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「成果を出しても評価されない人」に足りない4つのこと

LIMO / 2020年3月30日 20時15分

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「成果を出しても評価されない人」に足りない4つのこと

みなさんは、「頑張っているのに認めてもらえない」とか「こんなに成果を出しているのにどうして評価してもらえないのか」と悔しく思うことはありませんか。本稿では「成果を出しても評価されない人」には何が足りないのかを見ていきます。

上司を巻き込んでいない

仕事で何かのプロジェクトを推進したり、自分なりに考えた施策を実行して成果を出すことは確かに大事なことですが、それを正当に評価してもらうためには上司との密なコミュニケーションが欠かせません。

なぜかというと、上司にそのプロジェクトや施策について興味を持ってもらい、さらには心に留めておいてもらう必要があるからです。最終的な目標は、上司がそのプロジェクトの進捗を聞きたがるようになること。つまり、上司にそのプロジェクトの成功を期待させるのです。

そのための布石を打つ方法として、上司にプロジェクトの計画段階から報告し続けるという手があります。あるいは、計画段階より前の問題提起のところから報告してもいいでしょう。

それを上司に相談し、「~という課題があるため、〇〇という施策を実施したいと思う。その結果、××が改善し、△△円という収益が見込める」という筋書きをはっきり見せるのです。ある程度の見込み値で構いません。その筋書きがあれば、上司の頭の中には「この施策の実施で△△円という収益が見込める」ということがインプットされます。

収益にどれだけ貢献できるのかということを先に見せておくことも、上司の興味関心を引くためのポイントです。こうして期待感を抱かせ、毎日少しずつ進捗を報告していると上司も忘れなくなりますし、向こうから「進捗どう?」と聞いてくるようにもなるでしょう。

成果を見える化していない

成果を出しているのになぜか評価してもらえないという人の多くは、成果を「わかりやすい形にして報告する」というパフォーマンスの部分が足りていないものです。

上司も忙しいので、部下全員の成果を100%把握して評価するなんてことはできません。だからこそ、人事評価シートがあったり、人事評価面談の機会が与えられたりするのですが、多くの場合そこで話されることは形式的な内容になりがちです。しかし、高く評価されるには、上司にとって臨場感があり、感動した思い出がなければならないのです。

そのためには、わかりやすい形にして上司や周囲の人に報告することが大事です。どういう課題がどのような施策により、どう改善したのか。どのくらいの成果が出て、いくら収益に貢献したのか。このあたりをパワーポイント1、2枚にまとめて、部内のミーティングや定例会議などの場で報告します。

その際は図やグラフを入れて視覚的にも訴えかけることも大事です。また、報告の際には「立て板に水」のような話し方を意識することも必要です。

詰まってしまうと周囲の人からの突っ込みどころを与えてしまうことになり、下手に突っ込まれるとせっかくの成果が台無しになります。ある程度の質問は予測したうえで、回答を準備して臨みましょう。

成果以外のことに気を配っていない

最近は管理職も、会社から厳しい目で見られるようになりました。特に、勤怠管理やハラスメント行為についてです。部下が規定の労働時間を超えて働くと改善報告書を提出させられたり、部長以上が参加する会議の場で厳しいことを言われたりするような会社も増えているのが現状です。

どんなに頑張っていても、どんなに成果を出していても、「〇〇さんが長時間労働したせいで改善報告書を出さなくてはならなくなった」とか「会議で矢面に立たされた」なんてことになったら、当然いい気持ちにはなりません。

また、ハラスメント行為によって人事部や取締役から注意を受けたり、「部下への指導が行き届いていないのでは?」などと嫌味を言われたりしても、当然上司は不快に感じます。逆にほかの部に力を貸すことで、他部署の部長から「おたくの〇〇さんには助けてもらったよ。ありがとう」などと言われれば誇らしく感じるでしょう。

部下の行動で管理職の評価は大きく変わります。成果を出したからといって、自分が怒られたり恥をかかされたりする原因になった部下のことを高く評価するわけがありません。

上司も人間だという意識がない

最後は、上司も人間だということを常に意識しているか、ということです。人事評価はもっと客観的に行われるべきだと思う人もいるかもしれませんが、やはり上司も人間。相手のことを好きかどうかは評価に大きく影響します。人間が評価する以上、どんなに客観的に評価しようと思ったとしても、感情が一切入らないというのは不可能なのです。

大切なのは、上司があなたと話していて「この人は自分のことを慕ってくれているな」「尊敬してもらえているな」と感じること。人は自分のことを慕ってくれている相手の期待を裏切ることはしにくいものですし、自分に好感を抱いている相手のことを嫌いになるのも難しいのです。媚びろというのではありません。大事なのは上司と良好な関係を築くことです。

おわりに

仕事で成果を出すことは簡単なことではありませんが、成果を出したときにそれを正当に評価してもらうのはさらに難しいことです。しかし、それはキャリアを積み上げていく際に重要なスキルの一つ。日本人は謙虚さのためか、評価されるのを極端に遠慮してしまうことがありますが、正当に評価されることも一つのスキルだと割り切り、そのスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

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