コロナで『就活』にも変化⁈増えると予想される「WEB面接」の攻略のポイントとマナー
LIMO / 2020年4月6日 20時45分
![コロナで『就活』にも変化⁈増えると予想される「WEB面接」の攻略のポイントとマナー](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_16789_0-small.jpg)
コロナで『就活』にも変化⁈増えると予想される「WEB面接」の攻略のポイントとマナー
例年であれば、3月会社説明会開始、6月選考開始となる就職活動。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、説明会を中止・見合わせたり、WEB説明会に切り替えるなどの対策を行う企業が増えているそう。このため、「例年と違う」ということで、不安を抱いている就活生も多いようです。
みんな不安を感じてる?新型コロナによる就職活動への影響
まず、ベネッセi-キャリア『dodaキャンパス』が、2020年2月に、同社サービスを利用中の学生向けに行ったアンケート、「新型コロナウイルスが与える就職活動への影響(https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2020/20200305_01/)」の結果を見てみましょう。
新型コロナウイルスに関する報道がある中、どのような想いをもっていますか?
・とても不安 …37.5%
・まあ不安 …45.8%
・どちらでもない …3.3%
・あまり不安ではない …12.5%
・不安ではない …0.8%
新型コロナウイルスの対応で就活に影響があると思いますか?
・影響があると思う …69.2%
・やや影響があると思う …26.7%
・あまり影響はないと思う …4.2%
・影響はないと思う …0.0%
「とても不安」「まあ不安」と、不安を持っている学生の割合は約8割(83.3%)。一方、「就活に対し、新型コロナウイルスの感染拡大が影響を与えると思うか」という問いに対しては、「影響がある」「やや影響がある」と回答した学生は95.9%と、ほとんどの学生が、影響があると考えていることがうかがえます。
なお、「どのような影響が出ると思うか」という問いに対しては、「企業によるイベント中止」が最も多く、続いて「マスク着用などの準備/相談」「合同説明会への参加取りやめ」「イベントや選考の日程変更」「Webセミナーやオンライン面談への変更」といったことが挙げられています。
増えると予想されるWEB説明会やWEB面接
以前からも、採用活動費用の削減策、採用担当者の負担軽減策として注目されていた、WEB説明会やWEB面接ですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、この方式を採用する企業が増えているようです。
ただ、前述のアンケートにおける、「遠隔でのオンライン説明会/面接についてはどう思いますか?」という問いに対し、求職活動中の面接では「利用したい」(32.5%)、「抵抗はない」(29.2%)と約6割が好意的だったのに対し、「やや利用に抵抗がある」(28.3%)「利用したくない」(3.3%)と、3割強の学生が、この方式に不安を感じているという回答をしたそう。理由としては「安定したネット環境が確保できるか」「Web上で自分のアピールがしづらそう」「企業の雰囲気や人柄もつかみづらそう」という項目が挙げられました。
ちなみに、一般的にWEB面接で気をつけたいとされていることとしては次の点が挙げられます。
インターネット環境
面接場所は、自宅など、ネット環境が安定している場所を選びましょう。なかには街なかのフリーWi-Fiを利用する人もいるようですが、これはあまりおすすめできません。電波が弱く、画像や音声の乱れがおこりがちですし、何よりセキュリティ面の不安があります。
服装(とくに下半身)や生活音
椅子に座っているからと、上半身のみを整えてWEB面接に臨む人がいますが、相手には意外と下半身の服装も見えてしまうものです。また、家族と同居している場合は、面接中に生活音が入ってしまうことがあります。あらかじめWEB面接をすることを伝えておきましょう。
カメラの位置
顔より下にカメラを設置してしまい、鼻の穴が丸見え……という失敗を耳にすることもあります。カメラは、目線より少し下に設置するのがおすすめです。
いずれにしても基本は同じ。面接や職場で心がけたいマナー
ただ、ここで気をつけたいのは、例年と異なり、WEB説明会やWEB面接が増えつつあるといっても、その根底にある企業側の思惑としては、今も昔も変わらず「企業にふさわしい人材を採用したい。」という想いです。基本のマナーを守って、臨むようにしたほうがよいでしょう。
なお、「相手を不快にさせない」のがマナーの本質。面接で面接官を不快にさせないために以下のことを心がけることをおすすめします。
・ 応募する企業をよく研究して臨む
・ 自己紹介は端的にわかりやすく
・ 結論を先に伝える
「悪口や自慢なんてしない」と思っていても、そのように聞こえる表現をすることもあります。「長くは話さない」と思っていても伝えたいこと、知ってほしいことが先に立って長話になる人も少なくありません。事前に想定質問に対する回答を考え、使う言葉や言い回しは精査しておきましょう。
ビジネスシーンでは生産性や作業効率が重視されるようになりました。もちろん合理性がすべてではなく、あえて時間や手間をかけることで相手に心地よさを提供できる場面もあるでしょう。しかし、意義を感じないマナーにはあまり固執する必要はないのかもしれません。
「ビジネスマナーをアップデートする」という考えから、不必要なマナーを取り除いた「礼儀2.0」に取り組もうと実践している動きもあります。
おわりに
通常の面接だろうと、WEB面接だろうと重視されるのは、面接で伝える内容や伝え方です。面接の方法によって、あれこれ対策を練るよりも、話す内容や順番など、中身の準備に時間をかけたほうがよいということかもしれませんね。
【参考】
ベネッセi-キャリア『dodaキャンパス』学生向け緊急アンケート「新型コロナウイルスが与える就職活動への影響(https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2020/20200305_01/)」
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