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30~40代の会社員に聞いた「自分とは違う新人たちの振舞い・発言」とは?

LIMO / 2020年3月14日 20時20分

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30~40代の会社員に聞いた「自分とは違う新人たちの振舞い・発言」とは?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、今年は新入社員の入社式を中止するという企業が相次いでいます。また、一部では内定取り消しといったケースが出ているとの報道もあります。異例の事態ですが、社会人としてのスタートを無事に切れることを祈るばかりです。

一方、新入社員を受け入れる側にとって、新人が入社してきたときは時代の移り変わりを強く感じる時期の一つではないでしょうか。今回は30~40代の男女4人に、気になる新人たちの振舞いについて聞いてみました。

なんでもチャットとメールで済ませたがる

あるメーカーで働くAさんが違和感を抱くのは、新人たちのコミュニケーション方法だと言います。

「うちの会社ではチャットツールが導入されていて、日頃の連絡はそこでやりとりする。簡単な根回しやちょっとした相談はチャットを利用し、正式な依頼はメールするのが普通。そのほうが同じ部署のメンバーにCCを入れて情報共有ができるから。新人はというと、何でも『チャットで連絡しました』で、正式な依頼の手順を踏みたがらない傾向がある」とぼやきます。

「私たちの世代は、初対面や目上の人にチャットでお願いや相談をするのには抵抗があるけれど、いまどきの若い人はそうでもないらしい。自分は知らない人にお願いするときは、まず電話から入る。電話で話すと相手の雰囲気や温度感がつかめて安心だから。ただ、新人たちは電話が苦手みたいで…。でも、チャットとメールを使えば記録が残るし効率的な面もある」とのこと。

事情を説明するのに手っ取り早いうえに、相手の感情も把握しやすい電話のほうが安心な場合があるというのは筆者も同じです。一方、20代前半の若者たちは電話が苦手という話はよく耳にするものの、実際に目の当たりにすると世代間ギャップを感じるかもしれませんね。

上司に奢ってもらってもお礼は”あっさり”

金融機関勤務のBさんは新人の態度に違和感を抱くと言います。

「上司に奢ってもらったらその場でお礼を言って、メールもして、次の日の朝にお礼を言いに行くのが掟みたいなものだった。決して少額ではないご馳走をしてもらったのだから当たり前だと思っていた。でも、今の新人はドライなんだなと思うくらい、上司に何も言わない」とのこと。

「さすがにその場ではお礼を言うけれど、そのあとメールをしたり翌日など次に会ったときにお礼の言葉を伝えることはないと言っていた」と驚きを隠せません。

「上司も、『ここ2、3年の新人はあまり礼を言う習慣がないらしい』と苦笑い。もう慣れたと言っていたし、『オレたちも奢ってもらっていたから、それを後輩や部下に返していくだけ』と笑っていたけれど、そういうものなのかな」と首を傾げていました。

若い世代はコミュニケーションの取り方が30代以上とは少し異なるようです。それに違和感を抱くこともあるでしょうが、彼らは彼らなりに感謝しているのでしょう。あまりとやかく言うと彼らにとってはストレスになるのかもしれません。

口癖がなんとなく上から目線

ウェブ系企業で働くCさんが気になるのは新人の言葉遣いだと言います。

「性格がよくて真面目だから大きな問題はないけれど、『手伝ってもらって助かりました』とか、『~さんに教えられました』とか言う。上司に『ご苦労様でした』と言うよりは全然マシだけれど、どことなく上から目線でちょっとだけ気になる。私たちのように本人の性格を知っている人に言うならいいけれど、知らない人に言うと失礼に見えるんじゃないかと不安」とのこと。

たしかに新人のときに受けるマナー研修で「目上の人にご苦労様と言ってはいけない」ということは習いますよね。ただ、言い方や文脈によって相手に伝わる印象は変わってきますし、失礼なニュアンスになってしまっていたら教えてあげたほうがいいかもしれません。失礼な印象を与えていることに気づかずに使っていることも多いのでしょう。

上司から頼まれた仕事を後回しにする

最後は金融機関で働くDさん。彼女が気になるのは新人が上司から仕事を頼まれた時だと言います。

「今の新人は上司から頼まれた仕事を後回しにする。たとえ大した仕事でなくても、上司に頼まれたらその場で着手するのが当たり前だった私にとってはちょっと信じられないと思った」と驚いた様子でした。

ただその一方で、「いつも偉そうにしているだけで仕事ができない上司が『まだできてないの?』と聞いたときに『あ、ほかに大事な仕事あるので』と言っていたのを聞いてちょっとスカっとした。鈍感力みたいなものが備わっているのかなと思う」と笑っていました。

今の若者たちはマイペースだとも言われます。彼らのように自分なりに優先順位をつけて仕事をコントロールすることも大事なことかもしれません。Dさんも「上司に押し付けられたあまり意味のない仕事を優先して、本来するべき業務が残業にずれ込むよりは、きちんと優先順位付けして時間内に仕事を終わらせることが大事なのかもしれない」と話してくれました。

おわりに

いかがでしたか。新人たちの振舞いにはびっくりしたり拍子抜けしたりすることもありますが、彼らが生み出す新しい風潮や習慣には感心することもあります。彼らが間違っているときには注意してあげたり、失敗したときにはサポートすることも大事ですが、彼らから得るものもたくさんありそうです。

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