「丸亀製麵」運営のトリドールHD、既存店売上高が3カ月連続プラス成長(2020年2月)
LIMO / 2020年3月12日 12時15分
「丸亀製麵」運営のトリドールHD、既存店売上高が3カ月連続プラス成長(2020年2月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2020年2月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年3月4日に更新されたトリドールHDの2020年2月既存店売上高は、対前年同月比108.9%とプラス成長。内訳は客数107.7%、客単価101.1%でした。
また全店売上高も115.0%と110%を超えるプラス成長。既存店・全店ともにプラス成長を果たしました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は2月まで、対前年同月比でプラス成長月9カ月、マイナス成長月2カ月という堅調な推移を見せています。なお、足元では12月から3カ月連続でのプラス成長です。
ただし客単価が1-2月はプラスながら、マイナス月が7カ月もあり、苦戦しています。
一方で全店売上高は今期全ての月でプラス成長が継続。また1-2月は110%を続けて超えており、高い成長を見せています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は2018年10月以降、2,500-2,700円台でフタがされた状態が続きました。その後、昨年11月に窓を開けて上昇し3,000円台に到達しました。
しかし、その後は反落。2月後半の株式市場全体の下落もあり一時2,100円台まで下落し、現在は2,300円付近での取引となっています。
客単価面での苦戦は見られますが、既存店・全店ともに売上高は対前年同月比で伸びが続いており、堅調な推移を見せています。
3月から新型コロナウイルス問題の影響の本格化が予想されますが、堅調な業績がどの程度の影響を受けるのか注目されます。
参考資料:月次売上高レポート(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)
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