固定費の代表である「生命保険」みんなどれくらい払っている?
LIMO / 2020年4月12日 19時45分
固定費の代表である「生命保険」みんなどれくらい払っている?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で「収入が減るかもしれない」という不安はどのご家庭にもあると思います。収入が減った時にできることは、支出の見直しです。家計の固定費の代表である「生命保険」も見直し対象の一つです。みんなどれくらい生命保険料を払っているのか?公益財団法人 生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する 全国実態調査 〈速報版〉(https://www.jili.or.jp/press/2018/pdf/h30_zenkoku.pdf)」のデータをみてみましょう。
1. 全世帯の加入率は?
日本人は生命保険の加入率はどれくらいなのでしょう?公益財団法人 生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する 全国実態調査 〈速報版〉(https://www.jili.or.jp/press/2018/pdf/h30_zenkoku.pdf)」には、今回の調査では、生命保険の世帯加入率は全生保で88.7%(前回89.2%)と、わずかではありがなら前回を下回っていることがわかります。10人のうち約9人はなんらかの保険に加入していることになります。
この調査は、いつ頃からどれくらいの頻度で行われているのでしょか?前出の資料に「昭和40年以来3年に1回の割合で行っているものである」とあります。過去の加入率は、平成6年には93.7%でしたが平成30年には88.7%になっており、24年間で5%下がっていることが分かります。
2. 一世帯で何件の保険に入っている?
自分の家庭が何件の生命保険に入っているか、すぐに答えられますか?生命保険の見直しをする際、何件の保険に入っているかも一つの目安になります。上述の生命保険文化センター調査によると「世帯加入件数は全生保で3.9件(前回3.8件)と横ばい」とあります。自分の家庭と比べて多いでしょうか?少ないでしょうか?
3. 一世帯当たり、保険料いくら払っている?
さあ、今度はいよいよ気になる、一世帯当たりいくら保険料を払っているか?の調査です。上述の生命保険文化センター調査によると「生命保険(個人年金保険を含む)の世帯年間払込保険料は、全生保で38.2万円」とあります。1ヵ月あたり約3.2万円です。多いと感じますか?少ないと感じますか?
4. 死亡保険金の平均は?
就職したての頃、会社に出入りしている生命保険のおばちゃんに話しかけられ「就職したんだから生命保険に入っておかないと」と促されるままに生命保険に加入した経験、ありませんか?結婚や出産などの保険の見直しのタイミングで初めて「こんなにいっぱいの生命保険、必要なかったかも」と後悔した経験、ありませんか?そして、自分が死んだらいくら保険金が出るのか?把握できていますか?
上述の生命保険文化センター調査によると「世帯の普通死亡保険金額(全生保)の平均は2,255万円(前回2,423万円)と前回に比べ168万円減少した。」とあります。また「時系列でみると、民保は減少傾向が続いており、前回から256万円の減少となっている。」とあります。また、平成18年は3,344万円でしたので、12年で1,089万円の減少になっている
という驚きの事実です。
5. 収入の何割が生命保険料?
収入に占める保険料の割合も気になるところです。上述の生命保険文化センター調査の「生命保険(個人年金保険を含む)加入世帯における年間払込保険料の世帯年収に占める割合」をみると「全生保では7.2%(前回7.4%)」とあります。年収が600万円の場合は43.2万円で月に3.6万円、400万円の場合28,8万円で月に2.4万円です。
生命保険に限らず、税金のこと、投資のこと、社会保険のこと、家計管理方法、ローンの仕組みなど。外出自粛中、お金のことについて勉強してみるのもいいかもしれません。
【参考】
公益財団法人 生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する 全国実態調査 〈速報版〉(https://www.jili.or.jp/press/2018/pdf/h30_zenkoku.pdf)」
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