「あえて情報に触れない数時間」疲れたとき…距離を置いてラクになったこと
LIMO / 2020年3月13日 12時45分

「あえて情報に触れない数時間」疲れたとき…距離を置いてラクになったこと
まだまだ収束が見えない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。毎日のように新たな情報が溢れ、昨日とは違う状況が訪れるため「子供のためにも最新の情報を手に入れて備えなければ」と検索をしすぎて疲れてはいませんか。
情報はたくさん持っているほど安心できると思いがちです。しかし、こういった非日常な状態が続いて疲れがではじめたときこそ、テレビやスマートフォンから少し距離を置く時間を作ってみてはどうでしょうか。
LINEグループのトークから離れる
学校や幼稚園が休みになったことで親同士が顔を合わせる機会も急激に減りました。そのため、会話や情報交換の場所は自然とLINEグループに集中するものです。ママ友たちは上の子のグループ、習い事のグループ、マンションのグループなどさまざまなコミュニティに所属しているため、同じような会話が複数個所でおこなわれがちです。
こういった地元に関するグループは子供や家族に直結する情報が手に入りやすいので随時目を通し返信しなければと思ってしまいます。しかし、こういったやりとりは無意識のうちにストレスになっている可能性があります。主婦のSさんは、
「仲良しママグループは6人いるのでみんなが情報を持ち寄ると返信だけでかなりの長文になります。誰かの話をスルーするのも悪いと思うのでみんなに返していると次の人が発言し、日中からメッセージが延々と続きます。とはいえ、こんなときなので何か知っているのであれば教えて欲しいという気持ちも大きいです」と葛藤しているそう。
返信用の文章を作っている間、子供に話しかけられてもなかなかきちんと相手にしてあげることができません。「子供のための活動」といいつつ、目の前にいる子供がおざなりになってしまっては本末転倒です。こういった事態を防ぐためにKさんは日中、最低限しか返信をしないそうです。
「昼食後や子供がおやつを食べている間など、ちょっとした隙にメッセージのチェックはしていますが、長くなりそうなトークには参加しません。『明日って行く?』といった行動だけ伝えられるものに手短に返信するのみ。みんないい人なので、多くの情報を共有しようといろいろ打ってくれますが、それにいちいち反応していると家事になりません(笑)子供がいない静かな時間に、ダーっと流し読みして『みんなこういう結論になったのか』くらいの参加にすることでLINEに振り回されることがなくなりました」
まとめて読むことで脱線や途中の案などを飛ばし結論だけ読める。いわゆる中心人物にはなれませんが、Kさんはそれでいいと割り切っているそうです。
ワイドショーや情報番組との付き合い方
また、一日中テレビをつけていれば新たな情報が得られると思っている人も、知らず知らずのうちにストレスが溜まっている可能性があります。
「スマホをいじらずに情報を得たい」と思うかもしれませんが、ワイドショーや情報番組も、全てが最新情報で構成されているわけではありません。冒頭の数分を狙いトップニュースで判断してみたり、番組表で気になる特集などあるか見極めたり。またはエンディング付近のまとめを見る程度に止めておくと、不安になる画像や神妙なコメンテーターの顔を見てさらに不安になることを減らせるのではないでしょうか。
子供たちの強さ
こういった際になると、親は日常のテンションを忘れてどこか悲壮感や絶望感が漂ってしまいがちです。「終わりが見えない」というのは、どんな物事でも思考を暗くさせますよね。
しかし、こういう状況に素早く馴染み、楽しむことができるのが子供の強さだと感じる瞬間があります。
・「未就園児の次女と、年長の長女がいます。今回園が休みになったことで次女は大喜び。いつも姉を送り出した後どこか寂しそうだった妹が『ずっとねーねと遊べるの?!』と目を輝かせているのを見て私も前を向こうと思いました」
・「スイミングクラブが休会になってしまった息子。休みの間に筋力が落ちないように自分でメニューを考えて壁に貼っていました。さらに『お母さんも引きこもってると太るよ』なんて私の分の筋トレメニューまで考えてくれていて…二人でマッスルボディになろう!と笑いあいました」
大人よりも切り替えが早い子供達。まだ知らないことがあるからこそ、強く明るくいられる彼らからたくさんの元気を分けてもらえるようです。
まとめ
収まらない事態はみんな不安なものです。しかし、すぐに解決しないのであればなおさら、常に神経を張り巡らせていては疲れてしまいますよね。情報収集に躍起になるよりも少し考え方を変えてみるのも気分転換のひとつです。
こんなときこそ、子供たちの素直な心溢れるトークに聞き耳を立ててみるだけで、自分の日常の感覚が戻ってくるなんて場合も。当たり前の日常が当たり前に行われないこんな時だからこそ、目の前の笑顔に癒される時間の大切さをかみしめてみるのもいいかもしれません。
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