「年収は気にしない」が3割!令和の「結婚相手の条件」とは?
LIMO / 2020年3月24日 19時15分
「年収は気にしない」が3割!令和の「結婚相手の条件」とは?
~結婚前に2人で話し合っておきたいお金のこと~
長い人生を共に過ごす結婚相手を選ぶモノサシとして、「価値観の一致」は最も大切なものの一つ。
でも、なかには「性格も趣味も相性バッチリだと思ってと結婚したのに、最近お金でモメてばかり…」なんて人もいるのではないでしょうか。
金銭感覚のズレを放置しておくと夫婦間のミゾが深まり、離婚まで話が進んでしまうケースも珍しくありません。
そこで今回は「お金に対する価値観」で夫婦が歩調を合わせていくために、早めに気をつけておきたいポイントについて考えてみたいと思います!
「パートナーの条件」第2位は“金銭感覚”
ブライダルジュエリー専門店銀座ダイヤモンドシライシ(https://www.diamond-shiraishi.jp/)が、20歳~39歳の未婚の男女500名を対象に行った結婚に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000007438.html)※では、昭和・平成生まれの約3割が「結婚相手の年収は気にしない」と回答しています。
そのうえで、「結婚相手の条件」のトップ5は以下のような結果がでています。
1位「生活の価値観」
2位「金銭感覚」
3位「経済力」
4位「生活習慣」(昭和生まれ)/「家事に協力的」(平成生まれ)
(ブライダルジュエリー専門店 銀座ダイヤモンドシライシ調べ)
お金に直接関わる条件は2位、3位となりましたが、1位の「生活の価値観」4位「生活習慣」/「家事に協力的(かどうか)」などは、日頃のお金に対する感覚と密接な関係を持つ事項ではないでしょうか。
「流行にむやみに飛びつかず、まだ使えそうなものは修理して使う」とか、「毎月のお給料から先取り貯金を続けている」「健康のためにお酒やタバコを少なめにしている」「買い物の際は常にエコバッグを持参する」といった日常の行動パターンは、その人の生活習慣や価値観が、お金との付き合い方に表われる例だといえるでしょう。
では、結婚前の二人は、何をどんなふうに話し合っておくとよいのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
結婚前に知っておきたい「お互いのお金に対する考え方」
恋人から夫婦になると、これまで気が付かなかった部分がたくさん見えてくるものです。
とくに多いのは、「結婚後にお互いの金銭感覚の違いを実感した」というパターン。
夫婦間でギャップがあまりに大きすぎると、家計が成り立たなくなるうえ、夫婦関係にヒビが入ってしまう可能性も。
そんな事態にならないよう、結婚前にお互いの「お金に対する考え方」を確かめておくことが大切です。
そこで、次のような点を事前に話し合い、結婚後の生活をイメージしておくことをオススメします。
日常生活
家計はどちらがやりくりするのか
どうしても譲れない趣味や娯楽はあるか
昼食代やタバコ代など、結婚後に節約できる項目はないか
将来のプラン
どのようなマイホームを購入したいか
共働きを希望しているのか
子どもが欲しい場合は、いつごろ、何人くらい欲しいか
実家の事情など
両親の介護の必要性
相続する予定の財産はどのくらいあるのか
奨学金を利用していれば、どのような返済計画を立てているのか
結婚前に一緒に暮らしているカップルであれば「日常生活」に関することがらは、すでにお互い理解しあえているかもしれませんね。しかし、将来のプランについては、まだ十分話し合えていない人もいるのでは?
そして、最後の3つはお互いの家族に関することがらも含まれるため、相手に聞くことを遠慮する人の方が多いと考えられます。
今後の二人の資産形成に大きく関わってくる事情があれば、自分から相手に詳細を伝えておくことができると望ましいですね。
結婚後に「そんなこと知らなかった!」と揉めるリスクを極力減らせるかもしれませんし、この先、いつ・どれくらいお金が必要となるのか、などの見通しが立ち、資産形成のプランも立てやすくなるのではないかと思います。
結婚後にお金でモメそうになったら
とはいえ、どんなに丁寧に話し合っていたつもりでも、結婚後にお金のことで揉めてしまう場合があるはずです。
なかでも目立つのが「お小遣い」に関するモメごと。
「毎月のお小遣いが足りない」「家計に余裕はない」と、夫婦で衝突してしまうケースも珍しくありません。
ここで抑えておきたいのは、「相手の意見に耳を傾けているか」「家計の状況を把握しているか」という点です。
本当にお金が足りないのに「無駄遣いをしているから赤字なんだ!」と決めつけられる、給料は上がったのにお小遣いアップは断固拒否…。
このような状況では、相手への不満がたまるばかりでしょう。相手の要求を一方的に否定するのではなく、「なぜそう言っているのか」という背景をくみとったうえで判断したいですね。
そして、どうしても家計が厳しいのであれば、その事実をきちんと説明しましょう。
家計簿や通帳を見せて、夫婦のフトコロ事情を共有しておくことはとても有効です。
「ボーナス支給月にはお小遣いを上乗せする」「マイカーのローンが完済したらお小遣いを増額しよう」といった条件を提示すると、相手も納得しやすくなるのではないでしょうか。
夫婦のお金を「見える化」することで、貯蓄計画や人生設計にも共通の目標が見えやすくなるのではないでしょうか。
夫婦で乗り越える「子育て期間」
さて、子育て期間はライフスタイルが激変し、お金にも時間にも余裕がなくなりがちです。
「結婚直後はおだやかだったが、妊娠・出産を機に夫婦仲が険悪になった」という家庭も少なくありません。
子育てが始まると、家族に関する悩みや、お金に関する問題が次々と発生します。
そんな時期にすれ違い生活が続いてしまうと、子育てや家事の負担が妻(または夫)に集中することに。
家計の悩みについて相談できずにいた結果、あとから夫婦のトラブルになる可能性もあるでしょう。
そんな問題をうまく乗り越える秘訣は、「夫婦の時間」を持つこと。
1日30分でも構いません。お互いが落ち着いて話ができる時間を設けておきましょう。
日ごろから子育てで起きたできごとや、家事や仕事の悩みごとなどを共有しておけば、家庭全体の安心感にも繋がるのではないでしょうか。
まとめにかえて
みなさん、いかがでしたか?
夫婦でお金のことを話し合うときは、「具体的な項目」ごとに、認識を共有することがポイントではないかと思います。
「譲れない趣味」「マイホームの予算や建てる時期」「お小遣いが足りない理由・増やせない事情」、夫婦とはいえ、考え方が違うこともありますよね。
「いくら必要か」「なぜその金額なのか」といった、金額や根拠を、パートナーに包み隠さず説明できるといいですよね。「知らなかった」「納得できない」といったトラブルを最小限におさえられるかもしれません。
【参考URL】
※「昭和生まれ・平成生まれの20~30代未婚男女に聞いた結婚に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000007438.html)」2019年3月実施 銀座ダイヤモンドシライシ(https://www.diamond-shiraishi.jp/)
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