1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

結婚生活の経済的な壁「控えている大きな出費額」備えが幸福度を左右する?  

LIMO / 2020年2月29日 21時15分

結婚生活の経済的な壁「控えている大きな出費額」備えが幸福度を左右する?  

結婚生活の経済的な壁「控えている大きな出費額」備えが幸福度を左右する?  

結婚をするうえで必要なものといえば、「2人の愛」と「結婚資金」なのではないでしょうか。どちらか一方が不足した状態で結婚すれば、不安を抱えた結婚生活を送ることになってしまうでしょう。

その一方、「愛さえあればお金はいらない」なんてロマンチックなセリフも存在します。この考えは、本当に的を射ているのでしょうか。お金と結婚の関係について、改めて考えてみましょう。

「お金がない結婚」のデメリット

同じ「お金がない」という状態でも、独身と夫婦では抱える問題に違いがあります。たとえ「独身時代はそんなにお金を使わなかったから大丈夫」と思っていても、結婚すれば「結婚式を挙げたい」「新居を購入したい」と感じるかもしれません。好きな人と結ばれた喜びを得られる一方、理想の新婚生活を我慢する場面も出てくるでしょう。

さらに、子どもが生まれるとなると、妊娠・出産・子育てにかかる費用も発生します。「習いごとに通わせたい」「本人が希望する進路を歩ませてあげたい」という想いと、経済的な壁の間で悩んでしまうかもしれません。

「愛さえあれば…」と思っていても、お金がない生活に精神的な余裕を失ってしまう可能性があるのです。そう考えると、経済的な余裕がない状態での結婚は、それなりの覚悟が必要ともいえるでしょう。

結婚によって得られる経済的なメリット

このような話を聞くと、「お金がない状態で結婚をするのはやめよう」と感じるかもしれません。しかし、結婚によって経済的なメリットを得られることもあります。

たとえば、結婚して妻が夫の扶養になった場合、配偶者控除を受けることができます。これは既婚者にしか適用されないため、結婚するメリットの1つともいえるでしょう。

また、妊娠・出産時は妊娠中の健診に対する補助券をもらったり、出産の際に手当を受け取ったりと、金銭的なサポートを受けられます。このような税金や国の制度を理解しておけば、お金に対する不安が和らぐかもしれません。結婚後に必要となるお金をイメージするためにも、結婚による金銭的なメリット・デメリットを掴んでおくことが大切です。

結婚後にマイホームを買いたい場合、いくら必要なのか

結婚後に控えている出費の中でも、とくに大きな存在なのが「マイホームの購入費用」です。定年退職となる年齢を基準に逆算し、「何歳までにローンを組むべきか」をイメージしておきましょう。

住宅ローンの返済期間が35年間の場合、65歳で定年退職を迎えるなら30歳までにローンを組めば定年退職までに完済できます。60歳で定年退職なら、25歳が定年までに完済できるタイミングとなります。そう考えると、マイホームの計画は早めに立てたほうが安心だといえるでしょう。

なお、日本FP協会が公表している「主なライフイベントにかかる費用の目安(https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/indication/)」では、住宅の平均購入価格は建売住宅が約3,340万円、マンションが約4,270万円と示されています。(出所:住宅金融支援機構)住宅取得額の15%ほどを貯めておけば、手付金や諸経費などに対応できるでしょう。住宅ローンを組む年齢を考慮しながら、計画的に貯金していきましょう。

まとめ

「愛さえあればお金はいらない」とはいえ、お金は結婚生活の幸福度を左右させる重要な要素の1つです。金銭的な不安を抱えた生活を送ることのないよう、将来必要になるお金の見通しを立てておきましょう。

とくに子育てやマイホームの購入には、まとまったお金が必要となります。「どういった制度があるのか」「定年までに完済するには何歳までにローンを組むべきか」などを考えておき、貯金の計画を進めておくのもいいですね。愛もお金もある明るい家庭を築けるよう、今のうちからお金と知識をしっかり備えておきましょう。

参照:日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安(https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/indication/)」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください