日本電気（NEC）の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://jpn.nec.com/ir/pdf/securities/2018/2018181_04.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手電機メーカーである日本電気（NEC）です。

日本電気（NEC）の平均年間給与はいくらか

日本電気（NEC）（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は798.9万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は43.4歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は19.0年となっています。

日本電気（NEC）の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で2万252名。単体で2万人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

パブリック事業：8247名

エンタープライズ事業：3364名

ネットワークサービス事業：2054名

システムプラットフォーム事業：2641名

グローバル事業：809名

その他：3137名

また、連結の従業員数は11万595名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

パブリック事業：2万6278名

エンタープライズ事業：1万309名

ネットワークサービス事業：1万26名

システムプラットフォーム事業：1万7642名

グローバル事業：2万1373名

その他：2万4967名

過去4年の業績動向

日本電気（NEC）（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上収益ですが、過去4年をみると、2016年3月期は2兆8248億円、2017年3月期は2兆6650億円、2018年3月期は2兆8444億円、2019年3月期は2兆9134億円となっています。なお、2017年3月期より国際財務報告基準を採用しています。

また、税引前損益については、2016年3月期は865億円の利益、2017年3月期は680億円の利益、2018年3月期は869億円の利益、2019年3月期は779億円の利益でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期損益は、2016年3月期は759億円の利益、2017年3月期は273億円の利益、2018年3月期は458億円の利益、2019年3月期は401億円の利益となっています。

※日本電気（NEC）の2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/7429）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。