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夫婦の財布は「一緒がいい?」「別がいい?」浪費癖、支出分担制の見えぬ闇

LIMO / 2020年3月7日 20時45分

夫婦の財布は「一緒がいい?」「別がいい?」浪費癖、支出分担制の見えぬ闇

夫婦の財布は「一緒がいい?」「別がいい?」浪費癖、支出分担制の見えぬ闇

少子高齢化に伴い、働き手の減少…解決策が見いだされないまま老後への不安が広がっています。

教育費やマイホームの購入費、老後資金など、これから必要になるお金はしっかり貯めていきたいもの。しかし、家計が赤字の状態が続いていると、貯金は増えるどころか減っていく一方です。

少子高齢化社会を生き抜くなかで、家計をどう見直していくべきなのか、赤字の原因を突き止め、その状態から抜け出した方に経緯を聞いてみました。

予備費を用意して家計を安定させる

「毎月の生活費はすべて予算内に収まっているのに、銀行口座のお金はなぜか減っていくばかり。家計簿を見ても、とくに問題がありそうな項目は見当たりませんでした。しかし、よく確かめてみると『赤字になるのは臨時出費が発生したとき』であることが判明。結婚式のご祝儀や親戚の出産祝いなどを用意するたびに、貯金が少しずつ減っていたのです。

そこで、貯金と分けて『予備費』を用意しておくことに。急な出費が発生したとき、『とりあえず銀行からお金を引き下ろそう』と、その場しのぎをする場面がなくなりましたよ」

冠婚葬祭などが発生した際は、つい貯金を切り崩してしまいがち。家計簿に記録していなければ、支出として捉えにくくなってしまいます。急な出費に備えて予備費を用意しておき、貯金をしっかり確保しておきましょう。

ストレス発散方法を見直した

「これまで、『自分へのご褒美』として旅行や高級店での外食などを繰り返していました。しかし、その費用のせいで支出が収入を上回ることもしばしば。ちょっとした贅沢のつもりでしたが、わが家の世帯収入に対して娯楽費が高すぎたようです。

そこで、最近では自宅で映画鑑賞を楽しんだり、カメラを持って散歩をしたりと、お金がかからない手段でストレスを発散するようにしています。欲しいものに対しては、『月1万円までは自由に使ってもいい』というルール内で購入していますよ」

娯楽費用の基準は、収入によって大きく変動します。赤字になっているようなら、娯楽にかけている金額が収入に見合っていないのかもしれません。お金のかからない趣味を楽しむ、ある程度の予算を決めておくなどの手段で、貯金ができるほどの余裕を生み出しておきましょう。

夫婦別財布の仕組みを変えた

「わが家は共働きだったこともあり、夫婦それぞれでお金を管理していました。ところが、『今の貯金はいくらぐらい?』と聞いたところ、『え?そっちが貯めているんじゃないの?』『いや、私はしてないよ』とお互いに驚いてしまいました。どうやら、夫婦そろって『相手が貯金しているだろう』と思い込んでいたようです。それどころか、独身時代に貯めていたお金まで減っていました。

そこで、お互いの収入と支出の状況を共有することに。その結果、お互い趣味や外食にお金を使い過ぎていたことが明らかになりました。無駄遣いを指摘される機会がないため、ついお金を使い過ぎていたようです。

今は共通の財布を用意し、毎月決まった金額を貯金するようにしています。欲しいものがあれば相手に相談したり、ちょっとした節約を報告したりすることもありますよ。一緒に貯金に取り組むことで、モチベーションをうまく維持できています」

夫婦で財布を分けていると、貯金や家計の状況が掴みにくくなってしまいます。夫婦で家計簿をチェックする、貯金用の銀行口座を共有しておくなど、お互いが家計や貯金の状況を把握できる状態にしておくといいでしょう。

まとめ

赤字の原因を突き止めるには、さまざまな角度から家計の状況をチェックすることが大切です。なかには、家計簿を見ただけでは判断できないケースも珍しくありません。家計簿に書かれていない臨時出費がないか、趣味や娯楽にお金をかけすぎていないか、夫婦間で家計の管理や貯金を任せきりにしていないかなど、現状を注意深く分析してみましょう。

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