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車を運転しないママたちを助ける「自転車の活用」と「マナー」

LIMO / 2020年3月30日 20時45分

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車を運転しないママたちを助ける「自転車の活用」と「マナー」

今年の3月は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響から商業施設や人込みを避けながらなんとか子供たちを楽しませようと必死なママたちの姿を多く目にしました。とはいえ、安心な場所というとその選択肢は限られてくるもの。なるべく人の少ない公園を探しながら街を駆け抜けるママの必須アイテムといえるのが子供乗せ自転車、通称ママチャリです。

自動車に比べ小回りが利く自転車。その便利さと注意点とは一体どんなものなのでしょうか。

公園などは駐車スペースがなかなかない

普段、週末のお出かけや子供の習い事の送迎の際など自動車があると便利です。しかし、中には免許を持たないママやペーパードライバーになって早十数年、なんてママも珍しくありません。また、今回のように人込みを避けながら行動していると、駐車場がなかなか確保できないなんてこともあるため、ちょっとした子供の息抜きには自転車の方が便利だったりします。

最近では電動自転車が普及してきており、au損保がおこなった「電動アシスト付自転車の利用実態調査(https://www.au-sonpo.co.jp/corporate/news/detail-222.html)」によると、自転車を保有する人の17.3%が電動アシスト付き自転車を所持するまでになってきました。子供を抱える多くのママたちもまた、こちらのタイプを購入しているようです。小学校入学前の子供だったら前と後ろにそれぞれ乗せることが可能なので、親子三人が手軽に移動することができます。

地域にもよりますが、傾斜が少ない地域などは利用者も多く「都内は交通量も多く、とても子供を乗せて車の運転をする自信がない」といったペーパードライバーのママには最適な移動手段といわれています。

自動車を持たない時代の子育て

運転に自信がない以外にも、自動車を持たないという選択をする人が増えている昨今。「そうはいっても子供がいたら車がないと困るのでは?」という声も聞こえてきます。

・「夫婦そろって自動車を使用しない職種だったため、今さら運転ができるか不安でした。また、自動車に乗ること自体興味がないということもあり、夫婦で車を持たない生活を選択しました。ただ、子育てをしているとどうしても公共機関ではいけないような場所もでてきます。そういった際にはタクシー代を惜しまないこと・レンタカーを借りることなどしながら、可能な手を尽くしています。子供は小学生になりますが、これまでそれほど不便を感じませんでした」

・「電動自転車を愛用しています。車のように長距離移動できるか?といったら当然限界はあります。私は自動車の免許を持っていないので、自分のできる範囲で移動しています。ただ、自宅を購入する際に駅からの距離や将来子供が必要になるであろう場所へのアクセスなどもある程度考えていたので、日常的に長距離移動を必要としません。都市部にすむからこそそんなことが言えるというのはありますが、便利な場所に住む代わりに車を持たないという選択は、周りにも増えてきているのを感じます」

最近ではマンションにシェアカー設備があったり、大手パーキング会社がシェアカーを提供していたりと、所持しなくても気軽に自動車を利用することができます。自動車の維持費は年間25万円から35万円ほどといわれており「三井ダイレクト損保調べ(https://www.mitsui-direct.co.jp/car/guide/new/mainte_cost/)」のコスパを考えると「大きな買い物をする週末だけ夫に運転してもらう」といった妻たちに必要なのは自動車よりも小回りの利く自転車なのかもしれません。

子供を乗せるときの注意

気軽に移動できコストもかからない自転車。だからこそ気をつけなくてはならないこととは何なのでしょうか。

・「子供が小さく、ヘルメットを嫌がります。先日、出発前にそこに時間をかけるのが面倒でそのまま発進してしまったのですが、なんと運悪く転倒。子供は頭をぶつけてしまいました。ヘルメットとシートベルトは普段軽視しがちですが、基本を守らないと危ないということを実感しました」

・「習い事への送迎が時間ギリギリでした。運悪く、なかなか変わらない信号が赤に変わりかかっていたので、悪いとは思いながら強行突破しました。事故などはありませんでしたが隣を走っていた老人の方に『子供の命が惜しくないのか?!』とお叱りを受けました。確かに冷静な判断ではなかったと反省しています」

・「一人で買い物に行く途中、物陰から犬が飛び出してきました。どうやら飼い主の小学生がリードを離してしまったようで、あと一瞬遅かったら私も犬も危なかったと思います。人や動物にけがをさせてしまったり、自分が思わぬケガをしてしまうことがあるんだと痛感。運転に気をつけるのと同時に保険などに加入することの大切さをあらためて考えました」

東京都都民安全推進本部の「東京都自転車の安全で適正な利用を促進に関する条例(https://www.tomin-anzen.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/kakusyutaisaku/jitensha/seisaku-jyourei/jitensha-jourei/index.html)」によると、2020年4月1日より、自転車保険加入の義務化がされるなど、今まで以上に意識が高まってきているようです。

まとめ

子育てをする際に必須と言われる自動車。しかし、免許を持たない人や子供の命を思うと運転に自信がないという人もいます。そんな人は「自分に運転スキルがあったら」なんて悲しんでいないで、その状況をポジティブにとらえ自転車というアイテムを楽しんでみるのもひとつの手です。

コストパフォーマンスの良さや小回りの良さなどに目を向けながら、こんなときは美しい桜を楽しんでみるのも気分転換になるのではないでしょうか。

【参考】
au損保「電動アシスト付自転車の利用実態調査(https://www.au-sonpo.co.jp/corporate/news/detail-222.html)」
三井ダイレクト損保「車種別自動車の維持費(https://www.mitsui-direct.co.jp/car/guide/new/mainte_cost/)」
東京都都民安全推進本部「東京都自転車の安全で適正な利用を促進に関する条例(https://www.tomin-anzen.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/kakusyutaisaku/jitensha/seisaku-jyourei/jitensha-jourei/index.html)」

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