育児のカオスは想像を軽く超えた…壊れそうな心の休息に選んだ方法は?
LIMO / 2020年3月7日 20時15分

育児のカオスは想像を軽く超えた…壊れそうな心の休息に選んだ方法は?
「子どもが生まれたら自分の時間はなくなるだろうな」とは思っていたものの、実際に子供を産んでみると想像を超える大変さに心が折れそうになることの連続。念願の子供を授かったのに、子供に対してイライラしてしまう自分に毎日自己嫌悪です。
このように「正直、育児がこんなに大変なんて想像できなかった」と感じている人も少なくないと思います。筆者の経験や辛い時期を乗り越える方法を紹介します。
想像をはるかに超えた育児の現実
授乳は激痛
出産時の陣痛の過酷さは周りから聞いて知っていましたが、授乳が激痛なんて全く知りませんでした。
特に赤ちゃんが生まれてすぐは、赤ちゃんも上手に吸うことができず傷がついて血が出ることも。新生児のうちは昼夜問わず3時間おきの授乳ですが、痛すぎて授乳の時間が恐怖でした。
夜泣きに7回も起こされる
筆者には2人の子どもがいますが、下の子は夜泣きが多く、ひどい時には一晩で7回起こされます。上の子がよく眠る子だったので、ギャップにびっくり。
生後10カ月となり夜泣き対応も慣れてはきましたが、さすがに7回も起こされると寝た気がしません。泣き止むようにあれこれ対応しても効果がなく、大きな声で泣き続けられるとぐったりしてしまいます。
イヤイヤ期
イヤイヤ期では、それまでは天使のように可愛かったわが子が本当に言うことを聞かなくなりました。服は自分が選んだものしか着ない、ご飯は食べる順番がある、スーパーではお菓子を買わないと泣き喚くなどなど。
3歳になり言葉がかなり理解できるようになって落ち着きましたが、イヤイヤ期ピークの時は常に注意(叱る)しなくてはいけないので、外出することが億劫になってしまいました。
2人育児
外出時に子供2人の対応を大人1人で行うのも本当に大変です。先日、上の子の予防接種のために病院へ行きましたが、下の子を抱っこ紐で抱っこしながら大泣きの上の子を横脇で固定して予防接種を受けさせることに。
眠っていた下の子もつられてギャン泣きを始め、上の子は「痛い痛い」と泣き叫び歩けないので、泣き喚く2人おんぶに抱っこで会計を済まし、駐車場まで歩くカオスな状況となりました。外出時に2人の子供をきちんと見守って、なるべく機嫌を損ねないように過ごすのはとても難しく感じます。
家族の協力を得て自分の時間を作ることに
このような状況が続き、遂には育児にストレスを抱くようになってしまいました。核家族で平日はワンオペ育児のため頼れる人もおらず、可愛くて仕方がないはずの子どもに厳しくしてしまうことで自己嫌悪に陥り、一時はかなり追い詰められていたと思います。
そこで、子育てが一段落したママのアドバイスもあり、少しでも育児から離れるために意識的に自分の時間を作ることにしてみました。
真面目な方の場合、子どもを預けて遊びに出かけるのに罪悪感を抱くということもあるでしょう。筆者も子どもが生まれてからは、自分のために時間を使うことが母親としていけないことと感じるようになっていました。
そこで資格取得を免罪符として、週に1度、夜にカフェで勉強する時間を作ることに。資格取得なら将来仕事や家庭で役立つ可能性があるので、自分にも言い訳しやすいという面があります。実際に勉強をしてみると、日々のことを忘れて没頭でき、久しぶりの勉強は楽しく、少しの間でもかなりリフレッシュできました。
また、子どもたちと離れると「早く会いたい」と愛おしさが増し、いつも以上に子どもを可愛いと思える効果も。四六時中一緒にいるよりも、このような時間を作りリフレッシュすることで子供たちが大切な存在であると再認識できたのです。
夜出かけるということで、夫に子どもたち2人の寝かしつけをお願いして出かけることも最初は躊躇(ちゅうちょ)しましたが、意外と子どもも夫も慣れるものです。母親しか寝かしつけはできないと自分で決めつけていただけで、子どもは臨機応変に対応できます。
そして、夫にも育児参加してもらえる良いチャンス。育児に対する自信が持てるようになると思います。夫に頼むことが難しいのであれば、たとえ月に1度でもベビーシッターサービスや一時保育を使ってみるのも選択肢の一つです。
たしかにお金はかかりますが、自分が自由に使える時間ができるというのは精神の健康を保つ上でとても価値があることに思えます。母親がご機嫌に過ごすことが家庭では一番大切なので、無理をしすぎる前にこのようなサービスを頼ることを検討してみてください。
おわりに
子どもは自分の思うように動かないもの。そんな子どもを一日中相手にしていたらイライラするのも無理はありません。母親はついつい「自分しか子どもの面倒は見られない」と構えてしまいがちですが、母親だってたまには育児のことを忘れて自分だけの時間を楽しんでも良いのです。
特に「最近余裕がないな」と感じていると、子どもにもキツく当たってしまうなど、悪い方向に向かってしまうので、早めにその状況を抜け出すことが大切です。子どもが安全に過ごせる環境をつくっておけば、少しだけ離れることに罪悪感を感じる必要はありません。自分の時間を意識的に作りリフレッシュしていきましょう。
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