ~、美味しそうだな。久々に食べに行こうか!お前もその方が楽だろう。』と言い出しました。それを聞いた子供達も外食できると大喜び。この言葉を聞いて、私は唖然…。『今まで、私が食事の準備をしていたのが目に入っていなかったの?そんな提案をするなら、もっと前に言ってよ。』と叫びだしそうになりました。」
「小さい子供がいながらの食事作りは大変です。特に平日は、私も翌日仕事があるし、子供達も幼稚園や学校があります。食事の後はお風呂に入らせて、21時までに就寝…と、この先の予定を考えながら、私は食事の準備をしていました。そんな時、普段何も手伝わない夫が『俺も手伝うよ』と言ってきました。珍しく、お風呂掃除でもしてくれるのかと思いきや、なんと子供達に自分のスマホを手渡して動画を見せだしたのです。それも結構長時間のもの…。『これでゆっくりご飯作れるでしょう?』と言って、自分はまたソファにごろり。結局、家事は私が全てこなし、子供達はスマホを手放さないので、食事もお風呂も時間がおしてしまいました…。」
的外れな気配り夫には、やって欲しいことを具体的に伝える
「忙しい自分を見ていれば、分かるだろう」「こんなに手一杯な状態なら気が付いてくれるだろう」このような、雰囲気を察して欲しいという要求は、的外れな気配り夫にはなかなか届きません。また、やってくれたとしても、その内容が自分の希望に沿う内容で無ければ、さらに苛立ちが募るというものです。そのような夫には「これをやってほしい」というふうに、具体的な内容を伝えてみるのがよいかもしれません。
「外食は作る前に提案してほしいな。」「子供たちは待たせておいていいから、お風呂掃除をしてもらえると助かるな。」等々。そもそも、「このような行動が妻の助けになる」と思いこんでいる夫との認識のズレがイライラを募らせる大きな要因となっているのですから、そのズレを、妻側から具体的に伝えてみるのです。
伝え方さえ間違えなければ、思っていることを具体的に口に出すことはけっして悪いことではありません。夫婦で家事や育児に関する認識を共有するという意味でも、思っていることを具体的に伝えたうえで、家事や育児に協力してもらうのがよいのではないでしょうか。
親世代の考え方?!ちょっと時代錯誤な夫
「0歳の2歳の子どもがいるため、今は休職中の私。ある日、夫から『明日、この振り込みしておいて』と頼まれました。ですが、その日の翌日はいわゆる五十日(ごとおび)と呼ばれる、金融機関が混みあう日でした。2人の幼い子供を連れて混みあう銀行に行くのは難しい…と夫に訴えると、『振込みや役所の手続きといった家のことは、お前の仕事だろう。』と言い、渋い顔。夫は定時の17時には仕事が終わり、しかも身内の会社に勤務しているため、なにかと融通はきくはずなのに…。」
「いままで何かと理由をつけて、学校の役員は断っていました。でも、とうとう順番が回ってきて、今年1年ぐらいならいいかなと引き受けたんです。その夜、夫に報告したところ『なんで勝手に引き受けたんだ!俺に確認してからにしろ!!』と、かなりの剣幕で怒られました。確認と言ったって、学校から仕事中の夫に電話をするわけにもいかないのに。夫の実家は、いわゆる亭主関白で『妻は夫に合わせる』が基本だったみたいで、そういうものだと思い込んでいるみたいです。」
時代錯誤な夫は、実は「変化が嫌い」なのかも
全部が全部というわけではありませんが、多くの男性は、変化を嫌う傾向があるといわれています。親世代は、「男は外で仕事をし、妻は家を守る。」という意識が強い男性が多く、「それが妻に家事育児を一切任せて、仕事一筋」という生活スタイルに直結していたように思われます。それをそのまま、自分の家庭に持ち込んでいる夫は、もしかしたら、親がやっていたようにしていれば問題ないと考えてしまっているのかもしれません。
「夫が時代錯誤なことばかり言って、家事も育児もやってくれない。」とただ嘆く前に、「夫がどうしてどういう考え方を持っているのか。」「なぜ、家のことはすべて妻にと思っているのか。」を、一度じっくり聞いてみるというのも手かもしれませんね。もしかしたら、夫は「家のことは妻に任せ、仕事に集中することで、妻や子に経済的な苦労を負わせないのが、自分の役目。そのためには、生活スタイルを変えたくない。」と思っているのかもしれません。
ただ、時代は変わっています。夫の考えに耳を傾けたうえで、「それでも、こうしてもらうほうが助かる。」という伝え方をすることで、夫婦間の認識のズレを埋めることはできるのではないでしょうか?
社会問題にもなりつつあるモラハラまがいな発言をする夫
「『お前は顔が悪いんだから、せめて愛想よくしろ』『こんな料理しか作れないのか』と、私に関することはことごとく否定する夫。いつしか、私自身のことだけに留まらず、親や兄弟をバカにする発言にまで及びました。たしかに主人は高学歴で高収入です。私もそんな夫に否定され続けることで『私が悪いんだ…』と思うようになってしまいました。今となっては目が覚めましたが、あれは立派な洗脳と言えると思っています。」
「夫はとても完璧主義者です。その完璧を私にも求めてきます。服装からメイク、料理の内容から趣味にまで…私が自分で選択したことには納得いかないようで、すべて自分が選んだもの以上を要求して来ます。実はこの夫の完璧主義、義実家の両親も同じなんです。夫の父母も完璧主義で、夫は幼い頃から両親の言うことを聞いて育ちました。『両親の言うことを聞いていれば間違いない』その状況から抜け出せず、知らないうちに苦しんでいたのかもしれません。
これはあくまでも私個人の推測ですが、夫はその結果、新しく持った自分の家庭に、その捌け口をぶつけてしまったのかもしれませんね…。」
モラハラまがいな発言には正面から対峙しないで!
モラハラ夫は、自分の言う通りに妻を操ろうとすると言われています。夫の理想像を押し付けられ、その期待に応えようと努力する…そういう人もいるかもしれません。しかし、それが必要以上に妻の気持ちを追い込むようであれば「頑張り過ぎない」という気持ちの切り替えも大切です。
結婚して家族になったとしても、または親子だったとしても「他人=自分以外の人間」なのです。考え方が違って当然、相性による合う・合わないがあって当然。そう考えて、相手の発言のひとつひとつに自分自身を追い込むのではなく、やり過ごしたり、気持ちを切り替えながら、過ごしていくのも、ひとつの手ではないでしょうか。
まとめ
縁があって結婚し、家族になったのですから、そのパートナーを「ハズレ夫」を呼ぶのは、妻も本意ではないでしょう。ですが、結婚してから見える事・感じる事があるというのも事実。
まずはできる対処を探し、お互いの感覚のズレを埋めるということが大切かもしれませんね。
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