牛めし「松屋」の松屋フーズHD、新型コロナの影響で今期初のマイナス成長に(2020年3月)
LIMO / 2020年4月3日 12時15分
牛めし「松屋」の松屋フーズHD、新型コロナの影響で今期初のマイナス成長に(2020年3月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「松屋」他を運営する松屋フーズHD(9887)の、2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年4月1日に更新された、速報ベースの松屋フーズHDの2020年3月既存店売上高は、対前年同月比94.7%とマイナス成長。内訳は客数91.5%、客単価103.6%で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による客数減を客単価でカバーするには至りませんでした。
また全店売上高も96.0%であり、既存店及び全店ともにマイナス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は新型コロナ問題の影響が本格化した3月以外、全ての月でプラス成長。客数は3月にマイナスに転じましたが、客単価は3月も含め12カ月間プラス成長を維持しています。
また全店売上高も既存店同様に、3月を除く11カ月がプラス成長。3月は新型コロナが店舗業績を直撃した形となりました。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2019年7月から上昇が続き、2020年1月には5,130円の高値に到達しました。
しかしその後は反落。2月後半からの世界的な株価下落を背景に、3月13日には3,025円の安値を付けました。その後はWボトムのパターンを形成し、4,200円を回復した後に再度下落して、現在は3,500円前後で取引されています。
2020年3月期は期末の3月になって、業績・株価ともに新型コロナ問題による打撃を受けることになりました。感染拡大が依然として続く中、4月からの2021年3月期は業績の落ち込みをどの程度に抑えることができるのかという点が注目されます。
参考資料:月次報告(2020年3月期)(https://www.matsuyafoods-holdings.co.jp/ir2/monthly.html#m2020)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本マクドナルドHD、24年度上期大幅営業増益の理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月11日 20時55分
-
〈ファミレス消滅の危機〉北九州のソウルフード「資さんうどん」運営会社を「すかいらーく」が買収した狙いとは? 業界トップ丸亀製麺との全面対決か
集英社オンライン / 2024年9月11日 8時0分
-
2期連続で減益…負け組だった「ワークマン」が復活? 株価上昇は円高、異常気象が要因か
MONEYPLUS / 2024年9月5日 7時30分
-
ファーストリテ株が一時2%超安、ユニクロ大幅増収でも全体相場に連れ安
ロイター / 2024年9月4日 10時18分
-
セブンイレブンにカナダ企業が5兆円の買収提案。日本のコンビニ業界「客足増でも売上が伸びない」理由
日刊SPA! / 2024年8月25日 8時53分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください