20年近く「テレワーク」を続けてきて思う、「テレワークが子どもに与える影響」
LIMO / 2020年3月25日 18時45分
20年近く「テレワーク」を続けてきて思う、「テレワークが子どもに与える影響」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、テレワークを取り入れる会社が増えました。そして今、テレワークが注目されていますが、フリーランスで働く筆者は、もう20年近くテレワークで働いています。
現在、子どもは高校生ですから、テレワークと子育ての時期はほぼ重なります。そこで今回の記事では、親のテレワークと子どもとの関係を筆者の経験を通して紹介していきたいと思います。
これまで一度も「出社」したことがない私
厚生労働省の「働き方・休み方改善ポータルサイト(https://work-holiday.mhlw.go.jp/telework/)」ではテレワークが推進されています。テレワークとは、「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)」の総称としています。
今回はCOVID-19感染防止のために、テレワークをすることになった人も少なくありませんが、筆者はずっとテレワークをしていました。
どこかの会社の社員になったことがなく、ずっとフリーランスで働いていたからです。そのため「出社」「出勤」をしたことはありません。もう20年近くになるので、筆者の中では家で仕事をするのは当たり前。そうなると筆者の子どもも「母親が家でパソコンを前に仕事をするのは当たり前」と考えるようになりました。
「え?うちのお母さん、家で仕事しているよ」と普通に言う子どもたち
筆者の子どもたちは、生まれた時から母親が家で仕事をしているので、それが普通の働き方だと思っていた時期がありました。小学校に入り授業で職業の話になった時に「あれ?お母さんは家にいるぞ」と思ったのではないでしょうか。でも、それに対して「嫌だな」「変わっているな」と思うことはなく、「お母さんは家で仕事をしています」と言っていたようです。
ちなみに夫は会社員なので出社はしますが、やるべき仕事をすれば時間の管理は自由です。そのため夕方4時くらいに帰宅することもザラなので、「定時」という感覚がありません。そういう意味では、一般的なサラリーマン家庭とは仕事のやり方が違っていると言うこともできそうです。
時代は変化する。「新しい職業は自分で作ってもいい」
筆者の働き方を見ている子どもたちの中では、「会社に勤めなくても良い」という考えはあると思っています。現在ではインターネットがあれば、実にいろいろな仕事ができます。
筆者のように執筆活動やフリマアプリ・ネットオークションのアドバイザーという仕事もそうですし、YouTuberも同じでしょう。筆者が子どもの頃にはなかった職業がここ10年、20年で生まれています。今後もAIの発達によって世の中は大きく変化するでしょうから、まだ生まれていない職業があるのは確かでしょう。
こういった基盤ができている中で、今の子どもたちは既存の職業にとらわれることなく、新しい職業を作っていくこともできます。テレワークという働き方は、そのことを教えるきっかけになるのではないかと筆者は考えています。
「時間にとらわれない働き方」を直に見せることができるテレワーク
テレワークのいいところは、自分で時間の管理ができる点です。筆者の場合、子どもが幼稚園に入る前は早朝や子どもが昼寝をしているときに仕事をしていました。今は子どもも大きくなったので日中に仕事ができますが、それでも早朝に仕事をするのは変わりありません。
日中は日課のウォーキングをしたり、買い物に行ったりと、違うことに時間を使っています。子どもの学校行事も誰かに遠慮することなく参加できていました。
結局期限までに仕事を終わらせればいいので、どのタイミングで仕事をしようが関係ないのです。でも逆に考えると、自分で時間の管理をしないといけないので、「いかに時間を作るか」は重要なポイントになってきます。
筆者の場合には、先ほども書いたように早朝に時間を作ったり、なんだかんだで時間がかかる買い物に行く回数を減らし通販を利用するなどしています。
まとめ
多くの人がテレワークを余儀なくされたことによって、COVID-19が終息した後でもテレワークが続けられることもあるでしょう。家で働く親の姿を子どもが見て、働き方への考えが広がる可能性も十分あります。仕事の形はもっと自由でいい。そう思う子どもたちが、もっと便利でもっと楽しい仕事を作っていくのかもしれません。
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