参観日を欠席するママの“やむを得ない?”事情…「ぼっちがイヤ」「服がない」
LIMO / 2020年3月16日 10時45分
参観日を欠席するママの“やむを得ない?”事情…「ぼっちがイヤ」「服がない」
子どもたちが学校でどんな風に過ごし、何を教わっているのかがよくわかる授業参観。ふだん家で見せるのとはまた違った子どもの顔が見られるので楽しみにしている…という方も多いのではないでしょうか?
その一方で、仕事の都合や家庭の事情でやむを得ず欠席しなければいけない…という方もいるでしょう。
しかし、中にはその欠席理由、本当にやむを得ないの?…と思わず問いただしてしまいたくなるケースもあるようです
ひとりぼっちに耐えられません
小学2年生の女の子のママ、Aさんは、子どもが1年生のときに、1度授業参観に出席して以来、欠席を貫いています。今後も参観日やPTAなど、保護者が参加する類の行事には一切顔を出すつもりはない、と宣言するAさん。その理由を聞いてみると…
「娘の小学校のお母さん方は、連れ立って行動する方が多いみたいで、授業参観もママ友同士で待ち合わせて出席、授業中もずっとお喋りをしているんです」
Aさんが授業参観に出席した際、みんな誰かしらとお喋りをしていて、ひとりでポツンと授業を見ていたのはAさんを含めてほんの少数だったのだとか。
「娘は小1の2学期に転校してきたのですが…。他の方は幼稚園時代からのママ友や顔見知りのご近所さんで仲良くしているらしく、もう私の入れるグループはないんです」と悲嘆にくれるAさん。
「でも、授業参観の本来の目的は我が子の授業風景を見学することなのですから、別に友人がいなくても支障がないのでは?」と思わず筆者が問うと、「私もそう思っていたのですが、いざ自分がいわゆる『ぼっち』になると、身の置き所がなくって、つらいんですよ」と話してくれました。
聞くとAさん、前に住んでいたところでは、数人の「仲良しママ友グループ」の中心的存在。幼稚園の頃から常にそのママ友たちと行動を共にしていたのだそうです。
「LINEで『帰りたい』と愚痴ってみんなに慰めてもらっているんです」と肩を落とすAさんの姿は、とても寂しそうでした。
参観日にひとりでいる人を見てわざわざ「あら、あの人ひとりで来てるのね」なんて思う保護者はいないはず。わかってはいるけれど、自分以外の保護者がみんな楽しそうに話していると、疎外感を感じてしまうのかもしれません。
着ていく服に悩むのが面倒になりました
「息子の学校はとにかく参観日が多すぎるんですよ!」
そう語るのは小学3年生の男の子のママ、Bさん。「私たちが子どもの頃って参観日といえば、せいぜい年に1〜2回だったような記憶があるんですが、息子の学校はほぼ毎月あるんです」
初めのうちは毎回出席していたというBさん。「初めての参観日の際、ジーンズで出席して大失敗! 周りのママはみんなワンピースやジャケットにパンツといったスタイルで、カジュアルな服装の私は完全に場違いでした」
1度目の苦い思いを教訓に、参観日には常にキレイ目のコーディネイトで出席していたのですが…。
「そもそも私、そんなにキレイ目の服が好みではないんです。唯一持っているジャケットとパンツで出席していたのですが、ある日息子がポツリと『ママ、参観日のとき毎回同じ服だね』と言ったんです」
Bさんの子どもは全く悪気があって言ったわけではないのですが、その言葉にいたく傷ついた、というBさん。
「その後の参観日でクラスメイトのママをこっそり観察してみると、確かに皆さん、毎回服が違うんです」
初めは参観日の前になると“参観日用の服”を購入していたBさんですが「なんだかそれもバカらしくなって。でも、毎回同じ服やジーンズで出席する勇気もなく…今に至ります」
当然ですが、参観日にドレスコードはありません。とはいえ、ネットで検索してみると「参観日で浮かないコーデ」なんて特集もされているくらい、ママにとって参観日の服装は重要なポイントなのでしょう。
本来の目的を忘れないように…
今回お話を伺ったおふたりは、決して特殊なケースではありません。同じような理由から参観日は欠席する、参観日が億劫だ…という人は世の中に大勢いるのです。
本来の参観日の目的とはずいぶん遠いところにあるママたちの「参観日に関する悩み」。それを良いとか悪いとか…一概に言うことはできません。「私は私流で行く」を貫いて、変に周りのママから孤立してしまい、それが子どもの人間関係にまで影響を及ぼすかも…そんな風に心配する人も少なくないからです。
「子どもの学校での姿は見たい、でも…」というママのジレンマ。それでも、子どもは親に来てもらえば嬉しいものです。授業参観の本来の目的を見失わないようにしたいものですね。
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