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クレジットカード何枚持ってる?貯蓄が捗る!カードの選び方・使い方のコツ

LIMO / 2020年3月14日 19時15分

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クレジットカード何枚持ってる?貯蓄が捗る!カードの選び方・使い方のコツ

~賢く使ってマネー感覚を磨こう!~

新しい生活が始まる春。

4月から社会人になるみなさんの中には「クレジットカードを作ろう」と考えている人もいると思います。

2019年10月の消費税増税と同時に始まった、国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」。
これは、登録店舗でキャッシュレス決済を利用した場合、最大5%ポイントが利用者に還元される、2020年6月までの期間限定の制度です。

そんな中、電子マネーやQRコード決済など次々に新しいキャッシュレス決済サービスが登場していますが、依然としてクレジットカードが利用される割合が最も高いとのこと。(※1)

そこで今回は、賢いクレジットカードの選び方・使い方、気をつけておきたい落とし穴などをみていきたと思います!

※1『キャッシュレス社会実現に向けた消費実態の客観的把握(https://www.bcnretail.com/market/detail/20200219_158645.html)』日本クレジットカード協会(JCCA)を参照

「何歳から?」「きっかけは?」みんなのクレジットカードデビュー

まず、クレジットカードに対するフレッシャーたちの意識についてみてみましょう。

株式会社マイナビ「マイナビ学生の窓口」が社会人1~5年目の男女を対象に行った『クレジットカードに関するアンケート調査(https://www.j-credit.or.jp/information/download/questionnaire_youngsocietypeople_190716.pdf)』によると、自分名義のクレジットカードを持っている人は全体の92%。

さらにこの調査では、若い人々のクレジットカード所持に関する次のような結果が出ています。

「最初にクレジットカードを持った年齢」

       「20歳」(31%)
       「18歳」(19%)
       「22歳」(16%)

「クレジットカードを持った理由」(重複回答可)

       「インターネットショッピング等で決済が簡単にできるから」112人
       「ポイント制度や割引制度など、特典があるから」103人
       「現金の持ち合わせがなくても買い物ができるから」101人

「いくら以上からクレジットカードを利用するか」

       「金額の基準はない」62%
       「1000円以上から」12%
       「5000円以上から」10%

また、クレジットカードを持ってない人のうち、「将来的には持ちたい」「すぐにでも持ちたい」と考えているのは40%、「今後も持ちたいとは思わない」人は32%とのことでした。

みなさんはこのデータ、どう感じましたか?

所持率9割、少額からでも使う派が6割を超えている点などから、クレジットカードにポジティブなイメージを持つ若い人々は意外に多いと思われたかもしれません。

正しく使えば信頼度UP!

お店でスマートな支払いができたり、公共料金や通信料などの固定出費をカード引き落としにまとめることで「引き落とし日を忘れてしまった!」などのうっかりミスを減らせたりする効果も期待できます。

また、手軽に使える電子マネーなどと異なり、クレジットカードは審査を経て発行されます。

利用や支払いの履歴は個人信用情報機関に信用情報(https://www.cic.co.jp/confidence/intro/basic.html)(※2)として登録され、今後のローン契約などの際、審査の判断材料ともなります。

クレジットカードを正しく活用することで、社会人としての金融リテラシーの高さも磨くことができそうですね。

また、人気のQRコード決済や電子マネーとクレジットカードをリンクさせるとポイントの二重取りができたり、さらに国のポイント還元制度の恩恵も受けられたりするケースもあるのでお得です。

※2『信用情報とは(https://www.cic.co.jp/confidence/intro/basic.html)』信用情報について 指定信用情報機関のCIC

みんなはクレジットカードをどのくらい使っているの?

つぎに、20~60代を対象とした、実際のクレジットカードの利用状況についてご紹介します。

大手クレジットカード会社JCBの『クレジットカードに関する総合調査 2019年度版調査結果レポート(https://www.global.jcb/ja/press/20200226105311.html)』によると、クレジットカードの保有率は85%、平均保有枚数は3枚でした。

クレジットカード保有者の世帯あたりの月平均生活費は19.1万円、クレジットカードによる支払いの平均は7.1万円です。

一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%なので、クレジットカードのポイントだけに限っても月額355円、年額にすると4,260円のポイントが還元される計算です。ポイント還元率が1%のカードなら、還元ポイントは年額8,520円に上ります。

キャッシュレス派の貯蓄は現金派の2.4倍!

さて、JCBが実施した『キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019(https://www.global.jcb/ja/press/00000000162792.html)』(全国の20~69歳の男女1000名対象)では、興味深い数字が出ています。

現金派の「1年間で増やせた貯蓄額」は34.2万円でしたが、キャッシュレス派では83.2万円と約2.4倍になっているとのこと。

「クレジットカードは使いすぎがこわいから自分は現金派!」という人もいるはずですよね。

でも、正しく計画的な利用方法を知った上でキャッシュレス決済を利用すれば、「意外に簡単だった!」「支払い履歴が残るからお金の管理がしやすい」などと感じるかもしれません。

マネーリテラシーの向上は、効率的な節約・貯蓄への第一歩です。

「難しいから利用しない」とキャッシュレスを避けていると、貯蓄の格差がどんどん広がってしまうかもしれませんよ。

新生活に合わせてクレジットカードを作るなら?選び方のポイント!

では、初めてクレジットカードを選ぶときに注意したいポイントをみていきましょう。

年会費無料・ポイント還元率で選ぶ

クレジットカードのなかには、年会費がかかるものがあります。

利用しなくても保有しているだけでお金がかかるのはもったいないので、はじめは年会費無料のクレジットカードを選びましょう。

また、「新社会人向け」と銘打ったクレジットカードのなかには、ポイント還元率が高く設定されているものが少なくありません。付帯サービスなども比較した上で、検討してみるとよいですね。

よく利用するショップで使えるクレジットカードを選ぶ

クレジットカードは使わなければポイントがたまりません。自分がよく利用するショップやサービスなどでお得に使えるクレジットカードを選びましょう。

飛行機に乗る機会が多いなら、マイルが貯めやすいカードを選ぶ、といった感じですね。
また、他のキャッシュレス決済とリンクさせるときは、どのクレジットカードが使えるのか事前にチェックしておくことをおすすめします。

ポイントの交換先・有効期限で選ぶ

貯めたポイントを何に使うのかを考えて選ぶことも大切です。

マイルや電子マネー、商品券などに交換できるクレジットカードもあります。また、ポイントの有効期限についても確認しておきましょう。せっかく貯めたのに、期限が来て失効してしまった、ということがないようにしたいですね。

カード利用で失敗しないために

賢く使えばお得で便利なことが多いクレジットカードですが、「審査に通るかな?」「使いすぎたらどうしよう」と消極的になってしまう人もいると思います。

そこで、毎月の利用額の管理、使い過ぎ防止に役立つコツをいくつかご紹介します。

キャッシングの限度額に注意

クレジットカードのなかにはキャッシング機能が利用できるものもありますが、はじめは利用限度額0円で申請するほうが審査に通りやすいでしょう。

返済が滞ると、いわゆる”ブラックリスト入り”してしまうことがあるため、毎月の利用額をしっかり管理することが大切です。

多く持ちすぎない

クレジットカードの枚数は2~3枚に限定しましょう。枚数が多いと使った金額が把握しにくくなります。

また、慣れるまでは電子マネーなどのオートチャージ設定とリンクしないほうがよいでしょう。
クレジットカードの利用分と、他のキャッシュレス決済の利用金額が重なり、思わぬ高額の請求になってしまうこともあります。

「一括払い」をキホンに

返済方法はリボルビング払い(https://www.shiruporuto.jp/public/data/vocabulary/yogo/r/revolving_barai.html)(※3)ではなく、一括払いを基本にすると安心です。

リボルビング払い(リボ払い)では、決められた金額を払えばカードの限度額内でいくらでも買い物ができてしまいます。

お金を使っていることを実感しにくく、知らない間に使ってしまう原因になり得ること、また高額な手数料がかかる点も頭に入れておきましょう。

(※3)『リボルビング払いとは(https://www.shiruporuto.jp/public/data/vocabulary/yogo/r/revolving_barai.html)』知るぽると 金融広報中央委員会

それでもクレジットカードが不安な人には・・・

それでも、「カードを紛失したらどうするの?」「架空請求が怖い」などの不安を感じるような場合は、銀行口座の残高の範囲内で決済できるデビットカードを作るのも一つの手です。

ネットバンキングを活用すれば、ATMの利用料や振込手数料を低く抑えられることも。
各銀行が用意するポイントプログラムの特典内容を比較・検討して口座を開設してみるのもよいかもしれませんね。

まとめにかえて

いかがでしたか?うっかりすると浪費に繋がるクレジットカードですが、正しい使い方がわかれば、あなたのマネーライフの強い味方にもなります。

公共料金の引き落としをまとめたり、店頭でスマートな支払いができたりする点も、忙しい社会人にはありがたいことではないでしょうか。

現金と異なり、利用履歴がきちんと残りますので、お金の流れの「見える化」も期待でき、節約・貯蓄の意識にもつながるかもしれません。

フレッシャーズのみなさん、充実した社会人生活を送るために、クレジットカードを賢く使ってマネー感覚を磨いていきましょう!

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考URL
『キャッシュレス社会実現に向けた消費実態の客観的把握(https://www.bcnretail.com/market/detail/20200219_158645.html)』日本クレジットカード協会(JCCA)
『クレジットカードに関するアンケート調査(https://www.j-credit.or.jp/information/download/questionnaire_youngsocietypeople_190716.pdf)』㈱マイナビ「マイナビ学生の窓口」
『信用情報とは(https://www.cic.co.jp/confidence/intro/basic.html)』信用情報について 指定信用情報機関のCIC
『クレジットカードに関する総合調査 2019年度版調査結果レポート(https://www.global.jcb/ja/press/20200226105311.html)』㈱ジェーシービー
『キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019(https://www.global.jcb/ja/press/news_file/file/chousa2019.pdf)』㈱ジェーシービー
『リボルビング払いとは(https://www.shiruporuto.jp/public/data/vocabulary/yogo/r/revolving_barai.html)』知るぽると 金融広報中央委員会

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