離婚寸前の冷え切った夫婦関係…修復可能?実例3パターン
LIMO / 2020年4月18日 20時45分
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離婚寸前の冷え切った夫婦関係…修復可能?実例3パターン
自粛がつづき、コロナ離婚、コロナ別居という言葉がでてきましたが、現代において「離婚」という選択肢は決して珍しいものではありません。厚生労働省が2019年12月に発表した「令和元年(2019)人口動態統計の年間推計(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei19/dl/2019suikei.pdf)」によると、2020年の離婚件数は21万組にもなるという推計が出ています。
今現在、離婚を考えつつもなんとか夫婦関係を維持しているという家庭もあるかもしれませんね。しかし実際、愛のない生活を続けるのは苦痛も伴うもの。冷え切った関係であればなおさらです。破綻しかけた夫婦関係を改善に導いた、3組の夫婦をご紹介します。
「夫はATM」と割り切っていたAさんのケース
夫の交友関係や仕事上の付き合いに嫌気がさしたというAさん。子供が生まれて育児に奮闘しているときでも、夫は理由をつけて外出してばかり。まだ小さな子供を抱え、Aさんは日々孤独を感じていたのだそう。
「一番助けてほしい時期に助けてくれず、夫婦でいる意味を見失いました。離婚も考えましたが、私は専業主婦。夫のことはATMだと割り切り、日々を過ごしていました」
しかしそんな日々も長くは続きませんでした。子供が4歳になった頃、我慢の限界に達したAさんは子どもを連れて実家に帰省。離婚に向けて仕事を探し、家庭裁判所を通じて夫と離婚の話し合いをはじめました。
そこまできて、やっと夫の態度に変化が。話し合いを続けるうちに、夫からやり直したいと申し出てきたそう。それでもAさんは悩み続け、別居期間は約8ヵ月続きました。最終的に、やり直したきっかけはなんだったのでしょうか。
「やはり子供に負担をかけていることを感じたためです。仕事をすることで気持ちも変化し、夫に対して無理解だった部分もあったなという反省も出てきました」
悩みぬいた末、Aさんは夫とやり直す道を選んだそう。はじめはぎくしゃくしていましたが、今は仲間としての連帯感が生まれ、なんとかやっているそうです。
想像以上の価値観の違いに戸惑ったBさんのケース
「付き合っているときは、私とはまったく違う価値観が新鮮だと感じていました。まさか結婚後にここまで悩むとは…」
そう話すのは、結婚10年目を迎えるBさんです。都心で育ったBさんに対し、田舎で自活に近い生活を送っていた夫。付き合い始めた当初は、おおらかで器が大きく、頼りがいのある印象を持っていたそう。
しかし、子どもが生まれ、その価値観・生活環境の違いは違和感に変化したといいます。育児方針や将来設計でまったく意見が噛み合わず、結婚前は一度もしなかった喧嘩が頻発。夫の勤務時間が不規則だったこともあり、どんどん生活リズムがずれて家庭内別居状態だったといいます。そんな状況を打破したのは、思いがけない気持ちの変化でした。
「夫の価値観を育てた義母を腹立たしく思うときすらあり、帰省も拒否。しかしある日、ここまで生活環境が違ったのだから、考え方のベースが違って当然なのだという当たり前のことに気づいたのです。一緒に過ごすうちに、その当たり前の部分を見失っていました。
相手をもっと理解しなくてはと視点を変えたら、譲歩するべきところが見えてきたのです」Bさんの歩み寄りの姿勢を感じ取ったのか、それから徐々に夫の態度も軟化。今では二人で晩酌しながら、子供時代のことを笑いながら語り合う仲だとか。将来設計についても建設的な話し合いができるようになったといいます。
大恋愛からの結婚。産後一気に冷めてしまったCさんのケース
ドラマのような大恋愛を経て結婚したCさんは、一気に燃え上がり、産後に一気に熱が冷めてしまったというパターン。
「産後クライシスというやつでしょうか、産後に喧嘩することが増えてしまって、夫の顔を見るだけでイライラ。せっかく子供が生まれたのに、どんどん関係は冷え切る一方でした」喧嘩をすると1週間は口をきかないときもあるというCさん。夫の仕事も忙しくなり、すれ違いの日々を過ごしていました。気づけば2年、ほとんど口をきいていなかったそう。
もうダメかも、と覚悟を決めていたCさんの気持ちを変えたのは、ある日夫がしてくれたサプライズでした。二人が付き合い始めてから5年目の記念日に、夫はCさんが欲しがっていた財布をプレゼントしてくれたのです。出産してから余裕がなくなり、誕生日や結婚記念日といったイベントを祝うこともなくなっていたCさんは、涙が出るほど嬉しかったといいます。
「夫にこれが欲しいと伝えたことはなかったので、自分を見ていてくれたのだということが実感できたのです。パートナーを大切にしているという気持ちを、ちゃんと伝えていくことの大切さを再確認しました」
Cさんは今、貯金を頑張っているそう。結婚10年目に、サプライズでいつもより盛大なお祝いをしたいと考えているそうですよ。
心地よい夫婦関係を維持するために
どのパターンの話を伺っても、やはり大切なのは「歩み寄り」ではないでしょうか。どちらかが我慢をしたり、意固地になり続けたりするなかで良い関係を築き上げるのは難しいものです。お互いに相手を理解し、ときには譲歩することも必要でしょう。冷え切っているからとそっぽを向いてしまう前に、もう一度相手と向き合ってみるのもいいかもしれませんね。
【参照】厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計の年間推計(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei19/dl/2019suikei.pdf)」
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