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「おむつはずれはまだ?」って言わないで。母親世代とは違う「トイトレ」事情

LIMO / 2020年4月4日 19時45分

「おむつはずれはまだ?」って言わないで。母親世代とは違う「トイトレ」事情

「おむつはずれはまだ?」って言わないで。母親世代とは違う「トイトレ」事情

春から夏へとしだいに暖かくなってくると「そろそろかな」と気になり始めるのが、子どものトイレトレーニング。薄着になっても寒くないとか洗濯物が乾きやすいという理由で、「トイトレ」を考え始める人もいるようです。

トイトレは、親にとっても子どもにとってもセンシティブな問題。それなのに、周りからアレコレ言われて気が滅入ることもありますよね。そこで今回は、トイトレ経験者である筆者や友人の話を交えつつ、近頃のトイトレ事情を紹介していきます。

7割のママがおむつがはずれないことに焦りを感じている!

まず最初に、総合マーケティング支援を行っているネオマーケティング社が、トイトレ中の2〜3歳の子どもをもつ全国の既婚女性100人(20〜45歳)を対象に実施した『トイレトレーニングに関する調査(https://www.neo-m.jp/investigation/199/)』(2015年)の結果を見てみましょう。

Q:おむつがなかなかはずれないことに焦りを感じる?

とても感じる 41%

やや感じる 29%

感じない 30%

さらに「とても感じる」「やや感じる」と答えた70人にその理由を尋ねたところ(複数回答)…

1位:ほかの子よりもおむつはずれが遅れるから 67.1%

2位:トイトレ期間が予定より長引いてしまうから 48.6%

3位:近親者からの指摘やプレッシャーがあるから 35.7%

紙おむつの機能性・快適性が向上したことで、昔に比べておむつはずれの年齢が遅くなったり、トイトレ期間が長くなったりしているそう。そのために、想定していたタイミングでおむつがはずれずに焦るママも増えているのでしょう。

実際、筆者が子どもの頃は、1歳くらいですでにトイトレが完了していたのだとか。その話を母から聞かされていたので、筆者も自分の子どものトイトレを早い時期から意識し、1歳くらいから始めました。

しかし幼い子どもにとっては、トイレの意味もいまいちわからない状態でトレーニングは難航。また「幼いころの自分はできていたのに、この子はなんでできないのだろう」「私のやり方がいけないのか」などと、悩みがどんどん膨らんでいくばかりでした。

そこで筆者は、一旦トイトレをお休みすることにしたのです。

「まだおむつはずれていないの!?」

トイトレをお休みしたことで、一旦は気持ちが楽になりました。しかし今度は周りからのプレッシャーを受けることになってしまったのです。

筆者の場合は?

帰省したときには実家の母から、親戚の家に遊びに行けば叔母から…

「まだおむつはずれていないの?」

「もうおむつはずしてあげないと、子どもがかわいそうよ」

「あなたはこの子くらいのときはもうおむつしていなかったわよ」

など、ダメ出しの嵐。心配で助言してくれているのもわかりますが、なんだか自分がダメな親だといわれているように感じ、落ち込むこともありました。

友人 A子の場合は?

身内からの指摘に落ち込んだ筆者は、同世代の子どもを持つ友人・A子に相談することに。

A子はまだトイトレをしていなくて、3歳になったら始めようかと考えているそう。A子も周りからプレッシャーをかけられているとのことでしたが、「気にせずに自分はマイペースでいくと決めた」と話してくれました。

友人 C美の場合は?

小学生の子どもを持つ友人・C美に相談すると、親に言われることはなかったものの、夫から指摘されてイラっとしたことがあったそうです。C美は子どもが2歳半くらいからトイトレを始めましたが、うまく進まず停滞ぎみに。

そんなとき、夫から「うちはまだトイトレ終わらないの? ○○さんところの△△くんはもうトイレでしてるらしいよ」と言われたそう。トイトレは全部C美に任せっきりで、調べることも手伝うこともしてこなかった夫の発言に、苛立ちと焦りがピークに達したと言います。口だけ出されたら、当然ですよね…。

友人それぞれの話を聞いて、自分だけでなくほかの人もトイトレで苦労していることがわかり、周りからの意見を真に受けずほどほどが良いかも…と、少し気持ちが楽になったのでした。

周りの人はどうしても自分の経験や、ほかの人の話をもとにアドバイスしてきます。しかしそれを全部受け止めていたら、自分を追い込んでしまうばかり。ほどよくアドバイスを聞き、焦らずに我が子と向き合うことが大切だと感じました。

筆者が実際に試したトイトレ方法

最後に、筆者が実際に試したトイトレ方法を紹介します。

もちろん育児本に載っているような、トレーニングパンツを使った方法も試しました。しかし我が子はトレーニングパンツがぬれても気持ち悪いと感じなかったようで、トイトレは難航。

そんなときママ友から、「荒療治のようなものだけど、普通のパンツを使うといいよ」と言われ、ためらいつつも実践してみました。すると、3日目くらいにはトイレでおしっこができるようになったのです!

トレーニングパンツだとしっかり吸収してくれますが、普通のパンツですから当然もらしたらびちゃびちゃです。親にとっては掃除が大変ですが、子どもも不快だと感じやすくなったためにスムーズにいったのかもしれません。

一方で、うんちはなかなかスムーズにいかず、おむつでないとしなかったり、おまるでしてみたりと試行錯誤。できるようになるまで時間がかかりました。

どの方法がその子に合っているかはわかりません。トイレを楽しい場所だと感じてもらえるようにおもちゃを置く、うまくできたときにはシールを貼る“ごほうび方式”にする…など、工夫しながら根気よく試してみることで、意外とスムーズにいくかもしれませんね。

まとめ

おむつをはずすというのは、親にとっても子どもにとっても避けることのできないハードルです。「なんでできないの!」と苛立ったり、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。しかし、いつかはできるようになるので、焦らずに取り組むことが大切。

また、トイトレに悩んでいるママから相談されたら、しっかり話を聞いてあげてください。自分の経験や周りの言う常識を押しつけるのではなく、子ども一人ひとりで違うから…と励まして、そっと見守ってあげましょう。

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