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あえて「夫婦別寝」が増えている!?人生100年時代の「円満な距離感」

LIMO / 2020年3月14日 21時15分

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あえて「夫婦別寝」が増えている!?人生100年時代の「円満な距離感」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、テレワークを推奨する企業が増える一方、通常どおりの営業を続ける企業も少なくありません。そんな中、発表された全国の小中高校の一斉休校。巷では「母と子は極力自宅で過ごすようにはしているけど、夫は通常どおり出勤。夫が感染しないか心配…」といった声が多く聞かれます。

厚生労働省では「家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf)」として、家族に感染の疑いがある場合には、寝室などの部屋を分けることを推奨しています。家庭内での感染リスクへの不安を少しでも取り除くという観点からも、これを期に夫婦の寝室を分ける「夫婦別寝」について考えてみるのもいいかもしれません。

夫婦別寝=不仲なの?

夫婦別寝と聞いて「夫婦仲が悪い」といったイメージを持つ人もいるでしょう。たしかに夫婦仲が良ければ「寝る時も一緒にいたい」と考えるのは自然ですよね。では、実際に夫婦別寝を実行している方々にお話を聞いてみましょう。

・「子どもの誕生を期に、夫は1人で、私は子供たちと別室で寝るようになりました。夫はほぼ毎日残業で帰宅が遅いので、以前は私も子どもも深夜に夫の気配を感じて目が覚めることがありストレスでした。今はストレスもなく夫婦円満ですよ。子ども一人で寝るようになったらどうしよう…と逆にそっちが不安です」

・「夫婦仲は良くも悪くもないですね。結婚して20年近いですし、夫婦というよりも家族です。結婚10年目くらい?家族という意識が強くなってきたあたりから、なんだか一緒のベッドで寝ることに違和感を覚えるようになって…。実の両親や兄弟と毎日一緒のベッドに寝るって考えてくださいよ。なんか変じゃありません?(笑)」

・「子どもが成人したら離婚をしようと考えているので、もちろんすでに別寝です。寝室が別れているおかげで家の中でも一人になれるし、寝室が別だからこそ今の生活を続けられていると思います」

子どもが生まれたタイミングで夫婦別寝になってそのまま…というパターンや、お互いがなんとなく納得をして別寝になるというパターンもあり、夫婦別寝だからといって必ずしも夫婦仲が悪いというわけでもないようです。ただ、夫婦仲が悪くなり寝室を分けるというパターンがあるのも事実。「すごく夫婦仲が良い、ということはない」といったところでしょうか。

夫婦別寝にするメリット

今回は、感染リスクへの不安を少しでも取り除こう、ということで夫婦別寝についてお話を伺っていますが、夫婦別寝にしている方たちは、ほかにも次のようなメリットを感じているようです。

・「夫のいびきが本当にうるさくて。でも夫も悪気があるわけではないので我慢していたんです。ある時、私がインフルエンザにかかって別の部屋で寝てみたら、熱はあったけどとっても快適で(笑)。夫も私を我慢させてまで一緒に寝る必要はないと思ったようです」

・「妻が夜勤のある仕事なので結婚当初から寝室は分けています。普段は相手を起こさないで済むことくらいしかメリットは感じませんけど、喧嘩している時には別室でよかったって思いますよね。やっぱり一緒のベッドで寝るのは気まずいですよ」

・「夫は仕事を持ち帰ることが多いので、夫だけ仕事用の部屋で寝てもらっています。子どもたちはまだ小さいですが、『今日はパパの部屋で寝る』とか、家の中でお泊りごっこみたいにしていて楽しそうですよ。私も一人になるのでスマホを見ながら夜更かしして、そのまま寝ちゃったりして…楽しいですね」

このように、まず、夫婦別寝にすることで相手のいびきや寝相の悪さ、暑い、寒いといった身体的な面でのストレスから解放されるというメリットが挙げられます。また、「一日の終わりに一人になれるリラックスタイムが持てる」といった精神面でのメリットも大きいこともわかります。たとえ相手が静かに寝ているとしても、隣に誰かがいるのといないのとでは大きな違いがあります。極端な話ですが、もしこれが浴室であっても同じことがいえるのではないでしょうか。

夫にはどう切り出す?

それでは、夫婦別寝にしたいと思った場合、夫にはどう切り出すべきでしょうか。「何か隠し事があるのでは?」など、あらぬ不安を与えないようにするためには生活の「潮目」を狙って話を切り出すことがポイントです。

例えば新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大している今であれば「どちらかが倒れてしまっては大変だから念には念を…」と切り出してみても良いかもしれません。この理由であれば、決してウソをついているわけではありませんよね。その他にも…

・子供の入学(入園)を期に生活リズムを整えたい…
・最近いびきが気になってしまって眠れない日が続いているから…
・ホルモンバランスが不安定みたいで一人になりたい…
・忙しそうなので、一人でゆっくりと寝て疲れをとってほしい…

など、本当の理由はどうであれ、相手が納得できるような理由を提案してみると良いでしょう。意外に夫も同じことを考えていたりしてスムーズに話がまとまる可能性もあります。

まとめ

夫婦別寝にはメリットも多いですが、一度寝室を分けてしまうとなかなか戻しにくいというデメリットもあります。「戻すなんて考えられない!」という方はおそらく問題ありませんが、一時の迷いで「別にしようかな…」と考えているのであれば、よく考えてから行動に出られることをおすすめします。

一緒に寝ていた子どもが成長し、一人で寝るようになるように、家族にはその時々のステージがあります。夫婦の関係にも新しいステージがあっても良いのではないでしょうか。

参照:厚生労働省「家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf)」

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