牛丼「すき家」のゼンショーHD、新型コロナで3月の客足減も通期でプラス成長に(2020年3月)
LIMO / 2020年4月4日 8時20分
牛丼「すき家」のゼンショーHD、新型コロナで3月の客足減も通期でプラス成長に(2020年3月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「すき家」他を運営するゼンショーHD(7550)の、2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年4月1日に更新された、すき家の2020年3月既存店売上高は、対前年同月比92.2%でマイナス成長。内訳は客数91.4%、客単価100.8%と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で客数が大きく減少した結果マイナス成長となりました。
全店売上高も92.6%であり、既存店・全店ともにマイナス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
今期の既存店売上高は、7月(98.6%)及び3月の2カ月が対前年同月比でマイナス成長となりました。ただし通期では102.3%であり、3月の新型コロナ問題の影響はありましたが、年間ではプラス成長を達成しました。
また全店売上高も既存店同様7月(98.5%)と3月がマイナスになりましたが、他の月は全てプラス成長。既存店同様、通期では102.7%のプラス成長となっています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の2019年以降の株価は、2,500円台でいったん天井を付ける傾向にありました。2020年も1月に最高値2,535円を付けた後に下落を開始。世界的な株価下落を背景に3月には1,677円まで下落しました。
その後Wボトムパターンを形成し、2,253円まで反発後に再び下落し、現在は2,000円割れの水準で取引が行われています。
2020年3月期は堅調な推移を見せていましたが、期末の3月にきて新型コロナに直撃される形となりました。それでも通期では既存店・全店ともにプラス成長を維持しています。新型コロナ問題が長期化する中、4月から始まる2021年3月期の業績の落ち込み幅が注目されます。
参考資料:すき家 月次売上推移 (2020年3月期)(https://www.zensho.co.jp/jp/ir/finance/monthly/)
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