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体調不良の子どもを外に連れ出す親たち…子どものペースを守ってあげて

LIMO / 2020年3月31日 10時0分

体調不良の子どもを外に連れ出す親たち…子どものペースを守ってあげて

体調不良の子どもを外に連れ出す親たち…子どものペースを守ってあげて

元気に走り回っていたかと思えば、突然熱を出してママを驚かせる。小さい子どものいる家庭ではあるあるな出来事ですよね。保育園や幼稚園に入ってしばらくは、疲れから体調を崩しがちになってしまう子どももいるようです。

そんなときには、子どもの体調が回復するまで、しっかりと見守ってあげたいもの。

しかし、中には子どもが体調を崩してしんどそうにしているのに、平気で外へ連れまわす大人も。今回は、友人が具合の悪い子どもを外に連れ出すことに不安を感じているママ2人から話を聞きました。

ケース1:友人の投稿に違和感がモヤモヤ…

SNSは、いつでもどこでも友人とコミュニケーションできる便利ツール。日々の生活の1コマを共有することで、会って話しているときよりも相手の好みや考えがわかることもあります。

2歳の子どもを持つA子さんは、ある日友人がSNSへアップした投稿を見て、違和感を抱いたそう。その違和感とは…

──その友人は、SNSへこまめに投稿するタイプなんです。ある日アップされた新しい投稿を見ると、“子どもが発熱したと保育園から呼び出しがあり、お迎えに行った”というものでした。そのときは“大変だったね”としか思わなかったんです。でも、その約4時間後…

“今日は買い物できなかったから、ファミレスに来ちゃった”と新たなアップ。それを見てまず私が思ったのは、「え、子どもの体調は大丈夫なの?」ということ。

私は、自分の子どもが熱を出したときは、その日のうちに熱が下がったとしても、基本的に家の中でおとなしく過ごさせています。私が過保護なのかな?とも思いましたが、写真に一緒に写っている子どもも、心なしかまだ本調子ではなさそうで…。

人は人、自分は自分なのでその友人に注意する気なんてありませんが、「大丈夫なの?」と正直不安になりました。翌日その友人のSNSがまた更新されていたのですが、次の日もまた発熱で呼び出しがかかったとか。治す気がないとしか思えません──

A子さんが専業主婦である一方、SNSに投稿した友人は仕事をしているそう。仕事があると時間がないから、食事をしに外へ出るのも仕方ないのかなと思いつつも、まだ具合の悪そうだった子どもの顔を思い出して心配になったそうです。

発熱で保育園から呼び出されても、家に連れて帰ってきたら熱が下がっている…なんてことも子どもには珍しくありません。それでも呼び出されたのは、その時だけでも子どもが発熱していたという事実があるからです。

 「これが絶対正しい!」という答えはないし、各家庭でいろいろな事情があるとは思います。しかし、元気を取り戻すまで、子どもが安心して休める場所を用意してあげるのが大人の役目なのではないかと感じました。

ケース2:体調不良のスパイラルから脱出できない姉妹

K子さんも、子どもが体調不良のときの友人の対応ぶりが気がかりだと言います。

──友人には保育園に通う3歳違いの姉妹がいて、いつも交互に熱を出したり体調不良を繰り返しているそうなんです。友人も正社員として仕事に就いたばかりだし、それは大変そうだなぁと思っていました。

ある週末、その友人の家で我が家の子どもも一緒に遊ばせてもらうことになっていたのですが、当日の朝に“おねえちゃんが熱出しちゃって…”と連絡が。また別の日に遊ぼうねと返事をして、約束は次回に持ち越しとなりました。

翌日、“昨日はごめんね”というメールとともに、今度は妹の方が熱を出したとの連絡が。いつも看病ばかりのイメージだったので、“無理しないようにね”と返事をしました。

でもそのメールの翌日、近所の公園でその友人親子とばったり遭遇したんです。驚いて思わず「えっ!?」と言ってしまった私。友人は「今朝は平熱近くまで下がってたから〜」と平然と言いました。

子どもの様子を見ると、昨日熱が出ていたという妹はベンチに座ったまま。お姉ちゃんのほうは妹よりは元気そうに見えましたが、砂場で砂をイジイジする程度で、元気に走りまわれるほどではない様子。

たまらず「治りきってないのに外で遊ばせるから、体調不良のスパイラルから抜けられないんじゃない?」と勇気を出して伝えてみましたが、「でも、熱もないしねー」と気にとめる様子はありません。

早退のお迎えばっかりで仕事が進まない、と悩みを打ち明けられたこともありましたが、正直「自分のせいでしょ」と思ってしまいました──

熱が下がったとたん「外に行きたい!」と子どもに言われるのも、ママにとってはあるあるですよね。でもそこは一旦グッと我慢させて、家の中でも元気いっぱい遊べるようになってからがベターなのではないでしょうか。

子どもをよく見て、時にはスローダウン

子どもは、具合の悪さを自覚したり、調子が悪いことを言葉でうまく伝えることができません。結局、普段から子どもを見ている親の“感覚”に頼ることが多くなります。

「うちの子は熱に弱いから、この体温じゃまだムリだろう」「顔色がいつもと同じになった。そろそろ外へ行かせてもいいかな…」。子どもの体調変化の特徴や、普段とのギャップが重要な判断材料です。

同時に、 大人の都合に合わせることが多すぎないように、気をつけてあげるのも大切なのではないでしょうか。大人は忙しい社会のペースに合わせていかざるを得ませんが、それができないのが子どもです。体調を崩しているときにはなおの事、子どもの回復するペースを守ってあげたいですね。

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