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串カツ田中HDの既存店売上高、前期の不振から脱出したが…(2020年2月)

LIMO / 2020年3月14日 12時15分

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串カツ田中HDの既存店売上高、前期の不振から脱出したが…(2020年2月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2020年2月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年3月4日に更新された串カツ田中HDの2020年2月既存店売上高は、対前年同月比102.9%となりプラス成長。内訳は、客数100.3%、客単価102.6%でした。

また全店売上高も131.4%とプラス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。

既存店売上高について、対前年同月比で12月はマイナス成長(96.3%)となりましたが、1月から2カ月続けてプラス成長(1月は117.4%)となりました。既存店売上高は昨年3月から10カ月連続でマイナス成長が続きましたが、ようやくトンネルを抜けだした様子です。

一方で、全店売上高は前期(全ての月でプラス成長)からプラス成長が継続中。特に、前期は客単価は全ての月でマイナス出会ったのに対し、今期の客単価は3カ月続けてプラスと健闘しています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は2019年1月と8月に1,700円台でダブルボトムのチャートを形成。その後は8月から着実な上昇を見せた後、11月の2,652円がピークとなり反落しました。そして2月後半からの株式市場全体の下落の影響もあり、3月13日には1,200円台に突入し安値を更新しています。

既存店売上高は対前年同月比でプラス成長が2カ月続いており、前期のマイナス成長基調から脱しつつあります。3月から新型コロナウイルス問題の影響本格化が予想されますが、既存店が復調傾向にある中で、どの程度の影響を受けることになるかが注目されます。

串カツ田中の過去1年の株価推移

(/mwimgs/4/3/-/img_43ecdc35197ba643b0a7ae313b6b6841130456.jpg)

拡大する(/mwimgs/4/3/-/img_43ecdc35197ba643b0a7ae313b6b6841130456.jpg)

参考資料:月次報告(2020年2月度)(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS06609/ce671714/b1df/4140/a064/7eb0032aa2e1/140120200304474412.pdf)

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