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30代はどのくらい貯蓄しているもの? 30代のお金事情と将来の悩み

LIMO / 2020年4月17日 20時15分

30代はどのくらい貯蓄しているもの? 30代のお金事情と将来の悩み

30代はどのくらい貯蓄しているもの? 30代のお金事情と将来の悩み

30代になると、仕事では部下を持つ立場になったり、プライベートでは結婚して子どもができたりなど、人生における基盤ができる年代といえるでしょう。また、収入や生活環境により、収入や貯蓄に差がつき始める時期でもあります。そこで今回は、気になる30代のお金事情と将来の悩みについて紹介します。

自分は人より多い? 少ない? 30代のお小遣い・貯蓄・収入

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、2020年3月に「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020(http://www.smbc-cf.com/news/datas/chousa_200312.pdf)」(対象:20代1000人、30代500人、40代500人)を発表。

まず、お小遣いの月平均額は20代28,760円、30代26,684円、40代27,085円と、30代が一番少ない結果となりました。

また、30代の貯蓄の調整平均額※は183万円で、20代の平均貯蓄53万円の3倍以上です。ただし、貯蓄が「50万円以下」が25.8%、「貯蓄ができていない」も20.0%と、貯蓄がほとんどないという人たちも半数近くを占めます。

※当該設問では、上位数%のデータにみられた極端な値の影響を除外するため、10%調整平均(上位と下位からそれぞれ10%のデータを除外して算出した相加平均)を利用

一方、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和元年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/movie/yoron/futari/2019/)」によると、30代の年間手取り収入分布は以下の通り。500万円未満で5割近くになっています。

収入はない…0.0%
300万円未満…11.3%
300~500万円未満…33.6%
500~750万円未満…39.9%
750~1000万円未満…8.6%
1000~1200万円未満…4.0%
1200万円以上…2.7%

30代が抱えるお金の悩み・仕事の悩みとは?

では、仕事でも家庭でも責任ある立場になってくる30代は、どんなことで悩んでいるのでしょうか。

仕事がなくならないか不安

銀行で働くAさんは、自分の仕事がいつかなくなってしまうのではないかと不安な気持ちを抱きながら働いているといいます。銀行といえば、かつては安定した職場として人気の就職先でしたが、今はAI技術の発展で、定型業務から顧客からの問い合わせなどまでITによる対応ができるようになっているのだそうです。

そのため、プログラミングなどの勉強を促されるものの、新しい知識を一から身につけるのは簡単なことではなく、「大量リストラ時代が来る」などという話を聞くと、自分は大丈夫だろうかと心配になってしまうといいます。

専業主夫になりたい夫

起業して働くBさんは、サラリーマンの夫と共働きで生計を立てています。収入源が2つあり、働き方も違うのでリスク分散になるのはメリットだと感じているそうです。ただ、収入はBさんの方が多いのにも関わらず、家事や育児もすべてBさんが担っているとのこと。

一方、夫は職場でのストレスからやる気を失っているようで、「専業主夫になりたい」とこぼすそうです。これまで家事や育児をやってきたわけでもないのに、収入までなくなってしまえば支えきれないと悩んでいるといいます。

家のローンが重荷に感じる

独身でマンションを購入したCさん。資産ができたという満足感はあるものの、お金のことで悩むこともあるといいます。固定資産税やローンなど、トータルで払う金額は賃貸時代と変わらないのに、持ち家ということで言葉にできないプレッシャーを感じてしまうようです。

たとえば、自分や親が健康を害するなどで急な出費がかさみ支払いが厳しくなっても、賃貸のように気軽に引っ越すというわけにはいかないと、時折言いようのない不安にかられることもあるのだそうです。

30代は資産形成の始めどき

結婚していても独身でもなにかとお金がかかる30代。結婚や子育てで余裕がないと感じる方も多いかもしれませんが、実は30代は資産形成を始めるのにはちょうどいいタイミングなのです。

20代は自分のスキルアップのために投資して、ビジネスパーソンとしての土台を作っておきたい時期。一方、仕事に慣れて収入にも余裕が出始めた30代は、子供の教育資金や老後資金など、より具体的な人生の目標を立てやすく、それに向けた貯蓄にも身が入ることでしょう。

特に、個人型確定拠出年金のiDeCoやつみたてNISAであれば、非課税制度のメリットを享受しながら毎月一定金額の貯蓄ができます。こうした積立投資では時間を味方につけることが大切。30代から少しずつ毎月積み立てをすることで、将来を意識した資産形成を始めると良いのではないでしょうか。

お金に余裕ができてくると将来の不安も和らぎますし、キャリアアップのための転職などにも積極的に挑戦できるようになるでしょう。将来への備えが十分でないと感じているのであれば、ぜひ意識的に貯蓄を始めてみてくださいね。

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