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ママ友が「コミュニティクラッシャー」だった…壊れた人間関係の先にあったもの

LIMO / 2020年3月25日 19時45分

ママ友が「コミュニティクラッシャー」だった…壊れた人間関係の先にあったもの

ママ友が「コミュニティクラッシャー」だった…壊れた人間関係の先にあったもの

もともと上手くいっていた信頼関係を壊す『コミュニティクラッシャー』をご存じですか?恋愛面や仕事面などにおいて承認欲求が強く、人の中心にいたい、注目されたいという感情を優先することで、周囲に悪影響を及ぼす厄介な人物のことです。

レタスクラブニュースが2019年2月に実施した「ママ友に関するアンケート調査(https://www.lettuceclub.net/news/article/184970/)」によると、1,481人の回答者のうち、ママ友がいると回答した人数は683人。そのうちの161人(23.6%)のママたちが「ママ友付き合いで悩みがある」と回答しています。およそ4人に1人はママ友付き合いに悩みを抱えているようですね。

今回伺った事例もそのひとつ。ひとりの『コミュニティクラッシャー』によって崩壊した、あるママ友グループの話をご紹介します。

人あたりのいいママ友 

Kママと知り合ったのは、同じスイミングスクールに子どもを通わせているのがきっかけだったという、Hさん。同じ小学生低学年クラスに通うAママ、Bママ、Cママと仲が良く、小学校は違うものの定期的にママ友会を開く間柄でした。とくにAママとBママは、中学生になる上の子どもが同級生ということもあり、特に仲良しだったそうです。

そしてHさんの夫とCママは幼馴染だったことから、Cママとは家族ぐるみの特別な関係を続いていました。そんな良好な関係のママ友グループに、途中入会のKママが入ってきたのです。Kママの第一印象は「おっとりとした、優しそうなママ」でした。しかし話してみると気分屋の一面があり、おっとりしたなかにも気の強さを感じたといいます。

ここで気づくべきだった、とHさんは後悔しました。それからKママの『コミュニティクラッシャー』ぶりが発揮されるのです。

ママ友グループに亀裂が… 

ある日、Aママの子どもが熱を出してスイミングを休んだ際、Bママが話の流れで「Aママの中学生の子は優秀で、私の子どもは不出来だから同じ高校には行けそうにない」と、自虐を交えて話したのだそう。その時はKママも含め、全員で笑って話を聞いていたのですが、Kママの暴走がここから始まったのだといいます。

それから数週間後、今度はBママが用事でスイミングをお休みすると、Kママがあのときの話題をニコニコと話し出したのです。「Bママが『Aママの子どもとはレベルが違うから、一緒にいてもつまらない』といっていた。」

Hさんは慌てて「いつもの冗談」だと伝えると、Aママも苦笑いで納得してくれたそうです。気まずい空気のなか、気を遣ったAママは「Bママの子どもは恰好よくて、私の子どもと違ってモテモテでうらやましい」と自虐で答えてくれました。これはいつものことで、2人の仲がいいからこその言葉でした。

しかし、ことあとAママとBママの関係はギクシャクしだし、最終的に2人ともスイミングスクールを辞めてしまったのです。のちに話を聞くと、影でKママが「Aママが『勉強もしないで女遊びばかりしている』って」「Bママが『勉強しか能がない』って」と話を歪曲させて伝えていることがわかりました。

グループ内の夫婦仲にも亀裂

HさんとCママ、Kママの3人になってしまったママ友グループですが、それからも関係は続いていました。とくにCママとは家族ぐるみの関係のため、Kママのいないところでも顔を合わせていたようです。

そんなある日、HさんはKママに呼び止められたといいます。内容は「あなたの夫とCママが密会している」という内容でした。Hさんが真剣に取り合わないと、「2人が会っているところを見た。仲よさそうに体を寄せ合っていた」とまくし立てるようにいうのです。

その場は気にしない素振りをしたものの、どんどん不安になっていったHさん。「幼馴染にしては、仲が良すぎでは?」という考えがよぎり出し、Kママの言葉が引っかかってしまったのです。夫に確認しても「なにバカなことを」と軽くあしらうだけでHさんに向き合おうとしなかったようで、日に日に疑惑の目を向けるようになったといいます。

一度疑うと、夫の口からCママの話が上がるだけで、感情が不安定になったそうです。Cママと会っていても、「実は、私に隠れて会っているのでは?」と疑心暗鬼に。

CママからBBQの誘いがあったとき、ついにHさんの感情が爆発して「そうやって夫を誘っているのでしょう?」と問い詰めてしまったそうです。このときは疑う感情ばかりで、冷静な判断ができていなかったといいます。この発言に恐怖を覚えたCママは、このまま音信不通になったそうです。夫も、すぐにCママの連絡先を削除したといいます。

その後、Kママの見たという2人の密会は、家族同士で公園に行ったときの話だと知りました。もちろんその場にHさんもいたようで、まったく怪しくなかった二人を、なぜ信じられなかったのか。Kママの言葉を信じてしまったのか、今でもわからないそうです。
夫婦関係までもギクシャクするようになってしまったHさんですが、少しずつ関係を修復しているのだとか。

無自覚?クラッシャーには気をつけて

こうしてママ友グループがバラバラになったあと、Kママは「私の周りはいつも問題がある」と首をかしげていたのだとか。「自分が関係を壊した」という自覚がなく、Kママは今までもたくさんの人間関係を壊してきたのだろうと推測されます。

それでも、Kママを信じてしまった弱い心が原因なのだと、Hさんはいいました。コミュニティクラッシャーの特徴として、都合のいいように解釈し、それが嘘であっても構わないという考えがあるようです。

歪曲された情報や、勝手な解釈を伝えることによって、「自分によって振り回されている人がいる」という事実が、Kママはうれしかったのではないか、とHさんはいいます。

皆さんの周りにも『コミュニティクラッシャー』はいるかもしれません。大切な人との関係が壊れないよう、信じられる人は誰なのか、いま一度考えてみませんか。


【参照】レタスクラブニュース
「いてよかった?悩みの種? ママ友関係にまつわる本音を1481人に調査(https://www.lettuceclub.net/news/article/184970/)」(2019年4月)

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