”除菌特需”の小林製薬がザラバで再び上場来高値更新! 日経平均株価は3日続伸
LIMO / 2020年4月8日 7時20分
”除菌特需”の小林製薬がザラバで再び上場来高値更新! 日経平均株価は3日続伸
【東京株式市場】 2020年4月7日
株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅3日続伸、一時マイナス圏に沈むなど荒い値動き
2020年4月7日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 18,950円(+373円、+2.0%) 大幅3日続伸
TOPIX 1,403.2(+26.9、+2.0%) 大幅続伸
東証マザーズ株価指数 636.5(+21.8、+3.6%) 大幅続伸
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,877、値下がり銘柄数:255、変わらず:36
値上がり業種数:33、値下がり業種数:0
年初来高値更新銘柄数:15、年初来安値更新銘柄数:1
東証1部の出来高は17億351万株、売買代金は2兆8,231億円(概算)となり、いずれも前日より小幅増加となりました。
前日に続き、日本政府による緊急事態宣言の施行に関心が集まり、懸念材料の1つが払拭されることを好感したリスクオンモードが高まりました。しかし、模様眺めに徹する投資家も多く、売買代金は3兆円に届かずに引けています。
そのような中、日経平均株価は荒い値動きとなりました。
米国株式相場の急反発を受け、寄り付き直後に一時+586円高まで急伸しましたが(ザラバで19,000円台回復)、徐々に上げ幅を縮小する展開となりました。
そして、後場の序盤には一時▲23円安のマイナス圏へ沈む場面も見られましたが、大引けに掛けて再び急伸して終わっています。
結局、大幅上昇の3日続伸となったものの、日中の値幅(高値と安値の差)は約610円という荒い値動きになりました。2週間前のような急落相場ではなくなりましたが、ボラティリティの高い相場であることに変わりはないようです。
なお、TOPIXも同じような値動きで大幅続伸となり、終値で5日ぶりに1,400ポイントを回復しています。
東証マザーズ株価指数は大幅続伸、売買代金は14日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は7,319万株、売買代金729億円となり、いずれも前日より増加しました。ただ、増加はしたものの、個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は14日連続で1,000億円を下回っています。
ただ、株価指数は連日の大幅上昇で続伸となりました。前日から終値で600ポイントを回復していますが、今後は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。
アドバンテストとルネサスエレが爆騰、富士フイルムHDは利益確定売りで急落
個別銘柄では、ハイテク株が買い戻される中で半導体関連株が急伸しました。
終値ベースでアドバンテスト(6857)が+13%弱高、ルネサスエレクトロニクス(6723)が+11%超高と揃って爆騰となり、東京エレクトロン(8035)も+6%高に迫る急騰、信越化学工業(4063)も+5%高に迫る大幅高となりました。
また、機械株ではディスコ(6586)が+10%高に迫る爆騰、自動車株ではスズキ(7269)が+7%高に迫る急騰となっています。
その他では、小売り株の一角にも見直し買いが入り、前日に決算を発表したニトリホールディングス(9843)が急反発し、ツルハホールディングス(3391)は年初来高値を更新しました(注:ツルハHDの終値は下落)。
さらに、医薬品株では中外製薬(4519)と除菌関連製品の売上増加が続く小林製薬(4967)が取引時間中に年初来高値更新となり(小林製薬は上場来高値更新)、トイレタリー株ではユニ・チャーム(8113)が同じく高値更新となっています。
一方、株価上昇が続いた抗インフルエンザ薬「アビガン」関連銘柄が利益確定売りに押され、富士フイルムホールディングス(4901)が一時▲7%超安の急落となり、連日でストップ高だったデンカ(4061)は一時▲11%超安の暴落となりました。
また、小売り株ではファミリーマート(8028)などコンビニ株が冴えない値動きとなり、三越伊勢丹ホールディングス(3099)など百貨店株も軒並み大幅安となっています。
新興市場(東証マザーズ)では、そーせいグループ(4565)、サンバイオ(4592)、アンジェス(4563)など医療バイオ関連株が大幅高となりました。また、農業総合研究所(3541)が連日でストップ高となり、ポート(7047)と識学(7049)もストップ高のまま引けています。
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