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「原則屋内禁煙」義務化でさらに悪化!?「義理実家の喫煙問題」にどう向き合うか

LIMO / 2020年4月14日 10時15分

「原則屋内禁煙」義務化でさらに悪化!?「義理実家の喫煙問題」にどう向き合うか

「原則屋内禁煙」義務化でさらに悪化!?「義理実家の喫煙問題」にどう向き合うか

4月1日より改正健康増進法(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html)が全面施行され、これにより、受動喫煙を防止するための取り組みとして、学校や病院などの施設では敷地内禁煙、オフィスや飲食店、ホテルなど多くの施設でも原則として屋内禁煙となりました。

外出先で受動喫煙をすることはなくなっても、なかなか避けることが難しいのが義理実家での義父・義母からの受動喫煙。お正月や大型連休などの帰省時に「孫の顔は見せたいけど、タバコの煙や臭いが気になる」「自分の親じゃないから嫌な顔もしづらい…」などと毎回モヤモヤしている方も少なくないようです。

そこで今回は、「義理実家の喫煙問題」について考えてみたいと思います。

義父・義母の喫煙、どう思う?

「義父や義母が喫煙者」という方たちは、「義理実家の喫煙問題」についてどのように考えているのでしょうか。実際にお話をお伺いしてみました。

・「夫の父がヘビースモーカーです。妊娠中や子どもが赤ちゃんの頃は別室で喫煙してくれていましたが、子どもの成長とともにいつの間にか同じ部屋で喫煙するようになっていましたね。でも義理実家にお邪魔している身なので仕方ないかなと諦めています」

・「妻の両親ともに喫煙者です。僕たち家族が来た時は庭で吸ってくれているようなのですが、とにかく家じゅうがタバコ臭い(笑)。自宅に帰ってくると服や持ち物全部が臭くなっているので、毎回洗ったり消臭スプレーをかけたりしています。でも、何も言えません(笑)」

・「私はタバコを吸う人がすごく嫌。なので、喫煙者(義父)がいる義理実家にもなるべく行きたくないんです。でも、子どもたち全然気にしていないみたいで…辛いですね」

・「お義父さんが喫煙者ですが、夫も私もそれほど気にしていないですね。喫煙するもしないもお義父さんの自由だし、自分の家でもないので。受動喫煙を気にしすぎて義理実家との関係が悪くなるくらいなら、少しの間くらいはスルーすることも大切かなと」

今回お話を伺った方たちの多くは「できることなら喫煙して欲しくはないけれど、義理実家なので仕方がない…」そんなふうに考えて、なんとかやり過ごしているようでした。反対に、自分の実家に喫煙者がいる場合は「子供の前では吸わないように強く言っている」「父(母)と毎回喧嘩になる」など、比較的はっきりと嫌煙の意思表示をされている方も散見されました。

モヤモヤするのは煙だけではない

「義父や義母が喫煙者」という方の中には「タバコの煙がイヤ」といった喫煙そのものに対して嫌悪感を抱いているだけではなく、次のようなことにモヤモヤしている人もいるようです。

・「義理の父は子どもがいても気にせずガンガン喫煙するタイプで。義理実家に行く度に夫に『目の前で吸うのはやめてとお義父さんに言って』とお願いするのですが、毎回夫の言い方がすごく弱くて伝わらず…余計にイライラします」

・「義理の母は女手一つで主人を育てて大学にまで入れてくれた立派な人です。でも、私の妊娠中でもお構いなしに目の前でタバコをスパスパ…。喫煙に関しては同じ女性としてどうかと思います。正直、私のこと嫌いなのかな?って思っちゃいますね」

・「夫は電子タバコを吸いますが、自宅ではベランダで吸っています。でも、義理実家ではなぜか義理の父や兄と一緒になって紙巻きタバコを部屋の中で吸うんですよ。そのことを一度やんわりと指摘したら『俺の実家だからいいだろ!』って激怒。義理実家に行くたびになんだか嫌な気分になりますが、もう何も言う気にはなりません」

受動喫煙は肺がんや脳卒中といった病気を引き起こすリスクを高めると言われています。それにも関わらず非喫煙者の前で平気で喫煙をするという行為に、非喫煙者である方々は「どういうつもりなの?」「身内ならいいの?」といった不満を持っているようです。また、本来頼りなるはずのパートナーの態度に苛立つなど、二次災害的なトラブルも見られます。

非喫煙者は「義理実家の喫煙問題」にどう立ち向かうべきか

喫煙者には、たとえそこが自宅であったとしても、非喫煙者がいる以上はマナーを意識した喫煙をして欲しいところです。では、非喫煙者が「義理実家の喫煙問題」に対してできることにはどのようなものがあるでしょうか。非喫煙者の方々が実践していることをお伺いしてみました。

・「義理実家に行っても公園や買い物に行くなど、極力外出するようにしています」
・「義理実家に行くのではなく、なるべく自宅に招くようにしています。もちろん禁煙」
・「タバコを吸い始めるとあからさまに別室に移動する」
・「電子タバコをプレゼントして、私たちがいる時は電子タバコを吸うように夫にお願いしてもらいました。少しでもマシかなと」
・「窓を閉め切る時期(エアコンを使う時期)は極力行かないようにしている」
・「子どもが『じいじのおうちクサイ』と言い放って以来、私たちの前で吸わなくなりました(笑)」

禁煙を迫るようなことはしないものの、タバコの煙をなるべく避ける行動をされている方が多い印象です。ほかにも、子ども(孫)のひと言や行動で、義父・義母の行動が変わるパターンも少なくないようです。

まとめ

いくら自分の家だからといって、また、いくら相手が身内だからとはいえども、喫煙者である義父・義母は受動喫煙についてよく理解し、非喫煙者に対してルールを守る、自宅であってもマナーを意識した行動をとるべきでしょう。しかし、反対に考えれば義父や義母にも喫煙する自由はあり、ましてや義理実家は彼らにとって最も自由に過ごせる場所でもあります。よくも悪くも、ずっと関係が続く間柄であるからこそ、お互いがお互いを気遣うことが大切ですね。

参考:厚生労働省「受動喫煙対策(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html)」

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