乗ったら惚れる!電気自動車の魅力
LIMO / 2020年3月31日 18時45分
乗ったら惚れる!電気自動車の魅力
最近街中でよく見かけるようになってきた電気自動車(EV)。
代表的な車として日産自動車の「リーフ」がありますね。
従来通りのガソリン自動車に乗っている方からすると、EVって静かなだけで何も魅力を感じなかったりパワー不足なのでは?と思ったりする人も多いかと思います。
そこで今回は、EVに乗ったことのない方々へ向けEVの魅力を紹介していきたいと思います。
EVは遅い?
はじめに抱くEVのイメージは「遅い」ということではないかと思います。
ガソリンエンジンを搭載した、比較的排気量の大きい車やターボなどの過給機が付いている車に乗っている人からすると、電気を燃料としてモーターを駆動させて車体を動かすEVには、非力なイメージを抱いてしまう方が多いのではないでしょうか。
ですが、一度EVに乗ってみるとそのイメージは払拭されること間違いなしです。
日産自動車「リーフ」を例にスペックを確認してみると、モーターの出力は109馬力と1,500ccクラスのコンパクトカーとほぼ同じくらいですが、最大トルクが254N・m(25.9kgf・m)/0-3008rpmと2,500cc~3,000ccクラス並みの力強さを発揮します。(「リーフ」の62kWhバッテリー搭載車だと、モーター最大トルクは340N・m[34.7kgf・m/500-4,000rpm])
しかも最大トルクが発進時から出るので、出足がバツグンにいいというメリットもあります。
数年前に日産自動車のCMでスポーツカーとゼロヨン対決をしてリーフが買ってしまう、といういかにも過激なものが放映されていましたが、時速0kmからの力強い加速感は非常に気持ちのいいものなのです。
また、EV全般に言えることですが、重量のあるバッテリーを搭載している関係でサスペンションなどの足回りのパーツが強化されています。
そのため、カーブや山道での運動性能も高くなっていますから、キビキビとした走りを楽しむことができます。
EVのデメリット
EVの加速はとても気持ちのいいものですが、それ以上にデメリットと感じてしまう要素があります。
それは皆さんが感じているであろう「電池の持ち」です。
EVは電気を燃料として車を走らせているので、電気がなくなってしまう、いわゆる「電欠」状態になると走行不能になってしまいます。
EVが普及しだした約10年前は充電するスペースがかなり少なく、車自身の電池の持ちも条件によって100kmも走れないというものでした。
現在はアメリカのテスラが発売している「Model 3」のカタログ上のスペックでは、満充電状態で560km走行できるようになり、実用的にはなってきました。
ですが、ガソリンスタンドのように充電スタンドがすぐ見つかるわけではありません。
充電スタンドを見つけたとしても先客がいる場合、先客の充電が終わるまで待たなければならないためストレスを感じてしまいます。
EVは便利になってきてはいますが、こういったネガティブな要素が未だにあるのです。
また、搭載されているバッテリーはスマートフォンと同じリチウムイオン電池が採用されており、充電を繰り返すとバッテリー自体が劣化し航続可能距離が短くなっていきます。
バッテリーの交換は可能ですが、数十万円単位で費用が発生してしまうのがネックです。
電池の持ちが心配なら「レンジエクステンダー」という選択肢も
前項で解説したEVのデメリットを払拭するシステムが「レンジエクステンダーEV」です。
BMWが発売している「i3」は、走行性能はEVそのものです。しかし、搭載されているバッテリーの充電が少なくなってきたら、車に搭載している発電用の小型エンジンが稼働し、エンジンが発電するシステムです。
これにより電池残量が少なくなってきても、ガソリンがあればドライブが楽しめるという画期的なシステムです。
レンジエクステンダーとは違った機構ですが、日産自動車の「NOTE e-POWER」も似たような機構を搭載しています。
BMWの「i3」も日産自動車の「NOTE e-POWER」も車を動かすための動力はモーターですから、EVの走行性能を楽しむことができます。
まとめ
EVはまだまだ発展途上の車ですが、ガソリン自動車とは違う静かでパワフル、さらにキビキビとした走りをすることができます。
電池の持ちに関しては不安ですが、毎日決まった距離を通勤・通学などで走行する方や長距離ドライブをあまりしない方にとっては、かなり実用的な車であることは間違いありません。
まずはレンタカーなどで試乗して魅力を感じてみてください。
【参考】
「EV(電気自動車)とは(https://www.meti.go.jp/policy/automobile/evphv/what/ev.html#ev01)」経済産業省
Tesla Model 3(https://www.tesla.com/ja_jp/model3)
NOTE e-POWER(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/performance_safety.html)
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